たてログ競馬:思い出の重賞2023.12.14~朝日杯フューチュリティステークス、ターコイズステークス

思い出の名馬、レース

2歳G1朝日杯フューチュリティステークスと暮れの古馬牝馬重賞ターコイズステークスのそれぞれの思い出のレースを紹介します。

思い出の朝日杯フューチュリティステークス

その昔は牡馬の2歳(旧馬齢で3歳)G1はこのレースしかなく、ここを勝って3冠馬になった馬もいましたが、近年はホープフルステークスの勝ち馬がクラシックで活躍する傾向が強くなっています。それでも、1昨年の勝ち馬ドゥデュースがダービーを制覇して久しぶりに朝日杯の勝ち馬からクラシック勝利馬が出て話題にもなりました。そんな朝日杯フューチュリティステークスですが、思い出のレースは、、、。

2009年第61回朝日杯フューチュリティステークス。勝ち馬はローズキングダム

ローズキングダムは名牝系バラ一族に念願のG1制覇をもたらし、その後もダービー2着や降着での繰り上がり勝利ではありましたがジャパンカップを勝った名馬です。そんなローズキングダムが勝ったレースがこの朝日杯ですが、鞍上が小牧太騎手でこの勝利の後はいよいよ小牧太騎手もダービー制覇かと思わせるレース振りでもありました。このレースの前に東スポ杯を快勝して1番人気で挑んだこのレースでも強さを発揮。2番人気のエイシンアポロンを並ぶ間もなくかわしす上り34.7の末脚で1馬身1/2差での完勝というレースで、その強さは春のクラシック制覇を思わせる強さだったと思います。そのクラシックでは皐月賞4着、ダービー2着、菊花賞2着とあと一歩届きませんでしたが、それでも世代屈指の能力があったことは疑いの余地はありません。小牧騎手も春先の皐月賞の前までは騎乗していましたが、ステップレースでの敗戦後クラシックでは乗り代わってしまい、牡馬クラシック制覇は成し遂げられていません。そんなローズキングダムと小牧太騎手の強いレースをご覧ください。

思い出のターコイズステークス

ターコイズステークスは暮れの中山1600mで行われる古馬牝馬の定番重賞ですが、その思い出のレースを紹介します。まだオープン特別でしかも芝1800mで行われている時のレースです。

1993年ターコイズステークス。勝ち馬はユキノビジン

ユキノビジンは公営水沢から中央の牝馬クラシックを賑わせた馬ですが、同世代にベガとホクトベガがいて桜花賞、オークス2着、エリザベス女王杯10着とG1制覇はできませんでした。それでも重賞はエリザベス女王杯のステップとなっていた9月のクイーンステークスを勝っていて、エリザベス女王杯で敗れた後に出てきたのがこのレースでした。このレースにはそのエリザベス女王杯で勝利したホクトベガも参戦してきており、オープン特別ながら豪華メンバーでのレースでした。レースは逃げたコウチカムイオーの後に3番人気のアルファキュートが続きそのあとにユキノビジンでそれを見る形でホクトベガが続いて直線を迎えます。直線では先に先頭に立ったアルファキュートを直線半ばでユキノビジンが捉えて引き離しにかかりそのまま先頭へ。ホクトベガは2頭から少しおかれた位置から伸びてきましたが3着まで。ユキノビジンはアルファキュートに1馬身3/4差を付けての完勝となりました。このレース振りを見ると、なぜエリザベス女王杯で大敗したのかわからないぐらいの横綱相撲でした。エリザベス女王杯は当時2400mでのレースでしたので距離が微妙に長かったとしか思えない位の勝ちっぷりで、能力はG1級だったことを思わされた1戦でもありました。このレースを最後に引退してしまい、産駒からも重賞を勝つような馬は現れず残念ではありますが、覚えやすい良い馬名と白いメンコのきれいな馬体も含めて心に残る馬となっています。そんなG1馬ホクトベガに完勝したレースをご覧ください。


Amazonのおすすめのスポーツグッズはこちらから



コメント

タイトルとURLをコピーしました