思い出の「有馬記念」~1990年第35回有馬記念~

競馬

いよいよ年の瀬ですが、競馬ファンにとって年の瀬と言えば、、、。やっぱり有馬記念

その年の馬券が外れて大幅マイナスでも有馬を当てれば何となく良い年と思えるほどの年末の風物詩ですし、総決算的な意味合いが強いレースです。特に競馬歴が長い人には余計にそう思う傾向が強いように思います。そんな中、私の思い出の有馬記念と言えば、、、。

1990年第35回有馬記念をおいて他にはありません。

私の競馬歴の原点でもあるオグリキャップが引退レースにして見事復活勝利を飾ったレースです。

オグリによって作られたと言っても過言ではない現在の競馬ブームを確かなものにした瞬間であり、競馬は単なるギャンブルといった考え方を覆し、スポーツであり、エンターテインメントであると世の中に知らしめたレースだと言ってもいいと思います。

考えてみれば、一つの場所に20万人近い人が集まり、熱狂できるものはスポーツ、音楽含めてそうあるものではありません。そういった意味で日本の競馬は現在でも他の国の競馬と一線を画する稀有な存在になっているのもこのレースが原点になったのではないでしょうか。

細かく言うと、この年のアイネスフウジンが勝ったダービーにおいて19万人が詰めかけけた東京競馬場での伝説の「ナカノ」コールから予兆はあったのかもしれませんが、このオグリの勝利で確実なものになった気がします。

このレースは「オグリの復活」、「引退レースでの勝利」、「鞍上に武豊」など色々と語り継がれているレースですが、その他の部分でも色々と語る継がれている珍しいレースです。何と言ってもフジテレビの実況での大川慶次郎先生の「ライアン!ライアン!」ではないでしょうか。いち解説者が自分の推している馬の名前を叫ぶという前代未聞の実況でもありました。今回は2つ動画を載せいています。一つは当時のラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)白川次郎さんの「さあ頑張るぞ、オグリキャップ!」ともう一つはフジテレビの伝説の「ライアン!ライアン!」が聞けるものです。フジテレビのものも大川慶次郎先生ばかりが言われていますが、大川和彦アナの実況も素晴らしいものでした。ご覧ください。

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