思い出の重賞2022.11.24~ジャパンカップ、京阪杯、京都2歳ステークス:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

思い出の重賞はジャパンカップを含めた3重賞です。

思い出のジャパンカップ

今年は外国馬が4頭参戦で血統や戦績的にも面白い馬が出てきますので予想のしがいのあるジャパンカップになると思いますが、今回取り上げる思い出のジャパンカップは、、、。

1998年第18回ジャパンカップ。勝ち馬はエルコンドルパサー

エルコンドルパサーは今や説明不要の名馬中の名馬です。このジャパンカップに出走する前からかなりな強さという事はわかっていました。ダート戦でデビューして圧勝。続く条件戦もダートで圧勝。その後、芝の共同通信杯を使いますがその共同通信杯が雪のためダート開催となりますが勿論そこでも圧勝。初芝がどうかと言われていたNZTで初芝をあっさりクリアしてそのままNHKマイルカップを勝利してG1初勝利。そのまま休養して秋に備えます。秋初戦はサイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーの3頭が出走して今や伝説になっている毎日王冠でサイレンススズカの2着となります。当時の外国産馬は天皇賞へ出走できませんでしたので次走がこのジャパンカップになったわけです。このジャパンカップのメンバーは超豪華で日本からは女傑エアグルーヴ、同じ4歳(旧馬齢)のダービー馬スペシャルウィーク、ステイゴールドやシルクジャスティスも参戦しています。外国馬はチーフベアハートやマックスジーンといった面々です。そのころのジャパンカップは4歳馬(旧馬齢)が勝利したことがなかったのですが、この年はダービー馬とNHKマイルカップ馬が共に参戦という事で人気も集めていました。1番人気がダービー馬スペシャルウィークで2人気は前年2着のエアグルーヴとなり、3番人気にエルコンドルパサーという人気順でした。当時を思い返すとエルコンドルパサーの3番人気は距離不安説もあったりしたのでその事も影響していたかもしれません。

レースは当時の逃げ馬と言えばこの馬というイメージのあったサイレントハンターが逃げて外国馬ウンガロが2番手でエルコンドルパサーはその後の3番手、続いてエアグルーヴとスペシャルウィークが同じような位置でレースを進めます。レースはそのまま進んで4コーナーを回ります。直線に入って逃げ馬を内に見ながらエルコンドルパサーが先頭に立ちます。その内からエアグルーヴも伸びてきてエルコンドルパサーに遅いかかります。2頭の外からスペシャルウィークも一瞬内側にヨレてながらも2頭を追いかけます。あとはこの3頭の独壇場となりますが、エアグルーヴはエルコンドルパサーに並びかけそうになりますがエルコンドルパサーがさらに伸びて差を拡げていきます。スペシャルウィークはそとから懸命に2頭を追いかけますが差は詰まらず、エルコンドルパサーがエアグルーヴに2馬身1/2差を付けての完勝。エアグルーヴとスペシャルウィークの差は1/2馬身でした。4着のチーフベアハートはスペシャルウィークから2馬身離されていたので3強が強いレースをしたことになりますが、1着になったエルコンドルパサーの強さが際立ったレースとなりました。その後はフランスに長期間滞在してフランスのG1とG2を勝利して凱旋門賞に挑みましたが、本当に惜しい2着となり引退。生涯成績も11戦8勝2着3回とパーフェクトな戦績で現役を終えました。惜しむらくはその後早逝してしまい、産駒を多く残せなかった事でしょうか。そのエルコンドルパサーが凱旋門賞2着と並んで最も強いと思わせてくれたレースがこのジャパンカップではないでしょうか。そんなエルコンドルパサーの強い姿をご覧ください。

思い出の京阪杯

京阪杯はジャパンカップの裏開催の1200m戦として定着していますが思い出のレースは、、、。

2017年第62回京阪杯。勝ち馬はネロ

ネロと言って思い出すのは短距離の快速逃げ馬で芝でもダートでも走った馬という事ですが、前年のこのレースを勝っていましたが、この年は9番人気と低評価でした。というのもその前年の京阪杯を4馬身差での圧勝後に5戦しましたが勝利がないどころが2,3着もない状況での出走だったからです。ヨハネスブルク産駒という事で、早熟でもう終わったと思われていた部分もあったと思います。ところがこのレースでは得意の逃げに持込み7着までがクビ、クビ、クビ、ハナ、アタマ、クビの接戦をものにしました。まさに逃げ馬は買い時が難しいという典型的な結果になったと思います。そんなネロが逃げ粘ったレースをご覧くださいと言いたいところでしたが動画がありませんので、前年圧勝の映像をご覧ください。

思い出の京都2歳ステークス

京都2歳ステークスは元々はオープン特別競走の「京都3歳ステークス」として1959年から続ている伝統あるレースですが、2歳レース拡充に伴い重賞に格上げされた2歳重賞として定着してきています。そんな京都2歳ステークスですが、思い出のレースは、、、。

2016年第3回京都2歳ステークス。勝ち馬はカデナ

カデナはつい最近まで現役でイクイノックスの勝った天皇賞へも出走していました。8歳まで現役を続けた馬でしたが、全4勝中3勝を3歳春までにあげており、早熟かとも言われていましたが、その後も重賞戦線に出続けて6歳時には小倉大賞典に勝ち久しぶりの重賞制覇もありながらダート重賞でも5着になるなど、最近では珍しく長く第一線で活躍しました。そんなカデナの重賞初制覇のレースがこの京都2歳ステークスでした。レースは10頭立ての8番手を進み、直線では先に抜け出していた1番人気のヴィルヘルムを上がり33.6の末脚で1馬身1/4差を付けてゴール。1頭だけ33秒台のディープ産駒らしい末脚で強さが際立つレースだったと思います。その後は年明けの弥生賞も勝ちクラシックの有力候補となりましたが、、、。先述した通りとなっています。弥生賞までと弥生賞後の戦績がここまで違う馬も珍しいかもしれません。種牡馬になれるようなので今後は産駒に期待したいです。そんなカデナの強いレースをご覧ください。

今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。



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