思い出の重賞。今週はダートG1チャンピオンズカップ含めて3重賞です。
思い出のチャンピオンズカップ
チャンピオンズカップの前身は皆さんもご存知の通りジャパンカップダートですが、今回の思い出のレースはそのジャパンカップダートから。
カネヒキリはフジキセキ産駒で地方交流も含めてダートG1を7勝した名馬中の名馬ですが、このジャパンカップダート制覇は自身約3年振りのG1制覇となるレースでした。何故約3年も期間が開いたかと言うと、屈腱炎で長期休養をしていたためでした。2006年に屈腱炎になりその後長期休養に入り、復帰レースの武蔵野ステークスは9着と敗れて挑んだのがこのレースでした。過去の実績や叩き2戦目という事もありましたが4番人気でした。レースは3,4番手を進み直線に入ると早めに抜け出し、末脚自慢のメイショウトウコンや1番人気のヴァーミリアンの追撃を振り切って1着でゴール。復活を遂げたレースとなりました。私の馬券としてもヴァーミリアンに勝てるならカネヒキリしかいないと思っていましたし、メイショウトウコンも勝っていましたのでズバリ的中でした。馬券が的中したレースは良く覚えているもので今回の紹介となりました。復活勝利を遂げたカネヒキリのレースをご覧ください。
思い出のステーヤーズステークス
ステイヤーズステークスはJRA重賞で最も距離の長いレースです。歴史も古く1967年から続いている伝統ある長距離重賞です。そんなステイヤーズステークスですが思い出のレースは、、、。
1995年第29回ステイヤーズステークス。勝ち馬はステージチャンプ
ステージチャンプと言うとこのレースを含めて重賞4勝の名馬ですが、G1では菊花賞はビワハヤヒデ、天皇賞春はライスシャワーのそれぞれ2着がありますがあと一歩で届かなかった馬でもあります。天皇賞春ではハナ差だったのですが、鞍上の蛯名騎手が勝ったと思いガッツポーズをしてしまったのは現在でも語り草になっています。そんなG1ではあと一歩及ばなかったステージチャンプが堂々の1番人気で強いレースをしたのがこのステイヤーズステークスでした。このレースではトップハンデの58.5キロを背負って中段からレースを進めて4コーナーでは2番手まで上がり直線ではインターライナー以下を1馬身3/4つけてのゴール。まさに横綱相撲のようなレースでしっかりと勝利をもぎ取っています。残念ながら動画がありませんので天皇賞春でライスシャワーに惜敗したレースをご覧ください。
思い出のチャレンジカップ
チャレンジカップと言うと現在は12月のこの時期に開催されていますが、古くはレース名も朝日チャレンジカップと言っていて、時期も秋競馬開幕週に行われていた伝統ある重賞です。そんなチャレンジカップですが、思い出のレースは、、、。
1999年第50回朝日チャレンジカップ。勝ち馬はツルマルツヨシ
ツルマルツヨシは無敗の3冠馬にして7冠を制したシンボリルドルフ晩年の産駒で最後の大物としてこのレースと次走の京都大賞典を制覇。G1制覇も近い馬と思われていましたが、グラスワンダーとスペシャルウィークが大激戦を演じた有馬記念で4着となり、当時鞍上の藤田騎手が「来年は無敵、、、。」と言っていて楽しみでしたが、その後は故障となりG1制覇はならずに引退となった悲運の名馬でもあります。そんなツルマルツヨシの重賞初制覇がこのレースだったのですが、レースは5番人気の評価でしたが、中段から直線で1番人気のメイショウオウドウを差し切って1馬身1/2を付けてゴール。しっかりと結果を残したレースでした。先にも書いた通り次走の京都大賞典ではスペシャルウィークやメジロブライト、テイエムオペラオーやステイゴールドといった猛者を破っての勝利でしたので、ルドルフ最後の大物として話題になりました。このレース映像がありませんので、京都大賞典のレースをご覧ください。
先週はごちゃついたレースが多かったですが、不利のない良いレースを期待したいです。
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