今週の思い出の重賞は関屋記念と小倉記念です。
関屋記念
夏の新潟1600mの重賞として馴染みのあるレース。新潟の重賞としては新潟記念に次いで歴史のある重賞で、私が見始めたころは右回り1600mでしたが、開始当初は2000mで施行されていたレースです。
新潟が現在の左回りに改修されてからは大外を豪快に伸びて勝つ馬などが出るかと思えば、逃げ馬がそのまま残って勝ってしまうレースもありと印象に残るレースが多く、良馬場だと時計もでるので、1600mのレースで1分31秒台の決着もありスピード決着になりやすいレースでもあります。
そんな関屋記念ですが、思い出の関屋記念は、、。
2005年第40回関屋記念です。勝馬はサイドワインダー
サイドワインダーは私の大好きな馬ゴールデンジャックの子でトニービン産駒です。
重賞勝ち馬ゴールデンジャックにトニービンなので、デビュー当初から期待されていましたが、トニービン産駒という事もありデビューは明け3歳からで本格化はさらにその1年半後の4歳からで、京阪杯、京都金杯と重賞を2勝してG1でもと思わせる馬でした。その後G1では一息で重賞でも2着3着が続いて勝ちきれないレースが続いていました。そんな中での関屋記念でした。
このレースは2番人気で迎えていますが、1番人気は皐月賞馬ダイワメジャー。少し抜けた1番人気でした。
レースはマイティースピードが逃げる形で、その後ろにニシノシタン、マイネサマンサなどが続き、ダイワメジャーは逃げ馬たちを見る形でレースが進みます。サイドワインダーはというと、18頭立ての15番手からレースを進めて明らかに直線勝負にかけるようなレースぶり。
直線はダイワメジャーが楽々と抜け出して1着と思いきや、外からサイドワインダーが上り32.6の強烈な末脚でまとめて差し切って1/2馬身をつけてゴール。2着はダイワメジャーが入り、3着に1馬身2/1をつけており、1,2着馬が強かったというレース。ダイワメジャー自身も上がり33.6を使っており、ダイワメジャーとしても限界の末脚でしたが、切れ味勝負では分が悪かった印象。それにしても左周りのトニービン産駒の末脚は強烈だとあらためて感じさせたレースでした。
サイドワインダーはその後はスワンSで2着になるもそのあとは不振になり1勝もできず。この関屋記念が現役最後の勝利となりました。好きな母馬の産駒だっただけに印象に残ったレースでした。
今年は天気が悪そうなので結果はどうなるか、予想も難しくなりそうです。
小倉記念
夏の小倉2000mの名物レース小倉記念。
思い出の小倉記念は、、、。
1991年第27回小倉記念。勝馬はナイスネイチャ
言わずと知れた有馬記念3年連続3着の金字塔を打ち立てた元祖善戦マンの重賞初制覇のレースです。
ナイスネイチャは2歳暮れにデビューして空けて3歳の若駒ステークス3着後に休養に入っており、夏の小倉で復帰。500万下、900万下を勝って挑んだのがこの小倉記念でした。
レース自体は4番手から2馬身突き抜けての完勝だったのですが、2着ヌエボトウショウ、3着イクノディクタス、4着ルーブルアクトと実力馬相手にしっかりと勝ち切っており、その後の活躍は皆さんも知ってのとおりです。重賞としては次の京都新聞杯をはじめ、鳴尾記念、中京2000mのG2だった頃の高松宮杯を勝っていましたがG1には手が届かず、先に書いた金字塔有馬記念3年連続3着を記録するなどG1の常連として大人気でした。
現在もクラウドファンディングで3000万円を超すお金を集めて余生を送っていて33歳になっても話題を集めるある意味名馬です。
今年はナイスネイチャのような個性派が誕生するレースになるでしょうか。楽しみです。
ウマ娘ナイスネイチャはこちらをご覧ください↓
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