審判をやる前に聞いてほしい話~学童(少年)野球、中学野球で審判をやってわかった事、感じたこと①~

中学野球

審判は誰でもできる

学童(少年)野球、中学野球で主にお父さんが手伝う事の一つに審判があると思います。私自身も息子が学童野球の時には塁審をやり、中学硬式クラブチームの時には球審(主審)もやりました。最初は一通りルールは知っているつもりでも不安でしたが、徐々に慣れていきました。結論から言うと、やる気さえあれば誰でもできますし、そんなに難しい事ではありませんでした。
そして、今ではあの時審判をやってて良かったとも思っています

そんな私自身の経験やその時に感じたこと、審判をやるうえでのコツをこれからはじめて審判をやるお父さんや、すでに審判を少し経験しているお父さんたちに伝えたいと思います。

まず、保護者が審判をやるという事自体が非常に敷居が高いと思っている人も多いと思います。
ですが、学童(少年)野球では練習試合も、公式戦も保護者の審判で試合をしますし、中学硬式野球でも練習試合は保護者が審判をします。
(学童(少年)野球では各地区の連盟に審判部というものがあり、公式戦の球審は審判部の人がやることが多いですが、塁審は保護者がやることがおおいです。)
(中学硬式野球のクラブチームではチームに審判部というものがあり、公式戦は各チームの審判部から派遣された人たちで審判を行います。審判部の人たちも基本的にはそのチームに子供が入団していて、卒団した後も審判部に残って審判をやっている保護者方々がほとんどです。)

実は、

学童(少年)野球、中学硬式野球の審判 = 保護者のボランティア

なのです。

そう考えると心が軽くなりませんか?
周りの審判も皆全員保護者です。言ってしまえば審判なんて誰でもできますし、慣れてしまえば難しい事ではありません。
少しの勇気とやる気があれば審判は誰でもできるようになります。

審判 少しのやる気と勇気があれば誰でもできます

そうはいっても、審判は覚えることも多いだろうし、球審ともなればさらに大変、、、。と思っているお父さんもいるかと思います。
そんなお父さんのために、私自身が塁審、球審をやってて、本当に良かったと思っていることを話しします。これを聞いてもらえれば少しでも進んで審判をやろうと思ってもらえるかもしれません。

・誰よりも近い場所で試合を見られる事

これは、学童(少年野球)だとお父さんもコーチとしてベンチに入ったりする場合もありますが、基本的には保護者は球場の外からしか観戦はできません。コーチとしてベンチに入ってもベンチの付近からしか試合は観られません。ですが、審判をやっていれば別です。選手たちの動きを間近で見ることができますし、球審ともなれば自分の子供のバッティングをキャッチャーの次に近いところからしっかりと見ることができるのです。ある意味、特等席から観戦ができるわけです。これはお金を払ってもできませんが審判をやりさえすれば可能になります。球場の外からでも試合の空気感をある程度感じるかもしれませんが、間近感じるのとでは伝わり方等はまるで違います。しかも何試合も審判をしていれば選手たちの成長も肌で感じることができます。これは他では味わえない事ではないでしょうか。

これが私が審判をやっていて一番良かったと思っていることです。

審判 = 1番近い場所から試合や選手達を見られる

これを聞くと俄然審判をやってみたくなったのではないでしょうか?

審判に必要な道具

まず、審判についてと必要な道具を簡単に説明していきます。
学童(少年)野球、中学野球の試合では通常4人で審判をします。
ホームベースのキャッチャーの後ろにいるのが球審です。
その他の1塁、2塁、3塁付近にいるのがそれぞれ塁審です。
基本的には球審1人に塁審3人の計4人で1つの試合の審判をします。
それぞれ役割や動きが違いますが、細かい説明はここでは省きます

審判が必要な場面は主に3つあります。
・練習時(練習内容によって)
・練習試合
・公式戦

この3つの場面で審判が必要になります。
そんな審判ですが、
審判をやるうえで必要な服装や道具があります。
必要な道具は「塁審」と「球審」、「練習時、練習試合」と「公式戦」では若干違いますので、それも含めて解説していきます。

練習時や練習試合の場合
塁審
・動きやすい服装、動きやすい靴
・インジケーター
・ベースブラシ(ハケ)
球審
・動きやすい服装 野球のトレーニングシューズ(黒)(学童野球)
・インジケーター
・ベースブラシ(ハケ)(球審用)
・防具(面、プロテクタ―、レガース、球審用靴(中学硬式野球))

公式戦の場合
塁審
・審判服上下、主に野球のトレーニングシューズ(黒)
・インジケーター
・ベースブラシ(ハケ)
球審
・審判服上下、主に野球のトレーニングシューズ(黒)(学童野球)
・インジケーター
・ベースブラシ(ハケ)(球審用)
・防具(面、プロテクタ―、レガース、球審用靴(中学硬式野球))

練習時や練習試合の時の塁審の服装、道具
・動きやすい服装
審判はそれなりに動きますのでジーパンや革靴では動き辛いですし、スポーツの場になりますのでジャージやトレーニングウェアにスポーツシューズや野球のトレーニングシューズでそんなに派手ではない服装でお願いします。
派手だとなぜいけないのか?ですが、選手たちのプレーの妨げになる可能性があるためです。公式戦では服装も統一されていますし、靴は基本的には黒です。これもプレーの妨げになったり、ボールと見間違わないようにとの配慮からきています。

・インジケーター
インジケーターとはストライク、ボールやアウトカウントを確認する道具で、球審も塁審も全員がもって審判をします。
ストライク、ボールのカウントだし球審だけが持てばいいのでは?と思たりしますが、その球審がストライク、ボールやアウトカウントを間違ったり、わからなくなる事があります。そのような場合に対応するために審判全員がインジケーターで常にカウントの確認をおこなっています。(他にも理由がありますが、ここでは省きます。)
そのインジケーターですが、練習時のアウトとセーフだけをジャッジする練習時などの場合は使いませんが、練習試合と公式戦では必ず使います。
初めて審判をやる時などは自分のものがない事もありますが、だいたいチームで用意がありますのでそれをかりれば大丈夫です。ですが、インジケーターは高いものではないので自分で1つ買って使うお父さんが多いです。

・ベースブラシ(ハケ)
ベースブラシ(ハケ)はベースが滑り込みなどによって土まみれになってベースの位置が判断できなくなりますので、その汚れを払います。そのためのブラシ(ハケ)です。球審用と塁審用がありますが、これも初めはチームのものを使う人が多いですが、特に塁審用は高いものではないので自分で買って使っている人が多いです。

以上が塁審の「練習時、練習試合」の時に使う道具です。
続いて球審の道具を解説しいていきます。

練習時や練習試合の時の球審の服装、道具
「服装」「インジケーター」は塁審と同様になります。
・ベースブラシ(ハケ)(球審用)
球審用のベースブラシは塁審用よりも大きく、ホームベースの土を取るのには最適です。ホームベースが見えにくくなるとストライク、ボールのジャッジもしにくくなりますし、ピッチャーからも見えにくいとコントロールにも影響するのでホームベースは常にきれいにしておく必要があり、割と頻繁に使いますので、時間をかけずに一度にたくさんの汚れを取る意味でも大きく作られています。
球審用はだいたいチームに1つ2つは用意されていますので、それを使っている方がほとんどです。(だいたい防具とセットになっています)

・防具(面、プロテクタ―、レガース、審判用ボール袋、審判用靴)
球審はバッターとキャッチャーの後にいます。ファールボールやキャッチャーの取り損ねなどでボールが直接審判に当たることもあります。
低学年の軟式のボールなら何もつけていなくてもなんとかなったりしますが、ボールのスピードが増す高学年やまして中学硬式野球ともなると話は別です。審判の怪我を防止するために面、プロテクター、レガーズ、主に中学硬式野球では審判用の靴(つま先部分に鉄板が入っているハイカットの靴)が必要になります。あと、ファールのあとにすぐボールを出せるようにボール袋もあります。
これら球審用の道具一式はチームに1セットは必ずありますのでそれを使用すれば問題ありません。

公式戦で必要な道具が1つだけ変わります。それは服装です。
公式戦での服装
公式戦では球審、塁審も含めた4人の審判の服装は上下統一されます。
それぞれの地区や連盟によってルールがありますので具体的には説明しませんが、靴だけは恐らくどの地区や連盟も「黒」で統一しているの思います。
ズボンに関しては、色の指定があってその色味のスラックスならどこのものでも大丈夫という場合が多いと思います。ズボンはなぜそうしているかというと、基本的にはチームでも用意があると思いますので、それを使用すればいいのですが、チームでの用意のため数に限りがあり、サイズが全く合わない事もあります。ですので、ズボンに関しては指定の色で自分のサイズに合ったものを「ワークマン」などで「1000円ぐらい」で買って使うお父さんもいますし、私が中学硬式野球の時は審判ズボンは基本的には自分で用意するという決まりでした。(審判は動くので特にズボンは自分に合ったサイズのものが良いと思います。)

以上のように審判をやる時に必要なものをざっと紹介しました。
色々とあって大変だなぁと思うかもしれませんが、
始める時に必要なものは動きやすい服装と靴だけです。インジケーターなどもかりられます。ですので、一度経験してみる事が大事です。

はじめて審判をやる時に必要なもの = 動きやすい服装と靴

その他のものはだいたい借りられます。

まとめ

学童(少年)野球、中学硬式野球の審判について簡単にせつめいしました。

審判 = 1番近い場所から試合や選手達を見られる
学童(少年野球)、中学硬式野球の審判 = 誰でもできます
はじめて審判をやる時に必要なもの = 動きやすい服装と靴

以上のように審判をこれからやろうと思っているお父さんは
動きやすい服装で、少しのやる気と勇気があれば身一つで審判はできます
是非挑戦してみてください。

次の「まずは塁審から始めよう!!」はこちらをご覧ください↓

まずは塁審からはじめよう!~学童(少年)野球、中学野球で審判をやってわかった事、感じたこと②

 

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