たてログ競馬:思い出の重賞2024.2.21~中山記念、阪急杯

思い出の名馬、レース

今週の思い出の重賞は中山記念と阪急杯です。それぞれ紹介していきます。

思い出の中山記念

伝統のG2中山記念。数々の名馬が勝利しているレースでもあります。そんな中山記念ですが思い出のレースは、、、。

1999年第73回中山記念。勝ち馬はキングヘイロー

キングヘイローは父ダンシングブレーヴで母がグッバイヘイローという超が3つぐらいついてもおかしくない良血馬として期待されていましたがスペシャルウィークやセイウンスカイ、マル外ではエルコンドルパサー、グラスワンダーと同期だったという事もありクラシック制覇もG1制覇もならずクラシックシーズンを越しました。今年こそはという事で明けて最初のレース東京新聞杯を快勝して迎えたのがこの中山記念でした。前走で素質がいよいよ開花したと思われる状況でしたのでこのレースでも堂々の1番人気でレースは大逃げ気味に逃げたサイレントハンターを見る形で3番手でレースを進めて直線ではそのサイレントハンターを楽々と交わして1馬身3/4馬身をつけての完勝で重賞連勝を果たしました。レース内容は強いの一言でやはり能力はG1級だと思わされたレースでもありました。そのあとの悲願のG1制覇まではまた紆余曲折あるのですが、キングヘイローの競争生活の中で一番強さを見せて充実していたのがこのレースと東京新聞杯だったと思いますし、改めて見てもしっかりと走れればG1でも通用する馬だと思いました。種牡馬としても活躍しまししたが今や母父、ブルメードサイヤーとして存在感が増していて日本の血統地図に名を残していく事になるとおもいます。超良血馬の面目躍如といった感じです。当時から大好きだった馬ですので中山記念となると思い出してしまいます。

思い出の阪急杯

阪急杯は冬の阪神1400mで行われる重賞ですが、この阪神1400mというのはリピーターが来る条件の舞台設定として有名です。この年の阪急杯も前年の覇者ダイアナヘイロー(父は先に紹介したキングヘイローです)が出走してきていました。このダイアナヘイローは前年のこのレースに加えて暮れの同条件の阪神カップを11番人気で制しての出走でした(それでも3番人気の評価でしたが、、、。)そのようなリピーターレースなのですがこの年はそうはならずにしかも何でこの馬がここで激走できちゃったの?というレースとなり、レース後には呆然としつつ「どう考えても買えないんだけど、、、、。」と強烈に思ったことを今でも思い出します。勝った馬はスマートオディンだったのですが、春のクラシックの時期までは成績もよく非常に期待されていた馬でしたがその後故障をして2年の長期休養を余儀なくされ、復帰後は別馬のように着順が上がらないレースを続けていました。このレースの1つ前に出走した金杯でも14番人気10着でしたし、復帰後4レースの着順は12着、15着、9着、そして金杯で10着という事で復調の気配も見せていない状況での出走でした。レースは11番人気の評価でしたが前年の覇者ダイアナヘイローが逃げる展開で進んでいきます。スマートオディンは道中ほぼ最後方から進み4コーナーでは15番手でした。そこから直線だけで他馬を撫で斬って最後は3,4番手と先行して抜け出していたレッツゴードンキに1馬身を付けての鮮やかな復活勝利となりました。レースを見終わった後は「、、、、何で?」と思いました。実際3,4番手を進んだ馬が2着でしたので前が総崩れという展開でもなく、、、、。スマートオディンのその後は11戦して次の年の阪急杯での4着が最高でそれ以外は全て5着以下の成績で現役を終えていますのでそういった意味でも「、、、何で?」となったレースでした。ただ、翌年の阪急杯でも4着に来ているように結果的にはこの条件がピッタリの馬だったのかもしれません。ただこのレースに出走の時点でそれを見抜けたかというと、、、。先ず無理だったと思います。競馬を長く続けていると「何で買えなかったのか?いや、買えたじゃん」と悔しいレースもたくさんありますがこのレースのように「何で来るの?買える訳ないじゃん」というレースもたくさん見ています。先週のフェブラリーステークスもその1つのような感じですが、それよりもはるかに買えないレースがこの年の阪急杯だったと思います。そんなスマートオディンの激走をご覧ください。

今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。


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