コンダクトレス
21/1/14 栗東TC
13日に栗東トレセンへ移動しました。「先週の競馬はまさかの除外となってしまいましたが、こればかりはどうにもならないことだったので、すぐに切り替えて今後の調整にあたっていました。これまでの走りから考えると理想の条件は中距離になります。関東圏の自己条件だと、4週目に組まれている中山の1800mがまず挙がるものの、そこだとスタートから最初のコーナーまでの距離が短いので先行したいこの馬にとって争いが激化した時に辛くなる可能性があります。あとは1ヶ月待って東京の2週目にある2400mということになるのでしょうが、そこだと少し長く、最後のレースになるかもしれないと考えるとちょっとどうかなと思えました。愛知杯という選択も頭のなかをよぎりましたが、新潟牝馬Sでチャレンジさせてもらって敵いませんでしたし、ひとつでも勝ち星を加えていいお母さんとして迎えてもらえられる可能性をより高められればということを一番に考えて、やはり自己条件にすべきだろうと判断しました。そこで月末に組まれている中京の2200m戦が現実的だろうと判断しましたが、輸送と環境の変化に堪えてしまう馬です。美浦から中京だと前日移動で一泊することになり、このパターンだと結構減ってしまいます。そこで考えたのが栗東入りでした。栗東から中京だと当日移動になりますし、出発がいくらかゆっくりめで、競馬場での滞在時間を少なくできるという利点があります。ちょうど他にも栗東へ連れていく馬がいたものですから、クラブと相談して、最善の策を尽くそうということになり、今週移動させていただきました。昨日移動し、無事に到着しています。ふなゆすりこそするものの落ち着いてはいて、精神状態は悪くなさそうですが、案の定、体は減っています。出発前は497キロで、到着直後は490キロ、今朝量ると482キロまでに減っていました。おそらく、美浦から直接中京へ行くとこのような流れで体が減ってきた状況で競馬となっていたことでしょうが、栗東から中京であれば少なくとも今回で言う490キロから482キロの減り分はなくすことができるのではないかと見ています。輸送して脚はスッキリしていますが、移動前に鉄を打ち替えた後に少しだけ張りが見られたこともありました。環境にも慣らすことを考えると、今週はじっくりと動かすことに終始して経過を見ていき、良ければ週末もしくは来週から少しずつ時計を出していくようにします」(小島師)31日の中京競馬(美濃S・芝2200m)に出走を予定しています。
先週がまさかの除外で目標レースが変更。中京開催という事で栗東TCに入ったようです。小島先生は本当に馬優先で考えてくれており、最後になるかもしれないレース、何とかあと2週でさらに上向きでの出走を期待したいですね。
プロスペリティ―
21/1/13 小倉競馬場
10日に小倉競馬場へ移動しました。13日は小倉ダートコースで追い切りました(70秒8-56秒5-41秒9-12秒7)。「先週の追い切り後の様子に変わりはありませんでしたので、予定通り週末に小倉へ移動しました。土曜日に美浦を出発して、日曜日に無事到着しています。体調面の不安を見せることもなかったようで、火曜日に軽く動かし、今日、水曜日に最終追い切りを行いました。ダートコースで長めから終い重点で伸ばしたところ、馬なりのまましっかりとした脚取りで最後まで駆けられていたということでしたね。調子は良さそうなので楽しみにしています。適性に関しては判断が分かれるところですが、前走の競馬で周りを気にしている感じがしたということでしたので、1200mだと気持ちの面で対応しきれないかもしれないとも思えました。距離が長いとどうだろうと思うところもあるので今後再び1200mを検討する可能性もありますけれど、今回はゆったりと運べる中距離を選ぶことにします。スタートの出方や周りの動向もあるでしょうが、ストレスを受けない形を取ることができればまた違った走りを見せてくれるかもしれませんし、何とか違った一面を見せてもらいたいですね。鞍上は団野騎手にお願いをしてあります」(和田雄師)16日の小倉競馬(4歳上1勝クラス・牝馬限定・芝2000m)に団野騎手で出走を予定しています。
転厩してから3戦目。今回は小倉で2000m、適性がつかみ切れていない状況も、体質はしっかりしてきており本格化一歩手前ぐらいと考えたいですね。新味を期待したいです。
ヴェルナー
21/1/12 NFしがらき
坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「年末年始も基本的には坂路では普通キャンターベースで乗り込みを続けていました。4日の週からはジワッと終いを伸ばす調教も取り入れ始め、この中間は坂路では16-15程度まで進めています。体調も変わりなく来ており、この感じならさらにペースアップしていっても問題なさそうです」(NFしがらき担当者)
病気後休養も十分で、そろそろペースアップ。春先の復帰に向けて成長していてくれることを祈るばかりです。
テネイシャスの19
21/1/15 NF早来
馬体重:483kg
年末年始はリフレッシュも兼ねてウォーキングマシンなど軽めの運動に留めていましたが、少しずつ元の調教に戻しており、現在は馬場での乗り運動を再開しています。左飛節後腫に関しては日によって大きく見せるなどまだ安定していませんが、この中間は試し乗り程度に週1日、坂路でハロン15~16秒のキャンターも取り入れており、今後も様子を見ながら調教メニューを組んでいきます。健康面は引き続き問題なく、カイバをしっかり食べられていることで首回りや背中、トモなど全体的に筋肉が付いて幅が出てきています。また体力が備わってきていることで調教の動きにはいい意味でまとまりが出てきている印象を受けます。
脚に若干の不安はある様子ですが、それ以外は順調そのもの。早期デビューを目指して頑張ってほしいです。
各馬のコメントはキャロットクラブ様の許可をいただいています。
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