たてログ競馬：思い出の重賞2024.3.15～阪神大賞典、スプリングステークス、フラワーカップ、ファルコンステークス

今週末は土日で４重賞と盛りだくさんです。それぞれ思い出のレースを紹介します。

思い出の阪神大賞典
思い出のスプリングステークス
思い出のフラワーカップ
思い出のファルコンステークス

思い出の阪神大賞典

阪神大賞典は天皇賞(春)への重賞なステップレースとして数々の名馬が勝利しています。そんな阪神大賞典ですが、思い出のレースは、、、。

1999年第47回阪神大賞典。勝ち馬はスペシャルウィーク

スペシャルウィークは説明不要の名馬ですが、このレースでは前年の天皇賞(春)を制したメジロブライトとの一騎打ちのレースとなっています。それ以外の出走馬が低調だったかというとそうでもありません。3番人気にはメジロブライトと同期にしてダービー2着で有馬記念も制しているシルクジャスティスも参戦しています。とはいってもレース内容としては一騎打ちでスペシャルウィークが先行して終始前を走りその後ろをメジロブライトがマークする形で直線に向かいます。直線ではメジロブライトがスペシャルウィークを追い詰めますが交わすまではいかず3/4馬身差でスペシャルウィークに軍配が上がりました。3着には5番人気のスエヒロコマンダーが入りますが着差は7馬身という事で上位2頭の強さと長距離適性の高さが際立ったレースとなりました。しかも重馬場でのレースとなりスタミナをより削がれる状況の中終始マークされながらも勝ち切ったスペシャルウィークの実力は疑う余地もない程の強さだったと思います。厳しい状況の中でも勝ち切る力がある馬こそ真の名馬と思わせるレースだと思います。

思い出のスプリングステークス

スプリングステークスは皐月賞トライアルとしてながらく親しまれていますが近年はあまりクラシックに直結しないレースとなっています。そんなスプリングステークスですが思い出のレースは、、、。

2023年スプリングステークス。勝ち馬はべラジオオペラ

べラジオオペラは現在も現役として古馬の一線級の活躍を続けていいますが、そのべラジオオペラが勝ったのが昨年のこのレースですが、この勝ち方なら久しぶりにスプリングステークス勝ち馬からクラシック制覇になるかもと思わせるレースぶりでした。重馬場でのレースでしたがミドルペースからハイペースのレースを中段から進めて4コーナーでは手ごたえ良く5番手まで上がり直線では先行して粘るホウオウビスケッツを1馬身3/4差を付けて勝利しています。手応え的にも完勝というレースでしたし続く皐月賞に向けても十分に通用すると思わせてくれました。その後は皐月賞ではハイペースに巻き込まれ惨敗しますがダービーでは内を突いてあわやの4着。秋以降はチャレンジカップで古馬を撃破して今年初戦の京都記念では僅かさの2着と一線級の活躍をしています。スプリングステークス勝ち馬としては近年の勝ち馬にはない活躍をしている印象です。それを考えるとやはりこのレースの勝ちっぷりがその後の活躍も予感させるものだったのだと思います。

思い出のフラワーカップ

フラワーカップは3歳牝馬路線の重賞レースですがクラシックのトライアルレースではありませんし、中山1800mで行われる事もありこの時期の3歳牝馬重賞としては少し特異なレースです。ただ何年かに一度インパクトのある勝ち方をした馬がその後大活躍をすることがあり毎年目の離せないレースとなっています。その代表的な馬はオークスを勝ちその後アメリカでもオークスを勝ったシーザリオだと思いますが、もう1頭ここを勝って皐月賞に挑戦した馬がいましたしかも皐月賞では1番人気の評価を受けています。その馬が勝ったレースを紹介します。

2017年第31回フラワーカップ。勝ち馬はファンディーナ

ファンディーナはこのレースを3連勝で勝つのですが、新馬戦で1.5差、1勝クラスを0.3差で勝利しての参戦でした。ディープインパクト産駒だったという事もありこのレースでも圧倒的な1番人気の支持を受けます。レースとしては楽勝、完勝という圧倒的な内容でした。2番手で進んで直線では後続を離す一方で5馬身での勝利でした。しかもほとんど追うところなくでの5馬身差でしたので久しぶりに怪物が現れたのでは？と思う勝ち方でした。この勝ち方とこの年の牡馬クラシック戦線が混戦模様という事もあり次走で皐月賞への参戦となったわけですが、、、。その皐月賞も含めて勝利することなく引退となっています。このレースでの勝ち方からするとその後の不振ぶりには驚かされますがやっぱり競馬は難しいと思わされました。少なくともこのレースまでは相当強い馬という認識で間違ってはいないと思います。そんな圧勝のレースをご覧ください。そんなファンディーナの子が今年は若葉ステークスから皐月賞出走を狙っているようです。こちらも注目です。

思い出のファルコンステークス

ファルコンステークスは中京1400mで行われるNHKマイルカップを目標の馬たちが出走してくるレースですが本番のマイルカップには直結しない印象のレースでもあります。そんなファルコンステークスですが思い出のレースは、、、。

2024年第37回ファルコンステークス。勝ち馬はタマモブラックタイ

昨年のレースになりますが馬場適性も含めて予想がしっかりと的中したレースとして思い出のレースとなりました。本命に推したのは2着となったカルロベローチェだったのですが、勝ったタマモブラックタイも8番人気ながらしっかりと相手候補にできたという事でしてやったりのレースでした。ただ、2着のカルロベローチェが1番人気だったとはいえ馬連が3000円ちょっとしかつかなかったのが残念でもありその思いも含めて思い出されるレースとなっています。

勝ったタマモブラックタイに関してはその後勝利していないものの、どこかで必ず穴を開けてくれると思っていて買い時をしっかりと見極めて美味しい馬券を取らせてくれればと思っています。

そんなタマモブラックタイが快勝したレースをご覧ください。