秋競馬が開幕して2週目。今週は3歳牝馬の秋華賞のトライアルと3歳牡馬の菊花賞トライアルセントライト記念が行われます。それぞれの思い出のレースを紹介します。
ローズステークス
ローズステークスというと、その昔はエリザベス女王杯のトライアルとして、秋華賞が創設されてからは秋華賞トライアルとして定着しており、そのG1にも直結するレースでもあります。ここ2年は中京開催のために本番に直結まではしていませんが、今年も中京開催でどうなるかという事ですが、そんなローズステークスの思い出のレースは、、、。
2007年第25回ローズステークス。勝ち馬はダイワスカーレット
ダイワスカーレットと言うと説明不要の名牝、女傑です。G17勝馬のこちらも名牝ウオッカと同期で12戦8勝2着4回と生涯連対率100%でG1を4勝その内1勝は有馬記念という強烈な戦績を残しています。レースぶりも強烈で、ほとんどのレースで逃げてそのまま押し切るという事でどのレースも印象に残っていますが、このローズステークスも強烈な印象があります。逃げたにもかかわらず上がり33.6の末脚で2着のベッラレイア以下を退けています。2着のベッラレイアの上りが33.2という事でベッラレイアの末脚も相当なものでしたが、それでも1/2馬身まで迫った所でがゴールでした。ダイワスカーレットは早い上がりも使えるし、天皇賞2着の時のようにハイペースで逃げてもバテない、有馬記念のように上りがかかるレースでもしっかりと勝ちきるという事でまさにオールラウンドに逃げられる稀有な牝馬だったと思います。1つ残念なのはその能力を受け継いだ子供がまだ出ていないという事です。このような女傑から名馬が誕生するのを競馬ファンは待ち望んでいますが、まだ叶っていません。もう何頭かしかチャンスはないかもしれませんが、名馬の誕生を待ちたいです。そんなダイワスカーレットのレースをご覧ください。
セントライト記念
セントライト記念は関東の菊花賞トライアルとして定番重賞ですが、菊花賞に直結しないレースとしての印象もあり、どちらかというと中山巧者が来るレースとしての印象が強いです。そんなセントライト記念ですが、思い出のレースは、、、。
2018年第72回セントライト記念。勝ち馬はジェネラーレウーノ
ジェネラーレウーノはつい先日のキーンランドカップも走っていましたが、その後引退となりました。この馬は全4勝の内3勝が中山競馬場という事で、中山巧者のイメージもあります。そんなイメージを決定づけたのがこのセントライト記念でした。このレースでは4番人気だったのですが、終わってみれば、、、。何で4番人気だったの?と思った記憶があります。それまでの戦績を見ても未勝利戦こそ東京で勝っていますが、その後の葉牡丹賞、京成杯と中山で連勝。皐月賞でも8番にきながら3着と好走していました。にもかかわらず、このセントライト記念では4番人気の評価。レースは途中から大逃げ状態になったタニノフランケルを2番手から追走して直線でかわして単勝1.9倍の1番人気レイエンダ以下の追撃を1馬身1/4付けての圧勝。終わってみれば「中山では強いよね」というレースとなりました。ただ、この勝ちが生涯最後の勝ち鞍となりその後の中山の重賞でも人気になっても結果を残すことができず、先日の引退となりました。このレース後の不振は少し残念でしたが、買い時がまさにこのレースだったというのがこのセントライト記念でした。私はというと、、、。レースが終わって気付くという、、、。こちらもまさに競馬あるある状態でした(苦笑)そんなこともあり、印象に残っているレースとなりました。そんなジェネラーレウーノの強いレース振りをご覧ください。
今年はそれぞれどんなレースになるのか楽しみです。
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