中学野球からの高校進学への進路の決め方「特待、推薦、チームとのパイプ、セレクション、一般入試」(リトルシニア、ボーイズ、ヤング、ポニー)「中学野球チームの選び方④」

中学野球

中学野球からの高校進学での進路の決め方について疑問があると思います。一番の疑問は高校に入学する場合の方法について、特待、推薦などの方法があり、その違いが分かりにくかったりもします。

今回は高校入学の方法である、特待、推薦などについて解説していきます。

野球での高校進学への方法については、大きく分けて5つがあります。

  • 特待
  • 推薦
  • チームとのパイプ
  • セレクション
  • 一般入試

の5つです。

それぞれについて説明していきます。

特待とは?

日本高等学校野球連盟に届け出ている全国約370校にある制度で、
各校5名まで枠があり、授業料、部費などが免除や優遇されます。

高校野球の関係者の目に留まれば高校の野球部側から打診があります。

昔は特待の基準などもなく、どの有力校も自由に条件を出して過剰な獲得競争になり、それが問題視されたたため届け出制として、各校5名まで枠も決められています。

届け出をしている高校は下記のリンクで確認できます。

お知らせ | 日本高等学校野球連盟
公益財団法人日本高等学校野球連盟の公式サイト。連盟の概要、高校野球の歴史など。

特待のほかに準特待という基準で5名とは他に獲得している高校もあるようです。

推薦とは

特待、準特待ではなく、授業料免除などの条件がない場合、
高校からの推薦枠での受験にになります。

スポーツ推薦とも言います。

各高校での基準は高校独自に決まっており、何人枠があるかなどはそれぞれの高校によって変わります。

公立高校でも一部の高校で推薦制度を設けている高校もあるようです。

さらに県の取り組みとして県外からの受け入れを積極的に受け入れている県もあるようです。

試合での活躍で目に留まることもありますが、野球部の関係者が所属チームの練習を視察に来た時にも声を掛けられる事もあります。

チームとのパイプとは

クラブチームには監督やコーチ、理事などの繋がりで特定の高校とパイプがあり、毎年何人かは推薦での受験で入学できます。

これは、各チームによってどの高校にパイプがあるかは違いがありますのでリサーチが必要です。

パイプが強固なら推薦ではなく特待になったりすることもあります。

セレクションとは

高校によっては関係者のスカウト活動によって選手を集めるのとは別に、中学三年生を学校のグラウンドに集めてセレクションをおこない選手の獲得活動をします。
自分が行きたいと思っている高校がセレクションをやっているかどうかは高校のHPや所属チームに聞いてセレクションに申し込み、参加します。
そこで野球部監督や関係者の目に留まれば声をかけられて、たいていの場合推薦での受験になります。

一般入試とは

特待、推薦を使わず一般での入試にります。
特に公立の高校などは、特待、推薦枠などなく、一般入試での入学後に野球部に入ることになります。
私立の野球強豪校でも特待、推薦枠がなく、付属の中学からの進学や、一般入試での入学後に野球部に入るパターンの高校もあります。

強豪校の中には一般入試で入っても野球部に入部できない高校もありますので
事前のリサーチは必要です。

最後に

特待、推薦(チームとのパイプでの推薦決定、セレクションでの推薦決定も含む)での受験の場合は余程の事(白紙で答案を提出するとか、中学校で不祥事を起こしたなど)がない限りは入学できます。

硬式のクラブチームに入って3年間しっかりと野球をやったのであれば特待や推薦は獲得したいものです。

いくつか方法を紹介しましたので、進学の参考にしてください。


一生に一度きりの高校野球生活になりますので、選択は慎重に、じっくりと考えてみてください。






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