今週は牡馬クラシック三冠最終戦の菊花賞と土曜日には富士ステークスが行われます。それぞれ思い出のレースを紹介します。
思い出の菊花賞
菊花賞は牡馬クラシック3冠の最終戦ですが、この時期は季節的にもあまり雨で馬場が荒れた状態でおこなわれる印象が少ない季節ですが、、、。思い出のレースは、、、。
キセキのG1制覇はこの菊花賞のみですが、連対は4度ある名馬です。このレースが唯一のG1勝利なのですが、この年の菊花賞は土砂降りの中の不良馬場で行われた珍しい菊花賞でした。勝ちタイムも3分18秒9とトーホージャッカルが出したレコード3分01秒0から約19秒遅い決着という事でゴール前はどの馬もへとへとでのゴールというイメージも含めて印象に残っています。キセキはというと逃げというイメージもあるかと思いますが、この菊花賞までは決して逃げ馬ではありませんでした。このレースでも道中は後方14番手で進み3コーナーあたりから徐々に上がっていき、4コーナーでは7番手まで上がりそこからは根性勝負のような直線になり先に抜け出していた2着になったクリンチャーに2馬身差を付けてゴールしています。直線の映像でも馬の後ろの水しぶきが見えるぐらいの不良馬場という事でとにかく珍しいレースでしたし、キセキは1番人気でしたが10番人気の2着クリンチャーとの万馬券も持っていましたので今でも印象に残っているゴールシーンとなっています。キセキはその後G1で4度連対するもG1制覇はなりませんでしたが現在は種牡馬となっています。そんな全馬が死力を尽くしたレースをご覧ください。
思い出の富士ステークス
富士ステークスというと現在は重賞となりマイルチャンピオンシップの前哨戦として定着しているレースですが、思い出のレースは、、、。
第3回富士ステークス。勝ち馬はダイワカーリアン
ダイワカーリアンは名前のごとくフランス生まれのカーリアン産駒で現役時代は9歳まで走った無事是名馬のような馬でした、、、。重賞を3勝しているのですがこの富士ステークスも含めて全て1番人気ではない勝利でした。しかも3重賞とも8歳時での勝利です。このレースの前の札幌記念も8番人気で逃げ切っての勝利で、このレースでも6番人気という評価でした。現在もですが東京の1600mを逃げ切るのは難しいとされています。そんな東京の1600mを逃げて2着のトロットスターに3/4馬身の差を付けて勝利しています。その後は重賞ばかりを11戦して勝つことはなかったのですが4回掲示板に乗っています。すんなり逃げられる天性のスピードと重賞を3勝している事と血統的なものも含めて種牡馬入りの予定でしたが、、、。種牡馬入り前最後のレースだったアルゼンチン共和国杯のレース後に地下馬道で急性心不全をおこして亡くなってしまいました。レース後の地下馬道での出来事は今でもあまりない事ですが、当時もそんなに起こることはない事でしたのでショッキングでもありました。ダイワカーリアンというと逃げて嵌った時の強さとスピートとこの出来事を思い出します。そんなダイワカーリアンのレースをご覧いただきたいところですが、このレースの映像はなく札幌記念を逃げ切った映像をご覧ください。
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