今週末は春の6週連続G1の最終週で安田記念と鳴尾記念が行われます。それぞれ思い出のレースを紹介します。
思い出の安田記念
安田記念は春の最強マイラー決定戦として長く府中の1600mで行われています。ここで強い勝ち方をした馬はG1を幾つも勝つ馬が多い気もします。そんな安田記念ですが、思い出のレースは、、、。
1990年第40回安田記念。勝ち馬はオグリキャップ
1990年の時点で40回という事を考えると歴史あるG1だと改めて思いますが、そんな安田記念でも強烈な勝ち方をする馬たちがいました。そんな強烈な勝ち方をした1頭がこのオグリキャップの勝ったレースでした。
オグリキャップ自体は説明不要の名馬中の名馬で現代の競馬人気の礎を築いた馬でもあります。私が競馬にのめり込むきっかけになった馬でもあります。オグリキャップのレースは中央に来てからのレースはどのレースも良いレースが多いのですが、この安田記念もその1つだと思います。オグリのレースで特に中央に来て間もない頃のレースは楽勝が多くその強さが際立って見えますが、古馬になってからではこの安田記念が一番の楽勝のレースでしたし、見ている方は「どれだけ強いのか?」と思ってみていました。鞍上も当時は若手ながらにすでに天才の片鱗を見せて人気も凄かった武豊騎手が騎乗とあってレース前から盛り上がっていました。レースはスタート良く2番手に付けたオグリキャップが直線でも追うことなく2着ヤエノムテキに2馬身差を付けての快勝でした。着差は2馬身でしたが半年ぶりのレースとは思えない手応えを見ると、どこまで行っても交わせないという事が分かるほどの楽勝。2着のヤエノムテキは皐月賞馬であり、この後は秋の天皇賞でも勝利するような名馬でしたからオグリの強さだけが目立ったレースとなりました。この後は宝塚記念でよもやの2着に敗れ、秋の2戦は惨敗となり伝説の有馬記念での大団円へと続いていくわけですが、オグリの強さが際立った最後のレースがこの安田記念だったと思います。そんなオグリの凄さがわかるレースをご覧ください。
思い出の鳴尾記念
鳴尾記念も安田記念に負けず歴史のある重賞で、古くは2500mで行われていた事もあり、時期も距離もかなり変動がある重賞です。現在は宝塚記念のステップレースとして定着しています。そんな鳴尾記念ですが、思い出のレースは、、、。
サクラメガワンダーはグラスワンダー産駒の初期の活躍馬でラジオたんぱ杯2歳ステークスを制してクラシックの有力候補になりましたが、クラシック制覇はならずも重賞を4勝した名馬です。重賞4勝のうち2勝を鳴尾記念であげていて、この条件が合ったのだと思いますが、紹介するレースは2勝目をあげた鳴尾記念です。
福永祐一騎手(現調教師)を背に中段稍後ろからレースを進めて4コーナー9番手から直線では2着のナムラマーズ以下を3馬身ちぎっての圧勝。その後のG1制覇も予感させるような強さのレースとなりました。その後は京都記念2着、金鯱賞1着となり宝塚記念に3番人気で挑戦しますが惜しくも2着となり悲願のG1制覇はなりませんでしたが、この鳴尾記念からの4戦はサクラメガワンダーが一番充実していて強かった時期だったと思います。種牡馬にはなりましたが頭数も少なく目立った活躍馬も出せなかったので残念ではありますが、能力はG1級だったことは間違いありません。そんなサクラメガワンダーが最も強かったレースをご覧いただきたかったのですが、映像がありませんので金鯱賞のレースをご覧ください。
今週は落馬や事故のないレースを期待しています。
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