息子の高校野球が終って思った事、感じた事①~中学から高校への進路の選び方と実際の進路について~計画的に甲子園に出場させる事は可能か?

中学野球

息子が学童(少年)野球を始めてからから中学野球、高校野球の道を進んで10年。ようやく長くも短い時間が終りました。
2022年夏の甲子園は皆さんもご存知の通り仙台育英高校が優勝。深紅の大優勝旗がはじめて「白河の関」を越えて東北の地に辿り着きました。
そんな盛り上がたった甲子園を目指して息子も頑張りましたが、、、、。学童(少年)野球、中学野球から高校野球に進み、高校野球生活を応援しつつも見守って思った事、感じたことを全3回で書きたいと思います。
先ずは第1回目の中学から高校への進路の選び方と実際の進路についてお話しします。

中学から高校への進路の選び方と実際の進路について

息子の中学野球は住んでいる地域のリトルシニアリーグのチームへの入団から始まります。小学校6年の冬に中学での硬式野球クラブチームへの入団を決めるべく自宅から通える5,6チームの体験会に参加しました。学童の同じチームの子と一緒のチームに入るという事は決まっていましたので、その子の保護者も含めて一緒に行動しました。ありがたい事に一緒に動いた子共々、行く先々で入団のお誘いを受けました。「月謝を優遇するから」なんて言われたりもしましたが、結局は子供の意思を尊重して住んでいる地域にある硬式野球クラブチームに入団しました。

そのチームの同じ世代の人数は多くなかったのですが(20人弱)、粒ぞろいの非常に良いチームでした。保護者の結束も強く、色々な大会に出場して準優勝2回、3位2回という成績を残しました。全国大会にはあと一歩及でしたのでそこは悔やまれますが、今となっては良い思い出となっています。
そのようなチームでキャプテンでキャッチャーをやらせてもらっており、学童から一緒にやっている子はエースで4番という事で2人ともチームの中心的な存在として活動していました。

中学の硬式野球クラブチームだとチーム自体に歴史があり、その地区でも毎回優勝争いをするようなチームは普段の練習の時にも各高校からスカウトの方や監督さんが見に来る事がよくあります。もう1つは各地で開催されている大会にも監督さんやスカウトの方々が観戦に来ます。幸い息子のチームも大会でも好結果を残す事も多かったので、普段の練習にも高校の監督さんやスカウトの方がいらっしゃっていましたし、大会に出場していても監督さんやスカウトの方の目に留まることも多かったと思います。そんな状況で息子も含めて2人とも個人成績も非常に良く、息子はリーグの地区代表として台湾遠征を経験していましたし、学童から一緒にやっていた子はリーグの日本代表としてアメリカ遠征も経験しました。
そんな2人でしたので進路が決まる前までに何校かから声をかけていただく状況でもありました。進路決定が早い子は2年生のうちにほぼ決定してしまう子もいるようです。我が家の場合は中学2年から3年生になった春頃に高校への進学へ向けてどういう進路に進むかを具体的に考え始めました。
息子の希望は

甲子園に行ける確率のより高い高校に進学する

学童から一緒にやってきた子と同じ高校で一緒に野球をやる

この2つが譲れない条件となりました。

2人はとても仲が良かったこともありこの2つの条件は一緒にやってきた子もその保護者も同じ考えでいてくれました。

中学野球を硬式のクラブチームに入れた時から親も含めて甲子園は意識していましたが、2人の中学野球での活躍を目の当たりにして「計画的に甲子園に出場させることができるのではないか」とも思うようになりました。

そうなると息子たちの希望でもある「甲子園に行ける確率のより高い高校に進学する」が一つ目のクリアしなければならない課題となりました。

自宅は関東にありますが、関東の強豪校に進んだとしても各都県の大会を勝ち抜くのは試合数も含めて容易ではありません。またライバル校も多く存在しています。そうなると強豪校に入ったとしても甲子園への道は遠くなると考えていました。

実際に夏の各都道府県大会の決勝までの試合数は出場校が多い都道府県で最大で7回となります。それが出場校が少ない県だと5回となります。

この2回の差をどう考えるかですが、7回勝たなければならなくしかもライバル校も多い都府県で野球をやるのか、5回勝てば甲子園でしかもライバル校もそんなに多くない道府県で野球をやるのかどちらか、、、。という事で関東ではない地区への進学を模索しました。

もう1つが「一緒の高校に行けるか」どうかでしたが、、、。

これは見に来た監督さんやスカウトの方々が2人をセットで見てくれるかどうかも含めて一番の不確定要素ではありました。ただ、当時のチームの監督との話の中で何とかなるかもしれない状況になりました。

結果は、、、、。
奇跡的なご縁があり、他県の強豪校に2人同じ条件(特待)で行けるという事になりました。

奇跡的なご縁と言うのは大袈裟かもしれませんが、かなりの偶然とご縁が絡まりあって最終的に他県の強豪校に2人揃っての進学が決まりました。

高校への進路が決まった時に中学硬式クラブチームについて分かった事、感じた事

チームが伝統あるチームだと良い話がくる確率が上がります
チームが伝統あるチームだと高校進学へのパイプがある事が多いです
複数の大会で好成績をあげられるチームには良い話がくる確率が上がります
個人としても活躍すれば声がかかる確率は上がります
リーグによっては地区代表の海外遠征の話やリーグの日本代表の話もあり、実際に選ばれれば高校進学にさらに役立ちます
「特待」での進学は実際にあります

チーム自体の成績ですが、野球というのはチームスポーツですのでチーム全体の話になりますので、例え有名なチームや伝統のあるチームを選んだとしてもその世代が強いかどうかは結局は入ってみて一緒に戦ってみないと分からないのが難しい点です。
ですが、そこがうまくクリアされれば色々な高校の関係者が視察に来る事もありますし、試合会場で目に留まることも増えてくるわけです。

また、野球界は縁や繋がりが非常に大切になってきます。チームと高校の繋がり、監督やコーチの出身校との縁、身内でも兄弟だった場合は兄が進学した高校とは縁ができるわけですからそのような縁や繋がりを大事にして選手の力と縁や繋がりも含めてしっかりとタイミングが合えば希望する高校への進学も夢ではありません。

そういう意味も含めて、中学野球だけでなく高校野球まで視野に入れていて、更に甲子園出場まで考えているのであれば硬式野球のクラブチームに入ることが高校野球強豪校への進学の近道にはなると思いますし、実際に肌で感じた事です。

第2回目は実際に進学して高校野球生活を見守って思った事、感じた事を書いていきます。





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