今週は菊花賞と富士ステークスです。
菊花賞
菊花賞は説明不要のレースかと思います。牡馬クラシック3冠最後のレースで京都3000mで行われます。(今年は京都競馬場の改修で阪神開催ですが。)
昔から「強い馬が勝つ」と言われているレースで、自力と距離適性が問われるレースでもあります。
そんな菊花賞ですが、思い出のレースは
1994年第55回菊花賞。勝ち馬はナリタブライアン
ナリタブライアンも説明不要の3冠馬でその年の有馬記念も制覇して年度代表馬になった名馬中の名馬です。皐月賞、ダービー、菊花賞と2着馬との差をどんどん広げて圧勝していった稀有な名馬です。
レース自体も説明不要で、2着のヤシマソブリンを7馬身ちぎっての3冠制覇ということでした。当時の菊花賞は11月1週目に行われており、天皇賞(秋)の次の週にレースが組まれていました。その天皇賞にはブライアンの1つ上の兄ビワハヤヒデが出走していました。ビワハヤヒデは菊花賞馬にして天皇賞(秋)までは14戦10勝2着4回と連対率100%と完璧に近い成績を収めていました。しかもこの年はオールカマーまで4戦4勝と完璧な成績で天皇賞に駒を進めており、その先には夢の兄弟対決が待っていました。当時競馬ファンとしては夢の対決でしたし、実際に行われれば相当な盛り上がりになったと思います。ですが、菊花賞の1週前の天皇賞でビワハヤヒデは5着に敗れしかも故障して引退、、、、。兄弟対決は夢のまた夢に終わってしましました。
そんな中で行われた菊花賞。何が思い出かというと、、、。
当時のフジテレビ系列の競馬中継で菊花賞の実況をやっていた名アナウンサー杉本清さんのフレーズです。
そのフレーズとは、、、。「弟はだいじょうぶだ!弟は大丈夫だ!弟は大丈夫だ!」です。
この年のビワハヤヒデとナリタブライアンが関西で出走するレースでの杉本清さんの実況は兄弟対決を意識させるような実況をしています。
春の天皇賞ではビワハヤヒデのゴール前で「兄貴も強い!兄貴も強い!」と実況しており、競馬界全体で兄弟対決へ向けて盛り上げていこうという事も感じましたし、杉本さんだからなせる実況なのだと思います。
今年は春のクラシック優勝馬の参戦はありませんが、どんな菊花賞、どんな実況になるのか楽しみです。
3分50秒の所の「弟は大丈夫だ!」をお聞きください。
ウマ娘のナリタブライアン
38分36秒付近の「兄貴も強い!」もお聞きください。
富士ステークス
富士ステークスは競馬を見始めた頃は11月下旬の芝1800mのレースとして覚えがあり、2年間だけ芝1400mで暮れに行われていた頃のスプリンターズステークスのステップレース扱いになったのですが、2000年からは10月下旬の芝1600mで行われ、マイルチャンピオンシップのステップレースとして定着しています。そんな富士ステークスの思い出のレースは、、。
2011年第14回富士ステークスです。勝ち馬はエイシンアポロン
エイシンアポロンは父ジャイアンツコーズウェイの〇外でこのレースまでは京成杯2歳ステークス勝ちはあるものの朝日杯2歳ステークス、弥生賞、毎日王冠などで2着が続き勝ちきれない馬というイメージもありました。そんな中でのこのレースでしたが不良馬場のレースで11番手から直線でしっかり差し切るというレースぶりでした。なんで覚えておるかというと、このレースの勝ちを軽視して続くG1マイルチャンピオンシップで馬券をはずしたために逆に思い出に残るレースとなっています。
エイシンアポロン自体はこの富士ステークスとマイルチャンピオンシップを連勝してG1馬になりましたがその後の成績はぱっとせず引退となりましたがこの2戦が一番光っている時期だったと思います。
前哨戦の評価は競馬予想のファクターとしては重要ですが何年たっても難しい部分です。
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