思い出の重賞2022.1.18~AJCC、東海ステークス:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

思い出の重賞ですが、今回はAJCC(アメリカジョッキーズクラブカップ)と東海ステークスです。

AJCC

AJCC(アメリカジョッキーズクラブカップ) それにしても長いレース名なので略称で使われることがほとんどですが、正賞を調べたところ「アメリカジョッキークラブ賞」だそうです。30年以上競馬をやっていますが、初めて知りました(苦笑)

冬の中山2200mのG2戦として定着しており、別定戦で行われるので勝ち馬にはG1馬も名を連ねており伝統ある重賞です。

そんなAJCCですが、思い出のレースは。

1999年第40回AJCC。勝ち馬はスペシャルウィーク

スペシャルウィークはもはや説明不要の名馬ですが簡単に説明します。

武豊騎手をダービージョッキーにした名馬で最強世代の1頭として現役時代は数々の名勝負を繰り広げ、G1も4勝して、種牡馬としてもブエナビスタやシーザリオを輩出した名馬中の名馬です。

そんなスペシャルウィークですが、クラシック戦線は皐月賞3着。ダービー1着、菊花賞2着で終えました。その後休養に入るか有馬記念に使うかと思っていたのですが、なんとジャパンカップに出走してきます。事の年のジャパンカップには同世代のマル外にして後に凱旋門賞で2着になるエルコンドルパサー、女傑エアグルーブなど錚々たるメンバーの中菊花賞から敢然とJCに挑みました。JCでの鞍上は武豊騎手が斜行による降着で騎乗停止中(この原因を作った馬はアドマイヤベガです)という事で代打の岡部幸雄騎手でレースに挑みました。レースではこの3強の争いになりましたが、直線ではエルコンドルパサーが力強く抜け出し、エアグルーヴもエルコンに迫りました。スペシャルウィークも伸びてきましたが苦しくなったのか少しヨレてしまい結果3着と敗れました。菊花賞からの間隔等もあったと思いますが、同世代の〇外馬にダービー馬が負けてしまった事もショッキングな出来事ではありました。そんな中、あの時代なら次の年は春先の阪神大賞典や日経賞まで休養して春の天皇賞に備えるのが普通でしたが、スペシャルウィークはAJCCに出走してきました。

ある意味負けられないレースとなったわけで、そういう意味でも注目のレースとなりした。

ですがここでも鞍上は武豊騎手ではなくオリビエペリエ騎手でした。原因は武豊騎手のお手馬のシーキングザパールがアメリカ遠征をするためだったと記憶しています。

レースはいたってシンプルで逃げた同馬主のサイレントハンターを直線できっちりと、しかも楽々と捕らえて3馬身差の圧勝。強い馬が強いレースを見せつけたレースになっています。

余談ですが、スペシャルウィークの世代には皐月賞、菊花賞を勝ったセイウンスカイ、先に説明したNHKマイルカップ、JCを勝ち後に凱旋門賞で2着にになったエルコンドルパサー、3歳時(旧馬齢)に朝日杯を勝ち骨折。秋に復帰して有馬記念を勝利、その後グランプリを連覇するグラスワンダー、クラシックでは皐月賞2着、ダービー惨敗、菊花賞5着と及ばなかったですが6歳にして高松宮記念を勝ったキングヘイローがいる世代で、現在でも最強世代という人が多い世代です。

ウマ娘のスペシャルウィークはこちらです。

東海ステークス

東海ステークスというと、昔はウインターステークスとして冬の中京ダート2300mの重賞としてのイメージがありその後開催が5月になり名称も東海ステークスとなっていました。その後2010年から距離が1900mとなり、2013年からはフェブラリーステークスのステップレースとして開催時期が今になり、距離も1800mと現在の距離で開催されるようになったレースです。ですので、今でも数少ないダートの長距離G2のイメージが残っています。

そんな東海ステークスですが、思い出のレースは。

2007年第24回東海ステークス。勝ち馬はメイショウトウコン

メイショウトウコンという馬はダートレースでは珍しい勝つときは豪快に追い込んで勝つという事で印象に残っており、のちにJCダートでも2着になった実力馬です。

このレースも初夏の乾いたダートの馬場を道中13番手、3コーナー過ぎから徐々に上がっていき、直線手前では9番手から1頭だけ36秒台の末脚で外からまとめて差し切った豪快なレースでした。

ハマると強いけどハマらないとさっぱりというある意味わかりやすい馬でしたが、勝つときに豪快さが忘れられない馬でもありました。

競馬の醍醐味でもある豪快な差仕切りをご覧ください。



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