思い出の重賞2022.9.27~凱旋門賞、スプリンターズステークス、シリウスステークス:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

今週は日本では秋のG1開幕戦スプリンターズSがあり、海外では凱旋門賞があります。今年は4頭が出走予定で、古馬最強のタイトルホルダーと今年のダービー馬ドウデュースも含め例年にも増して期待が高まっています。それぞれ思い出のレースを紹介します。

思い出の凱旋門賞

凱旋門賞を日本の馬が制覇するのは長年の日本競馬界の悲願でもあります。私が競馬を始めたころは夢のまた夢でしたが、先ずはエルコンドルパサーが最も近づき、凱旋門賞が身近になってきて、その後ナカヤマフェスタも2着となりいよいよか制覇も近くなってきたと思っていました。そんな中現れた久しぶり現れた三冠馬が凱旋門賞に挑戦することになりました。そのレースを紹介します。

2012年第91回凱旋門賞。勝ち馬はソレミアですが、2着はオルフェーヴル

オルフェーヴルは説明不要の名馬中の名馬で現在は種牡馬としてもその存在感を発揮しています。そんなオルフェーヴルの凱旋門賞初挑戦がこの年のレースでした。レース自体は惜しいの一言。4コーナーから直線半ばまでは(いや、残り50mまでは)悲願の勝利を確信していました、、、。が、、、、。ゴール前でヨレてしまし内拉致をこすってスピードが落ちたところをソレミアにクビ差差されてしまうという、、、。スミヨン騎手も「10回やったら9回勝てるレースでした」と言っている通り、、、。なぜヨレてしまったのか、、、。本当に、本当に惜しいレースでした。オルフェーヴルは次の年も挑戦するも、今度はこの後凱旋門賞を連覇するトレヴに5馬身差を付けられての完敗。それを思うとこの年のクビ差2着が、、、、。それでも凱旋門賞2年連続の2着というのも凄まじい事ではありますが、、、、。

そんな本当に惜しいレースをご覧ください。

今年は海外競馬で逃げて新味が出たステイスーリッシュ、2年連続挑戦で昨年は現地の重賞も勝っているディープボンド。前哨戦敗戦も同じコースを経験して挑むダービー馬ドウデュース。菊花賞、天皇賞、宝塚記念と圧勝して挑むタイトルホルダーの4頭が出走という事で、、、。本当に楽しみです!

思い出のスプリンターズステークス

スプリンターズステークスは私が競馬を始めたころは秋のマイルCSの後の12月開催でしたが、レース体形の整備で秋競馬のG1開幕戦となり定着しています。そんなスプリンターズステークスは強いスプリンターやマイラーがしっかり勝つレースでもありますが、時には番狂わせも起こりました。今回紹介するレースは、、、。

1998年第32回スプリンターズステークス。勝ち馬は、、、。マイネルラヴ、、、。なんですが、、、。それよりもこのレースが引退レースでこのレースの後に引退式を行う事になっていて3着に敗れてしまったタイキシャトルを忘れずにはいられません。奇しくもつい先日天国に旅立ってしまったという事もあり、より思い出として蘇ってきます。このレースはタイキシャトルが3着に負けたレースとして有名なレースなのですが、レースの内容がまた秀逸です。2着になったのはこちらもタイキシャトル同様海外G1を勝っていた武豊騎手のシーキングザパールでした。レースはマイネルラヴとシーキングザパールは共に相手をタイキシャトル1頭と割り切ったかのような競馬でした。位置取りとしてはマイネルラヴはタイキシャトルを徹底マーク。シーキングザパールは狙いすましてゴール前で差し切ろうという位置取りでのレース。直線まではいつも通り抜群の手ごたえで上がっていくタイキシャトルの外からマイネルラヴもくっついていって直線で叩き合いに持ち込みます。さらに後ろからは外を通ってシーキングザパールが怒涛の追い込みをかけてきます。ゴール手前100mぐらいでマイネルラヴがタイキシャトルを競り落としてゴールに駆け込むところを外からシーキングザパールが猛然と追い込みますが2着まで。シーキングザパールとしてはタイキシャトルは捕らえる事ができましたが、その前にもう1頭いるとは、、、、。一撃必殺の騎乗だったはずが、、、。もちろん勝ったマイネルラヴは立派で、あのタイキシャトルに真っ向勝負を挑んで勝ったわけですから、、、。それにしても競馬に絶対はないという事を改めて思わされたレースでもありました。このレースの後タイキシャトルの引退式が行われたのですが、そこに居合わせた人から聞いた面白い話が、、、。ファンの誰かが、「タイキシャトル~お前は引退しなくていいから騎手が引退しろ~」という声が、、、。恐らくタイキシャトルからしこたま馬券を買っていた人なのでしょう。聞いていた人たちからは笑いが漏れていたという事でした。そんな競馬に絶対はないというレースをご覧ください。

思い出のシリウスステークス

シリウスステークスはその昔は芝の短距離のレースとして行われており、その後ダートの1400mの時期があり、阪神2000mとなって定着してきましたが、ここ2年は京都競馬場の改修の影響で中京での開催となっています。そんなシリウスステークスですが、思い出のレースは、、。

2020年第24回シリウスステークス。勝ち馬はカフェファラオ

カフェファラオはダートG12勝の名馬で現在も現役ですが、東京ダート1600mの専用機と言われてもいます。そんなカフェファラオが3歳時にユニコーンステークスを圧勝して、ジャパンダートダービーでは圧倒的な1番人気を裏切っての敗戦後のレースに選んだのがこのレースでした。左回りのレースでしたのでここでも1番人気でした。レースは外枠スタートから中段に付けますが、他馬のプレシャーを受けない位置取りで直線に向き外目を力強く伸びての完勝というレース振りで、まさに強いの一言というレースだったと思います。その後はチャンピオンズカップでは伸び切れず敗れましたが、条件が揃ったレースでは抜群の強さを発揮してG12勝をしています。これだけ得意不得意がはっきりしている馬も珍しいですが、ハマったときの強さは本物ですので、今後も適した条件での強いレースを見たいものです。

そんなカフェファラオのレースをご覧ください。

今週は秋のG1開幕と凱旋門賞という事で、競馬の秋本番になってきています。それぞれ本当に楽しみです。



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