通信キャリア経済圏①では概要をご紹介しましたが、
ここからはそれぞれの通信キャリアの経済圏サービスについて説明していきます。
まずは「NTTドコモ」からです。
通信キャリアでは業界最大手の「NTTドコモ」ですが、経済圏の構築を積極的に始めたのは他社に比べて一番遅かったのではないでしょうか。ですが、ここ数年で動きも目立ちはじめました。それには、1強時代から他社の追い上げでドコモ利用者の他社への転出が止まらない事への危機感もあったのだと思います。
では、「NTTドコモ」の経済圏には具体的にどのようなサービスがあるのかを見ていきましょう。
ドコモのサービス
連動サービス | サービスの充実度 | サービス名 | サービスの説明 |
スマホサブブランド | ◎ | ahamo(アハモ) | 20GBまで月2,980円(税込み)(国内通話1回あたり5分以内なら無料) |
格安スマホ(グループ会社) | ◎ | OCN モバイル ONE | 最安プラン:1Gまで月770円(税込み) |
固定電話 | ◎ | NTT | 説明不要の電話会社 |
家庭のネット環境 | ◎ | ドコモ光 | 「ドコモ光」プロバイダ一体型の光インターネットサービス。速度も速い |
電子マネー | 〇 | id | 「dカードに付随」使用すると「dポイント」が貯まる。 |
クレジットカード | ◎ | dカード | 「dポイント」と連携。使用するとお得に貯まる。還元率も高い |
ポイント施策 | ◎ | dポイント | メルカリなど人気サービスとも積極的に連携しており還元率も高い施策が多い |
ネットショッピング | △ | dショッピング | 大手ネットショッピングサイトには及ばないが買い物することによって「dポイント」がお得に貯まる |
電気料金 | △ | 一部の会社と「dポイント」と連携はしていて、支払いで貯まったポイントが還元される。 | |
ガス料金 | × | 一部の会社と「dポイント」の連携はしていて、支払いで貯まったポイントが還元される。 | |
トラベル(旅行) | × | 「dトラベル」があったがサービス終了。 | |
テレビ視聴サービス | ◎ | ひかりTV for docomo | 光回線を使ったアンテナ不要のテレビ視聴。「dTV」、「dチャンネル」とも連携しておりスマホやタブレットでも利用できる。 |
動画視聴サービス | ◎ | 「dTV」と「dチャンネル」 | オリジナルコンテンツもあり充実している。「dTV」はオンデマンド配信で「dチャンネル」はリアルタイム配信。 |
ネット銀行 | △ | 大手銀行と提携してドコモが提供する送金決済サービス「ドコモ口座」がある | |
ネット証券 | × | – | – |
生命、損害保険 | △ | 「ドコモ保険ナビ」 | 自前ではなく、保険を紹介して手続きまでできるサービス |
車、ETC | ◎ | 「dカードETCカード」 | 「dカード」に付随して使用すると「dポイント」が貯まる |
ふるさと納税 | 〇 | 「ふるさとチョイス」「ふるナビ」などで「dポイント」が貯まる | |
電子書籍 | △ | 「dブック」「dマガジン」 | 支払いで「dポイント」が貯まる |
音楽ストリーミング | 〇 | 「dミュージック」「dヒッツ」 | レコチョクが提供する音楽配信、ストリーミングサービス |
ネットフリマ | △ | 「メルカリ」「ラクマ」とは「dポイント」の連携でこう還元率のキャンペーンをおこなっている | |
ネットオークション | × | 大きな連携はしていない |
*2021年6月現在の情報です *サービスの充実度は主観ですのでご了承ください
「ドコモ」のサービスをもっと知りたい方はこちらをご覧ください↓
ドコモは経済圏の構築に最初は力を入れていなかった面もあり、提供していないサービスもあります。ですが、通信網のアドバンテージは圧倒的ですし、「dポイント」の高還元率キャンペーンを積極的におこなっていますので、今後も様々なサービスとの連携が増えていく可能性は高い状況です。
その他の通信キャリア経済圏については下記をご覧ください↓
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