思い出の重賞2022.5.31~安田記念、鳴尾記念:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

ダービーは終わりましたが競馬は続きます。春の東京競馬場のG1もオーラスの安田記念。土曜日には中京競馬場で鳴尾記念があります。それぞれ思い出のレースを紹介します。

安田記念

グレード制導入前から芝1600mのハンデ競争として存在している歴史あるレースで、グレード制導入と同時にG1に格付けされ春のマイル王決定戦として数々の名レース、名馬を輩出しているレースです。そんな安田記念というより東京芝1600mのレースでは何年かに1度、超が付く名馬が度肝を抜くレースを見せてくれます。逆に言うと東京芝1600mを圧勝するような馬は超が付く名馬といっても過言ではないと思ったりもします。安田記念ではグランアレグリアやウオッカ(最初に勝ったレース)、泥んこ馬場で圧勝したタイキシャトル、古くはノースフライトなど、ヴィクトリアマイルではアーモンドアイとウオッカのレースが該当しますがそんな事をはじめて思わせてくれた安田記念がありました。そのレースを紹介します。

1990年第40回安田記念。勝ち馬はオグリキャップ

オグリキャップに関しては説明不要の名馬にしてアイドルホースで私が競馬にのめり込む原因となった馬です。そんなオグリキャップが圧勝したレースがこの安田記念です。30年以上前で東京芝1600mをほぼ持ったまま(鞭を何回か入れていますが、本気で追っているようには見えません)で1分32秒4で走り抜けたオグリの中でも伝説のレースの1つだと思います。しかも、前年の有馬記念で初めて3着以内を外して5着となった後の休み明けのレースでした。メンバーが小粒だったかというとそんな事はありません。2着には皐月賞馬にしてこの後の天皇賞(秋)を勝つヤエノムテキや3着は後の宝塚記念でオグリキャップを破るオサイチジョージでしたし、その他にも前年のマイルチャンピオンシップで激闘を演じたバンブーメモリーも出走していましたので豪華メンバーでのレースでもありました。そのレースでの衝撃の勝ち方でしたので「オグリはやっぱり強い!」という印象を強烈に感じさせたレースとなりました。その後も東京芝1600mで圧勝する馬を見るとその馬は超が付く名馬だと思うようになってもいます。そんな伝説のレースをご覧ください。

鳴尾記念

鳴尾記念も歴史あるレースでグレード制導入前からあり、その昔春と秋の年2回行われていた時期もありました。その後は暮れの有馬記念前のステップレース的な意味合いがあり、距離も2400mや2500mで開催されていましたが、1800mになったりしつつ開催時期も今の6月に移行され現在の芝2000mになり定着しています。そんな鳴尾記念ですが、思い出のレースは、、、。

1992年第45回鳴尾記念。勝ち馬はタケノベルベット

タケノベルベットというとエリザベス女王杯を17番人気で勝った一発屋的な印象を持っている方も多い馬だと思いますが、エリザベス女王杯後の数戦はエリ女を勝った事がフロックではなかった事を思わせるレースをしていました。そんなレースがこの鳴尾記念です。

エリザベス女王杯を勝って挑んだレースでしたが、2番人気での出走で前目でレースを進めて直線では2番手に上がってそのまま押し切って勝つという堂々のレースぶりでの勝利。エリ女の激走がフロックではなかった事を証明したレースとなりました。その後も年明けの日経新春杯を3着、阪神大賞典でもメジロパーマーの2着と牡馬一線級相手でも引けを取らないレースぶりを展開。タケノベルベットにとっての充実期だったのだと思います。続く天皇賞は流石に10着と敗れましたが、フケの影響があったとも言われておりこのレース後に引退。繁殖に上がっています。エリ女の激走だけがクローズアップされがちな馬ですが、半妹に桜花賞馬リーゼングロスや1983年優駿賞最優秀3歳牝馬のマーサレッドがおり血統としても良血の部類に入る馬でしたし、春のチューリップ賞でも3着になるなど実力の片鱗は見せていました。そんなタケノベルベットの充実期のレースをご覧くださいと言いたいところですが、鳴尾記念の動画がないのでエリザベス女王杯の激走をご覧ください。

今年の安田記念では伝説の名馬になるような馬は現れるのか、鳴尾記念はどんなレースになるのか楽しみです。



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