秋のマイル王決定戦のマイルチャンピオンシップと来年のクラシックへの登竜門的レースの東京スポーツ杯2歳ステークス。それぞれ思い出のレースを紹介します。
思い出のマイルチャンピオンシップ
秋のマイル王決定戦として過去には名馬中の名馬が勝っているレースです。そんなマイルチャンピオンシップですが、思い出のレースは、、、。
1989年第6回マイルチャンピオンシップ。勝ち馬はオグリキャップ
私が競馬を始めるきっかけにもなったオグリキャップは名馬の中でも伝説のレースを数多く残している馬です。そんな伝説のレースの1つがこのマイルチャンピオンシップでした。古馬になって春は全休して秋に復帰。オールカマーを快勝後毎日王冠ではイナリワンとの死闘を制して秋の天皇賞へ向かいます。天皇賞ではスーパークリークの2着と惜敗してしまい迎えたのがこのレース。しかもこのレースの次のレースは連投で挑むジャパンカップという事も決まっていました。現在では考えられないローテーションを組まれていたのですが、そんな中でこのレースはとにかく負けられない一戦となりました。相手は1頭のみ武豊騎手が騎乗するバンブーメモリーでした。レースは3コーナーあたりから既に手応えが悪いオグリキャップのすぐ後ろをバンブーメモリーは持ったままでついていってその後も追いどおしのオグリキャップを尻目にその外を持ったまま交わして抜群の手応えで直線に向きます。この時点で両者の手応えは全然違いオグリが苦しいという事も分かります。直線に向いて残り200mの時点でバンブーメモリーとオグリの差は約1馬身1/2ぐらいありどう考えてもバンブーメモリーが勝ったかに思われましたが、、、、。残り150mあたりからオグリキャップがじりじりと伸び始めバンブーメモリーに追いついてきます。最後はハナ面を合わせたところがゴールだったのですが、この後杉本清アナウンサーの名セリフが出ます。「負けられない南井克己、譲れない武豊」まさにこのレースを一言で表現したように凝縮された言葉です。しかもハナ差だったのですが、内のオグリキャップが勝っている事も分かっているように話しています。今見ても、何回見ても鳥肌が立つレースでした。この後のインタビューでは南井克己騎手の涙のコメントもあり、そして次の週のジャパンカップでの激走へ繋がっていきます。そんなインタビューも含めた映像をご覧ください。
思い出の東京スポーツ杯2歳ステークス
このレースで強い勝ち方をした馬は後のクラシックでも好走する馬が多いレースとして知られています。そんな東京スポーツ杯2歳ステークスですが、思い出のレースは、、、。
2019年第24回東京スポーツ杯2歳ステークス。勝ち馬はコントレイル
コントレイルは説明不要かと思います。無敗の3冠馬にしてG1を5勝した名馬です。そんなコントレイルの強さのベールが剥がされたのがこのレースでした。8頭立てで5番手から直線だけで後続に5馬身差を付けての勝利。このレース自体はコントレイルの強さだけが際立ったレースで、直線の伸びは次の年のクラシックでの活躍を予感させる程の走りでした。今後も2歳時に東京の1800mで強いレースをした馬は相当の能力があると判断ができると思います。コントレイルの強さが際立ったレースをご覧ください。
今年も熱いレースを期待したいです。
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