たてログ競馬思い出の重賞2023.2.7~京都記念、共同通信杯、クイーンカップ

レース予想、レース回顧

今週は土日で豪華メンバーの揃う京都記念と牡馬、牝馬共に春のクラシック占う重要な共同通信杯とクイーンカップと楽しみなレースです。そんな3重賞の思い出のレースです。

思い出の京都記念

100回を超える伝統の京都記念。大昔は春と秋の年2回開催されていたこのレースですが、現在は冬の京都競馬場の風物詩的なレースとなっています。ここ数年は京都競馬場の改修で阪神開催となっていますが、思い出の京都記念は、、、。

2016年第109回京都記念。勝ち馬はサトノクラウン

サトノクラウンは渋った馬場にめっぽう強い海外G1も制覇した名馬ですが、2歳時は東京スポーツ杯、3歳時は弥生賞を勝ちクラシック候補でしたが同期にドゥラメンテいて春の2冠は皐月賞6着、ダービー3着とクラシック制覇はならず、秋は中距離路線の天皇賞へ出走も大敗して休養。休み明けで迎えたのがこのレースでした。このレースは重馬場でしたが人気は6番人気。今になって馬柱を眺めていると6番人気?となってしまうのですが、これこそ終わってみればという典型的な競馬あるあるで、1番人気はレーヴミストラル、2番人気ヤマカツエース、3番人気タッチングスピーチという事で、どう考えても重馬場でのパフォーマンスが圧倒的なのはサトノクラウンです。これは今となってはという事ですが、、、。当時はまだそれに気付いていないわけで、、、、。レースはサトノクラウンの独壇場。2,3番手でレースを進めて4コーナーでは先頭に立ち最後もタッチングスピーチ以下を3馬身つき離しての圧勝。上りも2着タッチングスピーチと一緒に最速でしたのでとにかく強いの一言。重馬場のサトノクラウン全開といったレースぶりでした。次の年の京都記念も制するのですが、そこでも何故か3番人気。馬場は稍重だったにも関わらずです。今にして思うと何故この人気だったのかと思う事はよくありますが、サトノクラウンが国内で勝った時はまさにそれを思わせる事が多かった気がします。そんなサトノクランの圧勝したレースをご覧ください。

思い出の共同通信杯

共同通信杯は春のクラシックを占う上で欠かせないレースとなっています。近年は共同通信杯は皐月賞に直結して弥生賞で上がり最速だった馬がダービーに直結している傾向がありますが、ここを圧勝するような馬は後のG1でも活躍が期待できる事は間違いないレースとなっています。そんな共同通信杯ですが、思い出のレースは、、、。

1994年第28回共同通信杯。勝ち馬はナリタブライアン

ナリタブライアンは説明不要の3冠馬です。特に4歳時(旧馬齢)の強さは際立っており、そのローテーションも含めて現在では考えられない臨戦過程で3冠を獲りました。このころは3歳(旧馬齢)G1は暮れの朝日杯しかなく、朝日杯を制するまで6戦しており、朝日杯が7戦目でした。そのあと普通なら皐月賞を目指すので皐月賞トライアルに出走するのが普通でしたが、明けての初戦に選んだのがこのレースでした。レースはブライアンの独壇場で道中3番手から上がり最速で4馬身をつける余裕の勝利。この圧勝で3冠を予感した人も多かったと思います。そのあとは現在なら皐月賞に直行してもおかしくありませんが、スプリングステークスに出走してここでも圧勝。そして皐月賞、ダービーの2冠を制します。秋は京都新聞杯でまさかの2着になりますが、菊花賞では7馬身差の圧勝で3冠制覇、そして暮れの有馬記念もヒシアマゾン以下を退けて圧勝とナリタブライアンの強さが際立った年となりました。

そんなナリタブライアンが楽勝したレースをご覧ください。

思い出のクイーンカップ

クイーンカップも共同通信杯同様春のクラシックに直結するレースです。桜花賞もそうですが、オークスにより直結しているイメージもあります。そんなクイーンカップですが思い出のレースは、、、。

1995年第30回クイーンカップ。勝ち馬はエイシンバーリン

エイシンバーリンというと当時芝1200mの日本レコード1分6秒9を叩き出した快速スプリンターのイメージが強い馬ですが、その快速スプリンターが東京1600mの重賞を勝利しています。若駒の頃は距離の融通が利き、古馬になっていくと本来の距離適性に寄っていくという事は今では当たり前の話ですが、当時はまだそこまで浸透していなかったと思います。エイシンバーリンもその典型的な馬で1600mでの勝利はこのレースも含めて3重賞を勝っているのですがその時期は明け5歳(旧馬齢)の1月の京都牝馬ステークスまでで、それ以降は1600m以上のレースでは連対すらしていません。今にして思うとエイシンバーリンがこのレースを含めて1600mの重賞を3勝してるのが意外ですし、その後はスプリント重賞1勝のみと言うのも意外です。(1200m、1400mの重賞で高松宮記念も含めて5つのレースで2着がありますが、、、。)この時期の若駒は本来の距離適性じゃないレースでも好走する事が多く、今年もそういう馬が来る可能性があるのかも含めて楽しみではあります。そんな今にして思うと意外なクイーンカップの逃げ切りをご覧ください。

今年の3重賞がどんなレースになるか楽しみです!


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