先週の安田記念で春のG1はひと段落(まだ宝塚記念はありますが)。少し一息というところですが重賞戦線は続きます。今週末のエプソムカップ、函館スプリントステークスの思い出の重賞を紹介します。
思い出のエプソムカップ
エプソムカップはその昔は安田記念後の春の東京開催最後の重賞というイメージでしたが、最近はダービー後に直ぐ中央開催での新馬戦開始等の影響で春の東京開催最後の重賞ではなくなっています。そんなエプソムカップですが、思い出のレースは、、、。
2002年第19回エプソムカップ。勝ち馬はジョウテンブレーヴ
ジョウテンブレーヴはダンシングブレーヴ産駒の活躍馬で重賞を4勝して種牡馬にもなっていますが、そのジョウテンブレーヴが勝ったレースを紹介します。2歳時に東スポ杯を快勝してクラシックを意識させましたがクラシックではあと一息という成績で古馬になって京阪杯(当時は1800m)とマイラーズカップを勝ち重賞2勝を積み上げた後は良いレースが出来ていませんでした。そんな中出走してきたのがこのレースで人気も4番人気の評価でした。レースはキングフィデリアが逃げる展開を道中中段やや後方ですすめて徐々に進出。4コーナーを6番手で回って直線に向きます。直線では上り3ハロンを出走馬唯一の34秒台を脚を駆使して先に抜け出していたエアスマップに2馬身1/2差を付ける完勝。久々の勝利となりました。ジョウテンブレーヴは勝った重賞4勝とも2着馬に0.2以上付けての勝利で勝つときは鮮やかに勝利する印象的な馬でした。このレースもまさにそういうレースで力はG1級だったのかもしれません。種牡馬としては実績を残せませんでしたが、ダンシングブレーヴ産駒の活躍馬として思い出に残っています。残念ながらレース映像がありません。ご了承ください。
思い出の函館スプリントステークス
夏の函館開幕週のスプリント重賞として定着しているレースですが、思い出のレースは、、。
2022年第29回函館スプリントステークス。勝ち馬はナムラクレア
一昨年のレースですが斤量が反則的に感じたのと強さが際立っていたので、、。ナムラクレアは2歳時はスプリント重賞を勝ち阪神JFでも5着となり、距離が長いと思われた桜花賞でも3着となって地力の強さを証明していましたが、その後に選んだレースがこのレースでした。桜花賞に挑戦して善戦した馬がオークスに向かわずこのレースを選んだことにも驚きましたが、もっと驚いたのが斤量です。斤量がなんと50キロでの出走。実力、実績、地力から考えたらほとんど裸同然の斤量での出走となりかなり話題になりました。結果はというと、、、。3番手から直線で突き抜けて2馬身1/2差の完勝。スプリント戦での2馬身以上なので圧勝という内容でした。その後のナムラクレアの戦績を見ても当たり前の結果なのですが、強い馬が50キロで走ればより強いレースができるとまざまざと見せつけられたレースとなりました。現在も現役ですが、悲願のG1勝利を掴むことができるのか気になる1頭です。
それぞれどんなレースになるか楽しみです。
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