思い出の重賞。今週はユニコーンステークスとマーメードステークスです。
ユニコーンステークス
ユニコーンステークスはダート重賞路線の拡充で1996年から創設された重賞で、3歳のダート路線の強い馬たちが集まってくるレースとして定着しています。そんなユニコーンステークスですが、思い出のレースは、、、。
1997年第2回ユニコーンステークス。勝ち馬はタイキシャトル
タイキシャトルはすでに説明不要の名馬中の名馬です。海外G1含むG15勝で、マイル、スプリント路線の馬としては珍しい年度代表馬にもなっています。そんな説明不要の名馬ですがその伝説が始まったレースがこのユニコーンステークスでした。ただ、このユニコーンステークスでの人気は3番人気だったという事が思い出のレースとして残っている一つの要因になっています。つまり、このレースが終わるまではそこまで強い馬だとは思われていなかったと言事です。(このレース自体も強い勝ち方でしたが、勝った時点でも海外G1を勝つまでになるとは思っていなかったですが、、、。苦笑)それでも、このレースは3番人気で5番手から直線最速の上りで2番人気ワシントンカラーを2馬身1/2離しての完勝でした。この後は翌年のマイルチャンピオンシップ連覇まで重賞を8連勝することになります。当時から芝のマイル、スプリント路線の史上最強馬と言われていましたが、このユニコーンステークスの強さを見ると、ダートG1での走りも見てみたかったと思いますし、海外のダートG1でも良いレースをしたのではないかと思うぐらいの強さだったと思います。全レースのまとめがありました。3分9秒あたりからユニコーンステークスが始まります。ご覧ください。
マーメードステークス
夏の牝馬重賞として定着しています。過去の勝ち馬にはG1馬も名を連ねていますが近年は人気薄で重賞初制覇といったように荒れるレースという印象が強いかもしれません。そんなマーメードステークスですが、思い出のレースは、、、。
2012年第17回マーメードステークス。勝ち馬はグルヴェイグ
マーメードステークスで母子制覇をしているのがこのグルヴェイグと母エアグルーブですが、母子制覇の上に姉妹制覇にもなっています。姉アドマイヤグルーヴが2004年に勝っていますので、その8年後の勝利という事になります。牝馬は繁殖に上がると高齢になればなるほど活躍馬を産みにくくなると言われています。そういわれることを考えると母エアグルーヴの凄さを改めて感じます。グルヴェイグの産駒からは重賞勝ち馬も輩出していますし、エアグルーヴの牝系がどんどん拡がっていると考えても凄いことです。このレース自体は先行5番手でレースを進めて2馬身差の1着ですので完勝といっても良いと思うレースぶりでした。ただこの後屈腱炎で無念の引退。この勝ち方であればG1でも楽しみだっただけに残念ではありました。どれだけ強かったかを見せることなく引退となったわけですが、重賞勝ち馬も輩出しているので、余力を持って引退したのも良かったのではとも思ったりします。そんな強い勝ち方をしたマーメードステークスをご覧ください。
今年はそれぞれどんなレースになるか、偶然にもマーメードステークスには紹介したグルヴェイグの娘ともう1頭母娘制覇が可能な馬も出走を予定しています。楽しみです。
伝説の大川慶次郎予想情報
→無料1点公開←
日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」
Amazonのおすすめのスポーツグッズはこちらから
コメント