今週は牝馬3冠の最終戦秋華賞と古馬牝馬の伝統の重賞府中牝馬ステークスがあります。それぞれ思い出のレースを紹介します。
思い出の秋華賞
秋華賞はクラシックではありませんが、3歳牝馬の3冠最後のレースとして定着しています。そんな秋華賞ですが、思い出のレースは、、、。
1999年第4回秋華賞。勝ち馬はブゼンキャンドル
ブゼンキャンドルといえばこのレースではないでしょうか。唯一の重賞勝ちがこのレース。しかも12番人気での勝利でしたから、、、。今考えても頭では買えません。良くて馬連の紐で買えるかもしれませんでしたが、、、、。1番人気は後にエリザベス女王杯を勝ち、ドバイWCでも2着になるトゥザヴィクトリー、2番人気は女傑ヒシアマゾンの全妹でトライアルのローズステークスを勝ってここに挑むヒシピナクル。3番人気は既に重賞を2勝していてローズステークス2着からのフサイチエアデールという事で、上位人気馬も今見ても納得の面々でした。にもかかわらず、、、。トゥザヴィクトリーは2番手から失速して13着。ヒシピナクルは中断から4コーナーで3番手まで上がりましたが直線でブゼンキャンドルとクロックワークに差されて3着。フサイチエアデールもヒシピナクルと同じ様なレースでしたが最後の伸びをかいて5着と上位人気馬がことごとく凡走する中での後方からの差し切りとなったわけです。人気馬が前目でレースをする馬たちでしたので、結果的にはハイペースになり先行した馬や早く仕掛けた馬は馬郡に沈んだ結果でした。京都内回りの2000mだけに逃げ、先行馬が有利なコースなのですが、まれに先行勢総崩れのような事があり、まさにこのレースがそうなったのですが、、、。勿論買えるわけがなく、、、。レース後はただただ茫然としていたのを今でも思い出します。ブゼンキャンドルはその後は平場のレースでは勝利することもなく、障害に転向して未勝利は勝ちそのあとまた重賞戦線に戻りましたが勝利することなく引退。かなり個性的で数奇な競走馬でした。取ったレースも覚えていますが、全く買えなかった大荒れのレースこそ覚えているものです。今年は大本命馬がいますので荒れることはないと思っているのですが、、、。「競馬に絶対はない」というレースを紹介しました。
思い出の府中牝馬ステークス
府中牝馬ステークスは秋の東京開催の名物牝馬重賞としてエリザベス女王杯やマイルチャンピオンシップに向かう牝馬の秋始動のレースになっています。勝ち馬にもG1馬や後のG1馬が多くいて例年良いメンバーが揃うレースでもあります。そんな府中牝馬ステークスですが、思い出のレースは、、、。
2000年第48回府中牝馬ステークス。勝ち馬はトゥザヴィクトリー
トゥザヴィクトリーは先にも紹介している名牝ですが、そのトゥザヴィクトリーの強さが際立ったレースがこのレースだったと思います。レースは逃げて後続に4馬身差を付けての圧勝。前走のクイーンステークスに続いての重賞連勝となったレースです。この後はこの年のエリザベス女王杯は2番人気ながら4着に負けてしまいますが、その後はフェブラリーステークス3着やドバイWC2着があり、エリザベス女王杯に休み明けで挑んでまさかの後方からの差し切りで念願のG1馬になっています。芝でもダートでもトップレベルの実力を持っていた馬ですが、このレースの強さはまさに「府中の1800m展開いらず」という実力馬が力を見せつけたレースとなりました。そんなトゥザヴィクトリーの強いレースご覧いただきたかったのですが、動画がありませんでした。申し訳ありません。
今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。
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