今週は関屋記念と小倉記念があります。思い出のレースをそれぞれ紹介します。
関谷記念
夏の新潟のマイル重賞でサマーマイルシリーズの対象レースにもなっており毎年盛り上がります。新潟のマイル戦なので、上り32秒台の切れで豪快に勝つ馬もいますが、逃げ先行馬が押し切ってしまうレースも意外とあり毎年楽しませてもらっているレースです。そんな関屋記念ですが、思い出のレースは、、、。
2008年第43回関屋記念。勝ち馬はマルカシェンク
マルカシェンクはサンデーサイレンスのラストクロップとして2歳時には新馬勝ち後にデイリー杯を勝ち、さらに京都2歳ステークスでは後に皐月賞で2着になるドリームパスポートなどを退けて勝利します。サンデーサイレンス最後の大物として期待されていましたが、次走に予定していたラジオたんぱ杯2歳ステークスを前に無念の骨折。クラシックは皐月賞には間に合わず、京都新聞杯から復帰も日本ダービーも含めて勝てずに再び軽度の骨折で秋に備えましたが、その後も勝てない状況が1年続いていました。明け5歳のニューイヤーステークスで久しぶりの勝利となると続く小倉大賞典でも2着となり復調の気配も感じさせました。その後2重賞を経て休養してこの関屋記念は休み明けでの出走となりました。レースは9番手から上がり32.3という新潟の直線でこその32秒台の末脚で見事に勝利。2歳時のデイリー杯以来の久々の重賞制覇となりました。ここで見せた末脚は目を見張るものがあり、2歳時、3歳時の骨折がなければ、、、。と思わずにはいられないレースとなりました。個人的には今でも骨折せずに無事だったらG1馬になっていたのではないかと思っています。そんなマルカシェンクの豪快な末脚をご覧ください。
小倉記念
夏の小倉中距離の定番重賞として定着している小倉記念ですが、夏の開催という事もありG1馬が出走する事はそんなにありませんが、今回紹介するレースはそのG1馬が出走して圧勝を見せるレースです。そのレースは、、、。
ドリームジャーニーというと3冠馬にして凱旋門賞2年連続2着にもなったオルフェーブルの全兄で自身も朝日杯、宝塚記念、有馬記念とG1を3勝した名馬です。そんなドリームジャーニーが小倉記念に出てきたわけです。当時の状況としては、朝日杯でG1制覇後クラシックには手が届かず、神戸新聞杯の勝利以来、菊花賞も含めて重賞を4戦して勝利がない状況でした。そんな中選ばれたレースがこの小倉記念で、人気も2番人気でした。レースはドリームジャーニーの独壇場といったレースとなり、強さという意味ではG1レースの勝利よりもこのレースの勝ち方の方が強さを見せているような気がします。スタート後3コーナーまでは12番手という後方からのレースで、3コーナーから4コーナーにかけて外を馬なりで上がっていき、4コーナーでは3番手の位置まで上げていき、直線では2着馬を3馬身離しての完勝。終始外々を回ってのレースでもありましたので、自信は2000mよりもかなり余分に距離を走っての3馬身差ですので、まさに復活の完勝といってもいいレースだったと思います。その後は朝日チャレンジカップで重賞を連勝する事になります。そして次の年には宝塚記念と有馬記念を制してG13勝馬となるわけです。このレースの3コーナーから4コーナーのぞくぞくする行きっぷりはこれぞG1馬という走りだと思います。そんなぞくぞく行きっぷりを見せるレースをご覧ください。
今年はそれぞれどんな勝ち馬が誕生するか楽しみです。
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