たてログ競馬:思い出の重賞2023.1.17~AJCC、東海ステークス

レース予想、レース回顧

今週の思い出の重賞はAJCCと東海ステークスです。

思い出のAJCC

AJCCというと真冬の中山古馬G2として長らく開催されいる定番重賞です。正式名称はアメリカジョッキークラブカップと長いのでAJCCと略されて定着もしています。そんな歴史あるAJCCですが思い出のレースは、、、。

1996年第37回AJCC。勝ち馬はカネツクロス

カネツクロスはこのレースを含めて重賞を3勝しましたが、父タマモクロスの代表産駒の1頭でもありました。このレースまでエプソムカップとまだ芝2500mで行われていた鳴尾記念を勝っていました。その鳴尾記念を勝って1番人気で挑んだのがこのレース。本来は中山開催なのですが、この年は東京競馬場で行われています。ライバルも豪華でオークス馬ダンスパートナー、ケンタッキーダービーにも挑戦したスキーキャプテン、当時重賞やG1で3着が多くそれだけでも人気馬だったロイスアンドロイスも出走していました。レースは強いの一言で、スタート後1コーナーまでは2番手でしたがその後は先頭を走りそのまま2着ダンスパートナー以下を2馬身差付けての文句なしの完勝でした。タマモクロス産駒らしく古馬になってからの本格化という事でその後も期待されましたが、次走の日経賞2着の後は別馬のように凡走を繰り返すようになり引退という事で、このレースがカネツクロスが一番充実していて強かった時のレースだったと思います。残念ながら種牡馬にはなれませんでしたので、タマモクロスの血を継ぐこともできずとなってしまいました。それでも当時G22勝、G31勝は立派でしたし強い馬だったと思います。そんな強かったカネツクロスのレースをご覧ください。

思い出の東海ステークス

東海ステークスは今はフェブラリーステークスのステップレースとして定着していますが、その昔はウインターステークスというレース名で暮れの中京開催のダート2300mとして行われていました。そんな東海ステークスですが、思い出のレースは、、、。

1997年第14回東海ウインターステークス。勝ち馬はアブクマポーロ

アブクマポーロは交流重賞を勝ちまくった名馬で当時中央競馬でもフェブラリーステークスがG1に昇格して地方交流競走も盛んになりだした頃でしたので、中央のダートの猛者と地方馬との対決も話題になっていました。そんな状況下で行われたこの東海ステークスでも力を発揮しました。中央の出走馬は東京大賞典を勝つトーヨーシアトルやフェブラリーステークスでも2着になるエムアイブラン、目黒記念や日経新春杯を勝っている芝の重賞ウィナーのハギノリアルキングなど実力馬も多く出走していました。レースでアブクマポーロは10番手11番手を追走して直線で外に出します。先行して先に抜け出しを図ったエムアイブランを内からトーヨーシアトルが伸びてきて差し切って勝つかに思われましたが、外からアブクマポーロがそのトーヨーシアトルを差し切った所がゴール。内外の距離ロスを考えても強いレースでしたし圧巻の末脚でした。中央重賞はこのレースの勝利とこのレースの2走前に芝のオールカマーに出て負けていますがこれはノーカウントでも良いかと思いますので、中央のダート重賞でも十分に通用数る力があったことは言うまでもありません。そんなアブクマポーロの強烈な末脚をご覧ください。動画の6分28秒頃からこのレースが観られます。

今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。



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