思い出の重賞。今週は東京の春の5週連続G1が終了して宝塚記念へ向かう狭間の時期の重賞です。
エプソムカップ
梅雨に入るか入らないかのこの時期の東京1800mで行われるハンデ重賞として定着しています。時期的に天気によって紛れが生じて大荒れになる年もあったりします。もちろん東京1800mですので、昔から展開要らずと言いますし、後のG1馬やG1で好勝負を演じる馬も勝ったりしています。そんなエプソムカップですが、思い出のレースは、、、。
ダークシャドウは堀厩舎がリーディングトレーナーの常連になる前の売り出し始めたころの勝役場でダンスインザダーク産駒にしては終いが切れる馬という印象でした。紹介するエプソムカップの前のレースの大阪杯(当時はG2)で8番人気ながらヒルノダムールの2着となり頭角をあらわして迎えたレースがこのレースでした。レースは4,5番手から直線で後続を2馬身1/2ちぎっての圧勝で、このレースに関してはこの馬の強さだけが際立ったレースで、私もこの馬はG1とれるかもと思ったレースぶりでした。その後は秋の毎日王冠を32.7の末脚で勝利して天皇賞に進みますが、天皇賞ではトーセンジョーダンのレコード激走の前に2着と惜敗。その後も京都記念、札幌記念とG2で2着はあるものの結局G1制覇はできずに引退となっています。何かが噛み合えばG1馬になっていただろうと今でも思う馬でもあります。
レース映像がないので、2着になったこの年の天皇賞(秋)をご覧ください。
函館スプリントS
1994年に短距離レースの拡充にともない札幌スプリントステークスとして創設されましたが、1997年から夏の北海道開催の開催順が函館と入れ替わり現在の函館スプリントステークスとなりました。さらに2006年からサマースプリントシリーズの第1戦目として定着しています。
そんな函館スプリントステークスですが、思い出のレースは、、、。
2004年第12回函館スプリントステークス。勝ち馬はシーイズトウショウ
シーイズトウショウはサクラバクシンオー産駒の牝馬でスプリント重賞のみを5勝した名牝です。そんなシーイズトウショウはこの函館スプリントステークスを連覇していますが、今回紹介するのは最初に勝利したレースです。この年は前の年の暮れに1200mのCBC賞で重賞初制覇をして明けて京都牝馬ステークス4着、阪急杯2着ときて、G1高松宮記念はサニングデールの5着となってのレースでした。スプリント実績を買われて2番人気でしたが、レースは3.4番手から2着に1馬身3/4差を付ける完勝というレース。バクシンオーのスピードを遺憾なく発揮したレースでした。この馬は勝った重賞は全て0.2以上の差を付けて勝っており、勝ったのが1200mの重賞ばかりでしたので、スプリント戦で0.2以上の差というとかなり鮮やかに勝っている印象で、ハマると強いけどハマらないと脆い馬でもありました。G1制覇はなりませんでしたがスプリント戦に強い牝馬として今でも印象に残っている名馬だと思います。
今年はどんなレースになるか楽しみです。
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