思い出の重賞です。今週末のラジオNIKKEI賞とCBC賞について書きます。
思い出のラジオNIKKEI賞
私が競馬を見始めたころはダービーが終わって夏競馬に入るころに残念ダービ的な位置づけで行われていたラジオたんぱ賞の方が馴染みがあったりします。福島の1800mという事もあり荒れることもたたあります。そんなラジオNIKKEI賞の思い出のレースです。
1992年第41回ラジオたんぱ賞です。
勝ち馬はシンコウラブリイ。牡馬相手も含めて重賞6勝の女傑で後のマイルCSの勝ち馬です。
今でこそ牝馬が牡馬混合のレースに出てきて勝つことが普通になっています。現に先週の宝塚記念も牝馬のクロノジェネシスが圧勝してます。ですが、私が競馬を見始めたころは混合の重賞やましてやG1で牝馬が勝つという事が珍しい時代でした。そんな時代に異彩を放っていた〇外の牝馬でした。開業初期の藤沢厩舎の大活躍馬で厩舎への初重賞制覇をもたらした名馬です。私が個人的に好きな父カーリアン(産駒にはフサイチコンコルドやビワハイジがいます。)という事もあり、その次の年のマイルCSで厩舎初のG1制覇をするのですが、その時の馬券もしっかり取らせてもらったので非常に思い入れのある馬です。藤沢厩舎の名前を全国区にした馬と言っても過言ではないかもしれません。そんなシンコウラブリイですが、今回紹介するラジオたんぱ賞も牡馬相手に全く動じず2馬身半差の圧勝をします。メンバーが手薄だったかというとそうでもありません。牡馬クラシックでも人気になったサクラセカイオーもいましたしその他カミノエルフなどもいました。そんな中3番手からラクラクと抜け出して2馬身半差の圧勝です。その後の活躍は言うまでもありませんが、非常に強いレースでした。しかもシンコウラブリイが勝って以降このラジオNIKKEI賞で牝馬の勝ち馬はいませんし、このレースを勝って後にG1馬になった馬もいません。そんな意味を含めても印象に残る勝ち馬だと思います。
今回はレース映像がありません。私も記憶をたどっているだけになっていますがお見せ出来ないのが残念です。しかも、私はやっているわけではありませんが今流行っている「うま娘」の中にもシンコウラブリイは入っていないようです。いずれ加わるとは思いますが、これにはちょっとびっくりしました。
話はそれましたが、今年の出走メンバーには残念ながら牝馬はいませんが福島巧者、後にG1馬にならないかもしれない馬を想像しつつ予想も含めて楽しみたいと思っています。
続いてCBC賞です。
思い出のCBC賞
CBC賞の印象はまず距離は変わらないけど開催時期が変わるレースという印象と、後のG1馬が勝っているレースという印象です。競馬を見始めたころは今と同じころの開催で、途中から11月に移りました。当時はスプリンターズステークスが年末の有馬記念の前の週に行われていたこともあり、G1のステップレースになっていました。その後また今頃の開催に移ったのですが、勝ち馬を見ると、マサラッキ、アグネスワールド、トロットスター、サニングデール、スリープレスナイト、レッドファルクスといったG1馬が名を連ねています。ステップレースだったという事と、高松宮記念と同じ中京芝1200mでのレースという事も関係しているかもしれません。そんな中、思い出のレースは、、、。
2014年第50回CBC賞のトーホウアマポーラです。
このレースは馬もしっかり勝ち切ったのですが、鞍上と調教師の関係が思い出に残っています。
この時の鞍上は福永祐一騎手で調教師は高橋亮調教師でした。言わずと知れた騎手学校花の12期生の同期なのです。
花の12期生というとその他では和田竜二騎手や古川吉洋騎手、常石勝義元騎手、今は競馬コメンテーターとして活躍している細江純子さんなども含めて現在もなお活躍している騎手も多い世代で有名です。
その中でいち早く調教師の道に進んだ高橋亮調教師の管理馬がこのトーホウアマポーラでした。レース前から同期コンビでの重賞制覇がかかったレースとして注目を浴びていましたが、人気は4番人気でした。レースは先行集団やや後ろから直線鋭く抜け出して1着。トーホウアマポーラにとっては生涯1度の重賞制覇になりましたが、まさに同期コンビニ重賞を取らすためのレースというような印象に残るレースでした。
競馬学校の同期というと、古くは岡部幸雄騎手、柴田政人騎手、福永洋一騎手の馬事公苑花の15期生や武豊騎手、蛯名正義調教師の競馬学校3期生、などもありますが、同期の活躍が刺激になるとも言いますし、今後は武豊騎手が蛯名調教師の馬で大レースを勝つなんてことを考えたるすると競馬は長く続けていれば色々な楽しみ方ができます。今年のレースは小倉開催なので後のG1馬が出るレースになるかどうかわからないですが、色々な要素も含めて予想や観戦をしても良いかもしれません。
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