思い出の重賞2022.9.7~京成杯(昔は京王杯)オータムハンデ、セントウルステークス、紫苑ステークス:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

いよいよ秋競馬が開幕です。早速週末は土日で3重賞あります。思い出のレースをそれぞれ紹介します。

京成杯(昔は京王杯)オータムハンデ

その昔は京王杯AHとして秋競馬開幕週の中山の定番レースでした。その後レース名が現在の京成杯AHになりサマーマイルシリーズの最終戦として定着しています。秋競馬の開幕レースですが、その後のG1路線にはあまり関係しない馬が勝つレースという印象もあります。中山1600mが特殊なのと開幕週と言うのもあると思います。そんな京成杯AHですが、思い出のレースは、、、、。今回は結構昔で京王杯時代のレースです(苦笑)

1994年第39回京王杯オータムハンデ。勝ち馬はサクラチトセオー

サクラチトセオーというと、小島太騎手の引退の年に悲願のG1制覇を成し遂げたトニービン産駒の天皇賞馬です。トニービン産駒らしい素晴らしい末脚の持ち主で、天皇賞は直線15番手から他馬をまとめて差し切って1着。安田記念でも17番手からハナ差2着まで伸びたりと極上の切れ味が身上の馬でした。そんなトニービン産駒ですから、本来なら中山競馬場でのレースは合わないはずなのですが、、、、。チトセオーは違います。このレースを含めて中山で重賞を3勝しています。末脚自慢の馬が中山競馬場でのレースでも重賞を3勝するのですから、全体的な力が他の馬とは違いかなり高かったのではないかとも思います。このレースも道中ほぼ最後方からレースを進めて4コーナーでも10番手で直線だけでごぼう抜きして1番人気のエアリアルを3/4馬身差し切った所がゴールという豪快なレースでした。上りの脚は唯一の33秒台でした。約30年以上前に上がり33秒台の脚を使う馬は滅多にいませんでしたので、強烈な末脚だったことは言うまでもありません。しかもタイムも1.32.1と当時の日本レコードというおまけ付きでした。中山競馬場での日本レコードというのも価値がありますし、やはり他の馬たちとは力が1枚も2枚も上だったことがわかるれーすでした。そんな極上の切れ味のレースをご覧いただきたかったのですが、レース映像がないので同じように極上の切れ味を炸裂させた天皇賞(秋)のレースをご覧ください。

セントウルステークス

セントウルステークスも秋競馬開幕週の阪神1200mのレースとして定着しています(今年は中京開催ですが、、。)またサマースプリントシリーズの最終戦ともなっており、秋競馬へ向けて始動する馬とサマースプリント制覇を狙う馬との激突の馬でもあります。そんなセントウルステークスですが、1番人気が10年連続で連対しているという事でここ10年は硬く収まる傾向にありますが思い出のレースは、、、、。

2012年第26回セントウルステークス。勝ち馬はエピセアローム

この年のセントウルステークスは勝ったエピセアロームもそうですが、2着に負けたのがあのロードカナロアだったという事で印象に残っています。ロードカナロアと言うと説明不要の名馬中の名馬ですが、重賞初制覇後から引退までの間に負けたレースが4回あるのですが、その内このセントウルステークスも含めて約3か月レース間隔が開いてのレースで3回負けています。後から戦績を見ると叩き良化形の馬だったと分かるのですが、、、、。しかも、ロードカナロアは重賞連勝後に高松宮記念、函館スプリントステークスと2連敗を喫しての秋初戦で、秋競馬へ向けて鞍上も代えての参戦でしたので当然の1番人気となっていました。勝ったエピセアロームはダイワメジャー産駒で重賞3勝全てがスプリント戦という生粋のスプリンターでした。レースも3番手で進むロードカナロアが直線でカレンチャンを競り落としてゴールするかに思えた間際にアンシェルブルーと共に突っ込んできて差し切った所がゴールという事でした。ロードカナロアが負けた事にも驚きましたが、3着のアンシェルブルーが12番人気だったこともあり3連系の馬券が大荒れになったのでそれも印象に残っています。今の競馬では調教技術も進化していて休み明けでもしっかり走り切る馬が多くなっているように思いますが、10年前は休み明けの馬は割引という定石もありましたが、それにしてもあのロードカナロアが、、、。というレースでした。エピセアロームは2年後の同じセントウルステークスでも3着という事で阪神の1200m戦は合っていたのかもしれません。そんなロードカナロアが負けたレースをご覧ください。

紫苑ステークス

紫苑ステークスは2000年からオープン特別、2016年からはG3として秋華賞のステップレースとして定着していて、秋華賞でも上位に来る馬が多いレースとなっています。コース形態が秋華賞の行われる京都競馬場内回りやここ最近の阪神内回りと変わらないのでと言うのもあるのかもしれません。そんな紫苑ステークスですが、思い出のレースは、、、。

2021年紫苑ステークス。勝ち馬はファインルージュ

昨年のレースですが、なぜ印象に残っているかというと、、、。ファインルージュを本命にできなかったのでという事で、、、。レースはファインルージュが5,6番手から直線で突き抜けて1馬身4/3つけての余裕の勝利。秋華賞へのステップとしてはこれ以上ないレースぶりでした。何故この馬を本命にできなかったかというと、唯一の不安点が距離だったからです。1600では桜花賞3着もあり強い馬という印象でしたが、2400mのオークスで惨敗したために、距離適性的に2000mでも厳しいのではと思ってしまったのです。後から考えたら、2000m位までは全く問題にしていなかったことはわかりましたが、、、。しかも、同じ轍を先週また踏んでしまって、、、。先週の新潟記念で勝ったのはカラテでしたが、狙うならココと思っていたのに、2000mへの対応のみで本命にできず、紐からも除外してしまい、、、、。先週の負けの後に思い出の重賞で何を取り上げるか考えていたら、、、。去年も同じ過ちを犯していたことに気付き、、、。新潟記念が今週末ならカラテを買えたかもと、、、。競馬あるあるなのですが、そんなことはファインルージュには関係ありません。そんなファインルージュの完勝したレースをご覧ください。それにしてもファインルージュの引退は残念です。

秋競馬がいよいよ開幕します。それぞれどんなレースなるか楽しみです!



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