たてログ競馬:思い出の重賞2024.10.2~毎日王冠、京都大賞典、サウジアラビアロイヤルカップ

思い出の名馬、レース

秋のG1初戦が終わりいよいよ東京、京都開催が始まります。毎日王冠、京都大賞典となるといよいよ秋競馬も本番といった感じですが、それぞれ思い出のレースを紹介します。

思い出の毎日王冠

今やスーパーG2とも言われる程メンバーも揃いますし名勝負も生まれている毎日王冠ですが、今回紹介するレースは、、、。

2013年第64回毎日王冠。勝ち馬はエイシンフラッシュ

エイシンフラッシュはダービー馬にしてこのレースの前年の天皇賞も制している名馬です。この馬の特徴は究極の上り勝負に強いという事でしょうか。32秒台の上りで勝ったのがダービーとこのレース。33.1で勝ったのが前年の有馬記念といった具合です。11年前に上りで32秒台を出す馬はそうはいませんd根したが、ドスローの上り勝負にめっぽう強い馬だった事は成績を見ても分かります。実際このレースの2着はジャスタウェイだったのですが、次走の天皇賞でジェンティルドンナが作ったハイペースでのレースでは2着のジャスタウェイが覚醒して圧勝。エイシンフラッシュは3着でした。天皇賞とのラップ比較だと毎日王冠の前半3Fが35.5でしたが、200m距離が長くなる天皇賞では35.0とコンマ5秒早いラップで進んでいます。エイシンフラッシュ自身の上り3Fも毎日王冠は32.8、天皇賞は35.5と前半のラップが早かったために末脚は鈍った状況でした。毎日王冠にしても逃げたクラレントが上がり33.4ですので普通なら差し切れないはずなのですが、こういうレースが得意のエイシンフラッシュは32秒台の上りで差し切ったというわけです。もちろんジャスタウェイが次走の天皇賞から覚醒した事もあったと思いますが、予想するうえでペース予想も大事だという事を改めて思わされました。そんなエイシンフラッシュの32秒台の脚をご覧ください。

思い出の京都大賞典

毎日王冠と並んで秋の東京開催開幕週の伝統の古馬G2で数々の名馬が勝利している京都大賞典ですが、今回紹介するレースは、、、。

2006年第41回京都大賞典。勝ち馬はスイープトウショウ

スイープトウショウは秋華賞とエリザベス女王杯を勝ちつつ、牡馬相手の宝塚記念も勝利した名牝ですが、そんなスイープトウショウが勝った京都大賞典を紹介します。宝塚記念も勝っているように牡馬に混じっても全く関係ない牝馬がこの馬で、このレースでもその力をいかんなく発揮しています。開幕週の2400m戦だけにスローな流れを4,5番手で追走して4コーナーでは内を突いて上り32.8の末脚で外から伸びてきたファストタテヤマとトウショウナイトを振り切って完勝しています。レースぶりからも余裕が感じられますが、牡馬相手の2400mのG2でこの勝ち方ですから女傑という言葉の方がしっくりくるかもしれません。そんなスイープトウショウと強いレースをご覧ください。

思い出のサウジアラビアロイヤルカップ

サウジアラビアロイヤルカップはその昔はいちょう特別やオープン特別のいちょうステークスで馴染みがあったレースで勝ち馬にはシンボリルドルフやエアグルーヴ、メジロドーベルもいて、近年の勝ち馬もダノンプレミアムやグランアレグリア、サリオスなど名馬が名を連ねています。そのように後の名馬が勝利するイメージのレースですが紹介するのは、、、。

2021年第7回サウジアラビアロイヤルカップ。勝ち馬はコマンドライン

コマンドラインはこのレースを勝った直後までは来年のダービー馬候補という事を疑う人は多くなかったと思いますし、過去の勝ち馬を考えても強い馬であるとは思っていましたが、、、、。レースはサンデーレーシングの馬たちが1番人気~3番人気に支持されて結果もそのまま決着。コマンドラインは1番人気に応えて1/2馬身差で勝利しました。2番手追走の上り33.5ですので上りの脚も早く着差以上に完勝のレースぶりだったので来年のクラシックも楽しみな感じでしたし、鞍上のルメール騎手もデビュー時には来年のダービーもと言っていてここでもトップレベルに行ける馬だと思いますとコメントしていましたが、、、、。この後はG1ホープフルステークスに1番人気で挑んで12着と惨敗。そのあとも毎日杯も8着となりダービーにも出走せず地方交流のジャパンダートダービに出走も大敗してその後もオープン特別を2回走っても結果が出ず最後のレースとなったのはなんと障害レースで競争を中止して引退してしまいました。現在は乗馬として第二の生活を送っているようですが、このレースでの勝利や騎手のコメントからは想像もつかない状況になっていました。1口馬主をやっていても思うのですが、何がきっかけで良化したのか、また何がきっかけで不振に陥ったのかや調教でどれだけ動いても勝てない時もありますし、怪我で引退する馬もいます。それを思うと順調に成長して勝って重賞やG1で安定した成績を残せる馬がどれだけ一握りかという事もわかりますし、ある意味運に左右される部分も多いと思ったりもします。それでも重賞を勝っているのですから良いと言えば良いのかもしれませんが、、、。と考えさせられる馬でもありました。コマンドラインの強かったレースをご覧ください。

今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。


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