思い出の重賞2022.12.7~阪神JF、中日新聞杯、カペラS、香港マイル:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

今週は土日で3重賞に香港では香港国際競争があり賑やかな週末になります。思い出の重賞はG1阪神JFを含めた土日の重賞と香港マイルを書きたいと思います。

思い出の阪神JF

2歳牝馬のG1レースとしてすっかり定着している阪神JFですが、元々は阪神3歳ステークスという3歳(旧馬齢)の混合のG1級のレースとして始まりました。レースの拡充と共に2歳牝馬限定のレースとなりレース名も阪神3歳牝馬ステークスから現在の阪神ジュベナイルフィリーズになっています。

そんな阪神ジュベナイルフィリーズですが、思い出のレースは、、、。

2005年第57回阪神ジュベナイルフィリーズ。勝ち馬はテイエムプリキュア

テイエムプリキュアはこのレースを8番人気で制してG1馬になりましたが、その後24戦して3着が1回と勝ち鞍から見放され超早熟だったのではとも言われていましたが、逃げた日経新春杯で11番人気で復活の勝利を挙げてその後のエリザベス女王杯でも12番人気で2着なった個性派牝馬です。

テイエムプリキュアというと、馬券に絡むときは人気薄の時でその印象が強烈でこれ以外の事は全く記憶にない馬でもあります。

最終的には逃げ馬という印象になりましたが、このレースでは逃げたわけではなく、道中中段からメンバー最速の上りを使って1馬身1/2を付けての完勝という事で、晩年の逃げ馬の姿を微塵も感じさせない強いレースぶりでした。フロックで勝ったとは思えない勝ち方でしたが、、、、。鞍上も大レースで幾度となく穴を開けている熊沢騎手でしたし終わってみれば、、、、。というレースでした。人気どころも2番人気だったフサイチパンドラ(アーモンドアイの母)がようやく3着という事で、2着にも9番人気のシークレットコードが入ったこともあり大荒れのレースとなりました。後の不振からの脱出を思うとやはりG1を勝った馬は侮れないと思う反面、どこが買い時なのかは全く分からないので競馬は難しいと思わせる馬の1頭だったと思います。

思い出の中日新聞杯

中日新聞杯は開催時期が良く変更になる重賞で、現在の12月開催は5年目という事でしばらくは続きそうです。そんな中日新聞杯ですが、思い出のレースは、、、。

2017年第53回中日新聞杯。勝ち馬はメートルダール

何故このレースかと言うと、メートルダールは私も会員でもある一口馬主クラブのキャロットクラブの馬で当時私が1口持っていた馬プロフェットと同じ世代の馬でした。メートルダールはデビュー後すぐにオープンクラスで活躍していて重賞制覇はすぐだと思っていたのですが、最初に挑戦した重賞が3歳1月の京成杯でした。京成杯は2番人気と高評価でしたが、そこで勝ったのが私が持っていた馬プロフェットだったのです。メートルダールは3着でした。2着も同じキャロットクラブのケルフロイデでしたので、この京成杯はキャロットクラブ祭りとなり私の一口馬主人生初の重賞制覇という事もあり忘れられないレースなのですが、そのレースで2着、3着した馬もその後の活躍は気になっていました。そんな気になる馬メートルダールの初重賞制覇がこの中日新聞杯だったのです。

レースは11番手と後方から進めて直線に向き先に抜け出しを図っていた1番人気のミッキーロケットを上がり33.6の末脚で1馬身1/2差し切っての勝利でまさに完勝という内容でした。

その後も重賞戦線を賑わすも勝つまでには至りませんでしたが、末脚が炸裂すれば能力は重賞級という馬だったと思います。そんなメートルダールが完勝したレースをご覧ください。

思い出のカペラステークス

カペラステークスはダート路線の拡充のために2008年に創設された比較的新しい重賞です。そんなカペラステークスですが、思い出のレースは、、、。

2014年第7回カペラステークス。勝ち馬はダノンレジェンド

ダノンレジェンドはダート短距離重賞を勝ちまくった馬で、交流G1のJBCスプリントを含めて地方、中央で重賞9勝の名馬です。現在は種牡馬として地方競馬にも活躍馬を出すなど活躍しています。そんなダノンレジェンドの初重賞制覇だったのがこのカペラステークスでした。

レースはダノンレジェンドが逃げてそのまま直線に向いても差を拡げて5馬身差の圧勝。2着には道中12,3番手の後方から上がり最速36.1で上がってきたサトノタイガーが入りました。サトノタイガーが上がり最速だったのですが、ダノンレジェンドも上がり2位の36.2を使っており、これでは後続が届くわけはありませんし、ダートの1200mで5馬身差は決定的な差でこの後の飛躍を考えると納得の結果だったと思います。現在は種牡馬としてマイナー系統のヒムヤー系ですが活躍馬を出しており、今後の産駒次第ではヒムヤー系を繋げる重要な種牡馬になるかもしれません。そんなダノンレジェンドの強烈なレースをご覧ください。

思い出の香港マイル

今週は香港国際競争があります。過去に日本馬も大活躍のレースですが、そんな中で今回は思い出の香港マイルを書きたいと思います。思い出のレースは、、、。

2015年香港マイル。勝ち馬はモーリス

モーリスは説明不要の名馬で現在は種牡馬としても大活躍しています。

そんなモーリスの海外G1初制覇がこの香港マイルでした。

デビューから素質の片鱗は見せていましたが気性や晩成傾向だったことが相まって活躍は少し後になってからになりました。その転機となったのは転厩だったのではと思います。堀厩舎に転厩になってからの活躍が凄まじく、1000万条件からマイルG13連勝を含む6連勝と破竹の勢いでした。丁度その最中のレースがこの香港マイルでした。安田記念、マイルチャンピオンシップと連勝して挑んだレースでしたが、道中7,8番手で進み直線外から先行勢をまとめて差し切って堂々のゴール。まさに強いの一言といったレースでした。この後翌年には距離を伸ばして天皇賞(秋)と香港カップを制してG16勝という記録にも記憶にも残る名馬として引退しました。現在は種牡馬としても大活躍でグラスワンダーから続く父系や母型では日本の競馬界を支えたメジロの血を伝えてくれています。

そんなモーリスが完勝したレースをご覧ください。

阪神JFでは後のクラシックでも活躍するような馬が現れるか、香港国際競争は日本馬が大挙押し寄せていますが、日本馬が活躍するのか予想も含めて楽しみです。


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