思い出の重賞2022.10.4~毎日王冠、京都大賞典、サウジアラビアRC:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

スプリンターズステークス、凱旋門賞は終わりましたが、秋競馬はこれからが本番です。今週から東京、阪神開催で毎日王冠、京都大賞典があります。土曜日はサウジアラビアRCもあります。それぞれ思い出のレースを紹介します。

思い出の毎日王冠

毎日王冠と言えば秋の東京開催の開幕週に行われる天皇賞の前哨戦としてあまりにも有名なレース。G2ですが毎年豪華メンバーが揃います。過去の勝ち馬も錚々たる名馬が名を連ねています。そんな毎日王冠ですが、思い出のレースは、、、。

2001年第52回毎日王冠。勝ち馬はエイシンプレストン

エイシンプレストンは香港G1を3勝した名馬ですが、香港での強さが際立っていて、日本での活躍はあまり語られていないような気がします。日本のG1でも3歳時(旧馬齢)朝日杯に勝ち、マイルCSは2年連続2着と好成績を収めています。重賞も朝日杯やこの毎日王冠を含めて5勝しています。香港G1を含めると重賞8勝という輝かしい成績を残しています。そんなエイシンプレストンが勝ったこの毎日王冠ですが、何故思い出かと言うと、先ずは本命にして馬券を取っているからという事です。しかも、当時のエイシンプレストンの人気が5番人気。2着のロサードが6番人気という事で、馬券的にも美味しかったという事と、今馬柱を見返してみると1,2番人気の決着と言ってもおかしくないメンバー構成だったと改めて思います。1番人気はマグナ―テンでしたので、今思い返すとこの3頭が3強と言っても良かったかもしれません。しかしその時はエイシンプレストンが5番人気でロサードが6番人気という評価で美味しい馬券が取れました。レースはサイレントハンターが逃げてマグナ―テンが続く展開もマグナ―テンが途中から先頭に立ち直線をむかえます。マグナ―テンを見ながら4番手でレースを進めたエイシンプレストンが先頭に立って押し切りますが、ロサードが9番手から突っ込んできて2着。エイシンプレストンのすぐ後ろにいたダイワテキサスが3着になっています。エイシンプレストンは横綱相撲での文句なしの勝利でこの後にマイルCS2着となり香港マイルで海外G1初制覇となります。その後は香港のG1をさらに2勝していて、2勝目のクイーンエリザベスステークスでは当時の最強馬の1頭アグネスデジタルを2着に従えての日本馬ワンツーフィニッシュという快挙も成し遂げています。種牡馬としては良い産駒に恵まれずに残念ではありますが、時代を彩った1頭であったことは間違いありません。馬券を取ったことも含めて思い出される馬です。そんなエイシンプレストンの強いレースをご覧ください。

思い出の京都大賞典

京都大賞典も毎日王冠と並んで秋の京都開幕週の定番G2です。ここ数年は改修の影響で阪神開催となっていますが、京都大賞典という名の通り京都競馬場の名物レースです。そんな京都大賞典ですが、思い出のレースは、、、。

1995年第30回京都大賞典。勝ち馬はヒシアマゾン

ヒシアマゾンは説明不要のマル外の女傑です。20数年前に中長距離の重賞で牡馬を相手にしても軽々と勝ってしまう馬でした。当時はマル外はクラシックには出走できませんでしたのでG1はエリザベス女王杯のみですが、重賞は6連勝を含めて9勝しており有馬記念では3冠馬ナリタブライアンの2着というアマゾネスぶりを発揮していました。そんなヒシアマゾンですが5歳時(旧馬齢)に出走したこの京都大賞典でも牡馬相手に強さを見せつけます。レースは後方13番手から進めて直線でも11番手でしたが、直線大外をを回って上り3F34.6という末脚で2着以下を2馬身1/2付けての完勝。ヒシアマゾンの強さだけが目立ったレースとなりました。その後はジャパンカップでも2着となり女傑ぶりを発揮します。馬名も含めてまさにアマゾネスという表現がぴったりの名馬でした。産駒に恵まれなかったのは残念ですが、記録にも記憶にも残る名馬だと思います。

 思い出のサウジアラビアRC(いちょうステークス)

サウジアラビアRCはそのむかしはいちょうステークスというオープン特別のレースでしたが、舞台が東京1600mという事もあり数々の名馬が勝ち馬に名を連ねています。そんなサウジアラビアRCですが、思い出のレースは、、、。

1996年いちょうステークス。勝ち馬はメジロドーベル

メジロドーベルと言えば牝馬G1を5勝した名牝です。牡馬相手の重賞も勝ってはいますが、牝馬同士のレースに特に強いという印象で、私の中では女帝というイメージです。先に紹介した牡馬相手でも強かった牝馬のヒシアマゾンやエアグルーヴ、ダイワスカーレット、ウオッカなどは女傑というイメージです。そんな女帝メジロドーベルが勝ったいちょうステークスも印象的なレースでした。新馬戦快勝後、新潟2歳Sで5着に敗れて条件戦を勝ち上がってむかえたレースでした。レース自体は3番手から軽々と抜け出して2着以下を2馬身1/2離しての完勝。次走は阪神3歳牝馬ステークスでG1制覇をしてスターダムにのし上がっていきます。この時期のいちょうステークスは牝馬が活躍しており、このレースの2年前はヤマニンパラダイスが勝ち、前年はエアグルーヴが勝っています。ヤマニンパラダイスはこのレースの勝利後にメジロドーベルと同じく阪神3歳牝馬ステークスでG1制覇をしていますし、エアグルーヴは阪神3歳牝馬ステークスではビワハイジの後塵を拝しましたが、その後の活躍は説明するまでもありません。今でこそ東京1600で行われる2歳牝馬の重賞アルテミスSが創設されましたので、有力牝馬はそちらに出走してその後阪神ジュベナイルフィリーズで好成績を残していますが、当時はこのレースがそれに該当していて、2歳時に東京の芝1600mで強いレースをした馬はその後も活躍するという事は当時からずっと続いている競馬あるあるでもあります。昔からの言い伝えのようなあるある情報ですが、メジロドーベルの強いレースを観れば納得かもしれません。埋め込みができないのでアドレスのみ紹介します。リンクでご覧ください。

1996年いちょうステークス。メジロドーベル

メジロドーベル 1996年 いちょうステークス (優勝馬:メジロドーベル)
1996年10月27日 第5回東京8日目 第6レース いちょうステークス(オープン)東京競馬場 芝左1600m / 天候 : 晴 / 芝 : 良 / 発走 : 14:257枠7番 メジロドーベル 牝3 54kg 吉田豊騎手 タイム1;35....

今週は3日開催で盛り上がりますが、それぞれどんなレースになる楽しみです。



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