思い出の重賞2022.10.19~菊花賞、富士ステークス:たてログ競馬

レース予想、レース回顧

今週は牡馬クラシック最終戦の菊花賞と東京ではマイルチャンピオンシップの前哨戦富士ステークスが行われます。それぞれ思い出のレースを紹介します。

菊花賞

菊花賞は牡馬クラシック3冠の最終戦。数々の名馬が勝ち馬として名を残しています。そんな菊花賞ですが、思い出のレースは、、、。

1997年第58回菊花賞。勝ち馬はマチカネフクキタル

この年のクラシック戦線サニーブライアンが皐月賞、ダービーの2冠を達成して秋に3冠を期待されましたが故障で引退。クラシック制覇馬がいない秋となりました。それでも皐月賞、ダービーで好走したメジロブライトやダービー2着のシルクジャスティスは順調に秋を迎えており、その中にこのマチカネフクキタルもいました。春はプリンシパルステークスでサイレンススズカの2着となりダービーにも出ましたが、ダービーはサニーブライアンの7着となります。そのまま休養に入らず夏に条件戦を勝利してトライアルに向かいます。当時の菊花賞トライアルは関西では神戸新聞杯、京都新聞杯。関東ではセントライト記念の3レースがありました。マチカネフクキタルは神戸新聞杯と京都新聞杯の両方を勝って菊花賞に挑みます。トライアルを連勝したにも関わらず菊花賞では3番人気。今考えると不思議ですが、当時は1番人気がダービー2着で神戸新聞杯を敗れた後京都大賞典で名牝ダンスパートナーを破って1着となったシルクジャスティス。2番人気は皐月賞4着、ダービ―3着で神戸新聞杯、京都新聞杯とマチカネフクキタルの3着となっているメジロブライトでした。トライアルを連勝していても3番人気の評価でしたが、レースでは先行して4コーナーでは少し抑えて9番手で直線に向きますが、直線では粘りこみを図った7番人気ダイワオウシュウを上がり33.9で1馬身差し切ってゴール。完勝ともいえる内容でした。2番人気のシルクジャスティスは5着。3番人気のメジロブライトはまたも3着でした。この2頭もそれぞれ34.1の上りを使っていますが、1頭だけ33秒台の上りで差し切っているわけですからマチカネフクキタルの強さが際立ったレースでもありました。レース内容も鮮やかでしたので思い出に残っているのですが、もう1つある出来事がありこのレースが忘れられないレースとなっています。それは何かというと、当時この週にたまたま海外に旅行に行っていました。ニュージーランドだったのですが、そこでも競馬場に行ってみようと思い1人でニュージーランドの競馬場を訪問しました。海外だったので緊張しながら馬券を買ってレースを観ていましたが、たまたま観客に日本人の集団がいました。不安だったこともありその人たちに話しかけてみるとなんと日本のJRAの馬主資格を持っている関東の馬主さんたちのツアーだったのです。ほっとしつつその人たちと話をしていると当然菊花賞の話になり、、、、。そこである馬主さんが面白い事を言いました。「今週末の菊花賞は2着はわかっているんだ。2着はダイワオウシュウだから、、、。」それを聞いた時に最初は????でしたし、この人は「何を言っているんだ?」と思いましたが、帰国して菊花賞を観て結果を知ると、、、、、。2着は7番人気のダイワオウシュウ、、、、。何故その馬主さんが「2着はわかっている。2着はダイワオウシュウ」と言っていたのか、そして実際にダイワオウシュウが2着に来ているという、、、。信じるか信じないかはあなた次第です!

富士ステークス

秋の東京開催の名物レースですが、私が見始めたころはオープン特別の芝1800mで行われており、その時の勝ち馬には後のG1馬もいる程良いレースでした。私の予想でも何度も書いていますが、「府中の1800m展開いらず」という格言通りに強い馬が強いレースをする印象があります。もちろん1600mになり、重賞になってもその傾向は続いていると思います。府中の1600mで強いレースができる馬はその後の重賞、G1戦線でも期待できるというのは今も昔も変わっていない気がします。

そんな富士ステークスですが、思い出のレースは、、、。

1994年富士ステークス。勝ち馬はサクラチトセオー

サクラチトセオーは過去の思い出のレースでも登場していますが、勝つときは強烈で鮮やかなレースが多い馬でした。この富士ステークスも強烈なレースで、「府中の1800m展開要らず」を体現したレースでもありました。強烈な末脚が自慢のチトセオーでしたが、このレースではスタート後は10番手でしたが、3コーナーでは3番手まで上がってそのまま4コーナーを回り、直線では34.3の末脚で2着以下を3馬身1/2ちぎって楽々ゴールしています。とにかく勝つときは鮮やかで約30年前に33秒台の末脚を使えた稀有な馬でもありました。レース映像がないのが残念ですが、強烈な勝ち方をした天皇賞(秋)のレース映像をご覧ください。

今年の菊花賞は皐月、ダービーの勝ち馬がいないレースです。どんなレースになるか。富士ステークスも含めて楽しみです。



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