今週は芝、ダート共にG2のAJCCと東海ステークスが行われます。それぞれ思い出の重賞を紹介します。
思い出のAJCC
AJCC、アメリカジョッキークラブカップの略称ですが1月の中山のG2として長らく愛されている定番G2です。そんなAJCCですが、思い出のレースは、、、。
2019年第60回AJCC。勝ち馬はシャケトラ
シャケトラはマンハッタンカフェ産駒でG2を3勝した名馬ですが、長い休養期間を乗り越えての競争生活でこのレースを勝って更に続く阪神大賞典も勝ちいよいよG1制覇も見えてきたところで骨折で予後不良となった悲運の馬でもあります。このレースも約1年1か月ぶりの出走で7番人気の評価を覆して勝利したレースでした。このレースの1番人気は前年の菊花賞を制して参戦してきたフィエールマンでしたが、そのフィエールマンの猛追を凌ぎ切っての勝利となっています。G1馬を従えてしかも1年1か月振りのレースでの勝利でしたので能力はG1級だったと思います。それでもこのレースでは買えずに痛い思いをしました。と同時に調教技術の進歩に驚かされもしました。この頃ぐらいから休み明けの馬でも積極的に馬券検討に加える事に抵抗がなくなってきた時期でもありました。この後は先ほど書いたように阪神大賞典を完勝して初G1制覇が期待された天皇賞を前に、、、。そのまま無事なら種牡馬にもなっていたかもと思うと残念でなりません。そんなシャケトラの強い姿をご覧ください。
思い出の東海ステークス
東海ステークスはその昔はウインターステークスの名称で中京ダート2300mのG2として暮れに行われていましたが、現在はダートレース体系の整備でこの時期の中京1800mのG2で名称も東海ステークスとなりフェアリーステークスのステップレースとして定着しています。そんな東海ステークスですが、思い出のレースは、、、。
2019年第36回東海ステークス。勝ち馬はインティ
インティはこのレースに勝って続くフェアリーステークスも勝利してG1馬になった名馬ですがこの勝利が重賞初制覇となったレースでした。しかもデビュー戦で敗れてから続く未勝利戦を勝利して以来5連勝で迎えたのがこのレースという事とその5連勝がどれも楽勝だったという事で注目されたレースでした。レースでは4番枠から好スタートを切って逃げる形になりそのまま2着のチュウワウィザードに2馬身差を付けての完勝というレースでした。この勝ちで続くフェアリーステークスへ向けても期待が高まりました。私はというとフェアリーステークスでは距離が短いのではと疑っていたのですが、そんな不安をよそにフェアリーステークスも逃げ切って勝利しています。6連勝でG2制覇、7連勝でG1制覇というパフォーマンスはまさに圧巻でしたし、このレースと続くフェアリーステークスがインティの中でも最も強い時期のレースだったと思います。その後はというと交流重賞を含む重賞やG1に何度となく出走しましたが勝利することはありませんでした。7連勝の内容が圧巻でしたのでその後の不振には驚かされましたし競走馬どうなるかわからないものだと改めて思ったものです。そんなインティ一番強い時期のレースをご覧ください。
今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。
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