今週末はG1を含む4重賞。思い出のレースも盛りだくさんです。
フェブラリーステークス
私が競馬を見始めたころはフェブラリーハンデという重賞レースでしたが今ではダートG1の先がけのレースとしてさらに年明け最初のG1として定着しています。そんなフェブラリーステークスですが、思い出のレースは、、。
1999年第16回フェブラリーステークス。勝ち馬はメイセイオペラ
メイセイオペラは岩手競馬出身の地方競馬の馬でした。地方での活躍は中央でも聞かれるようになり、この前の年には交流G1の南部杯を勝ち暮れの東京大賞典でも当時地方の雄だったアブクマポーロの2着となりこのフェブラリーステークスに出走してきました。
中央の猛者相手にどんなレースをするか楽しみでした。中央の出走馬もタレント揃いで、1番人気は芝、ダートの短距離レースで実績のあったワシントンカラー(今考えるとなぜワシントンカラーが1番人気だったのかは不思議です(苦笑))、3番人気にオースミジェット、4番人気にタイキシャーロック、5番人気には昨年マルシュロレーヌの母の母として話題になったキョウエイマーチがいます。その他にもダート重賞で活躍していたエムアイブランも出走しています。そんな中2番人気に推されたメイセイオペラでした。レースはキョウエイマーチが逃げてビックサンデー、メイショウモトナリが続く形でメイセイオペラは5番手でレースを進めて直線に向きます。
直線では馬場の真ん中から堂々と抜け出して2馬身差の圧勝。2着にはエムアイブランが伸びてきますが後の祭りといった感じでの完勝でした。まさに横綱相撲で強いの一言が出る位のレースでした。漢字で「明正」と入った赤いメンコ姿も印象に残る強い馬でした。
ダイヤモンドステークス
ダイヤモンドステークスは東京競馬場の長距離レースで冬のこの時期の定番レースとなっていますが、有馬記念が年末開催でない昔には有馬記念後の年末に開催されていたこともある伝統のあるレースです。どんなダイヤモンドステークスですが、思い出のレースは、、、。
2008年第58回ダイヤモンドステークス。勝ち馬はアドマイヤモナーク
アドマイヤモナークというと長距離重賞で活躍した馬ですが、なんといっても有馬記念の14番人気での激走が印象に残っている馬で、その年のダイヤモンドステークスがこのレースです。レース自体は1番人気で57.5キロを背負って2番人気のコンラッド以下を2馬身1/2ちぎって勝っていいますので強いの一言ですし、長距離適性を示したレースでもありました。ここでの勝利をしっかりと意識していれば暮れの有馬記念でも買えたのではないかと思ってしまいます。というのも当時予想の軸としていたスピード指数の予想では本命がダイワスカーレットで紐にこのアドマイヤモナークが入っていたのですが(ちなみに3着のエアシェイディも入っていました)、牝馬のダイワスカーレットを信用しきれず本命をマツリダゴッホにしてしまい、アドイヤも近走実績から軽視してしまい、、、。終わってみればスピード指数通りに勝っていれば取れたレースとなってしまい、、、。という苦~い経験(馬券あるあるですが、、。)が思い出として残っており、アドマイヤモナークも深く刻まれているのです。そんなアドマイヤモナークの強いレースをご覧ください。
小倉大賞典
昔は小倉記念、北九州記念と並んで小倉古馬3重賞の1つでしたが、現在北九州記念が距離変更になり小倉競馬場の中距離重賞はこの小倉大賞典と小倉記念になります。
そんな小倉大賞典ですが、思い出のレースは、、、。
2015年第49回小倉大賞典。勝ち馬はカレンブラックヒル
カレンブラックヒルは3歳時の毎日王冠まで5戦5勝と完璧な成績で天皇賞に出走。そこからがいばらの道となり、重賞を6連敗してダービー卿チャレンジトロフィーで久々の勝利、更にまたトンネルに入り重賞を4連敗して出走してきたのがこの小倉大賞典でした。ダイワメジャー産駒の逃げ先行馬で毎日王冠まではどこまで強くなるのかと期待してみていましたが、そこからはムラのあるレースになってしまい、むしろ狙いどころが難しい馬になってしまったいんしょうでした。この小倉大賞典もラングレー、レッドレイブンに続く3番人気という状況での出走。レースは2番手から進めて3コーナーから先頭に立つとそのまま1/2馬身差でゴール。最後は少し苦しくなりましたがしっかりと勝利を収めています。このレースの勝利を最後にその後5戦して良いところなく引退。現在は種牡馬として活躍しています。3歳秋までの強さとそこからの歯痒さのコントラストがはっきりとした馬の印象で最後に勝ったこの小倉大賞典も印象に残っています。
京都牝馬ステークス
大昔には秋の開催でしたしレース名も京都牝馬特別でした。現在では2月の京都開催として定着。1口馬主クラブ法人の牝馬だと6歳の3月に引退となりますし、種付け準備をするために引退する牝馬も多い時期ですので、引退レースとして走る牝馬も多いレースです。
そんな京都牝馬ステークスですが、思い出のレースは、、、。
1998年第33回京都牝馬特別。勝ち馬はビワハイジ
ビワハイジというとカーリアン産駒の持ち込み場で3歳時にはエアグルーヴを破って阪神三歳牝馬ステークスを勝利、4歳クラシックではダービーにも出走。母としてもG16勝の名牝ブエナビスタや2戦目で母と同じ阪神2歳牝馬ステークスを制したジョワドヴィーヴル、重賞馬としてアドマイヤオーラやトーセンレーヴ、アドマイヤジャパンなどを産んだ名牝中の名牝です。そんなビワハイジですが、阪神三歳牝馬ステークスを勝ってその後はチューリップ賞2着を最後に連に絡むレースがない状況が5戦続いていて「早熟馬だったのか?」と言われ始めていて迎えたのがこのレースでした。このレースは同じ世代の桜花賞馬ファイトガリバーやその後エリザベス女王杯で2着になるランフォザドリームなども出走していたレースで人気は3番人気。レースはビワハイジが外枠から逃げて直線に入っても勢いは衰えず、後続に2馬身をつけての圧勝。久しぶりの勝利となったレースですし、ハマったら強いと思わせてくれるレースでした。ただ、このレース後に骨瘤が確認されたためにそのまま引退となり、実質引退レースとなりました。
ビワハイジはその後の産駒の活躍も含めて非常に印象に残る馬でしたし、その馬の最後の鮮やかな勝利が非常に印象深い勝利として残っています。レース映像がないのが残念ですが、ビワハイジが勝った阪神3歳牝馬ステークスをご覧ください。
今週末は天気によっては馬場状態の予想が難しく、この4重賞がどんなレースになるか楽しみです。予想もしっかりしたいと思います。
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