たてログ競馬:思い出の重賞2023.5.11~ヴィクトリアマイル、京王杯スプリングカップ

思い出の名馬、レース

今週は古馬牝馬G1のヴィクトリアマイルと京王杯スプリングカップです。思い出のレースをそれぞれ紹介します。

思い出のヴィクトリアマイル

古馬牝馬のG1は長らく秋のエリザベス女王杯しかなかったのですが、2006年から春に東京マイルでのG1としてヴィクトリアマイルができました。過去の勝ち馬は名牝と言われる馬達が多く、まさに牝馬の頂点を決めるに相応しいレースとなっています。そんなヴィクトリアマイルですが、思い出のレースは、、、。

2009年第4回ヴィクトリアマイル。勝ち馬はウオッカ

ウオッカは説明不要の名牝であり女傑です。牝馬にしてダービーを制しG1を7勝しています。そんな強烈なウオッカですがその勝ち鞍の中でも1,2を争う強さを見せたのがこのヴィクトリアマイルでした。先ほどヴィクトリアマイルの勝ち馬は名牝が多いという話をしましたが、最近でもグランアレグリアやアーモンドアイも勝っています。その2頭の勝ち方も強烈で、それぞれ4馬身をつけての楽勝でしたが、ウオッカはそれよりもさらに強烈で、、、。2着に付けた着差は7馬身でした。後ろから行くイメージの強いウオッカですがこのレースでは4,5番手と先行して直線に向き、直線では残り300m位まで持ったまま。そのあと軽く促されると瞬く間に後続を引き離し、鞭を入れずに7馬身差のゴールでした。それでいて上がりは33.4とメンバー最速という事で、、、。真剣に追っていたらどれだけ引き離したかという強烈なレースでした。調教だったとしても軽めの調教の部類に入るような直線の追い方でしたのでこの舞台、この条件がピッタリなのはもちろんですが底知れぬ能力を見せつけられたレースでした。今年は1強というよりは混戦模様なのでこのような着差はつかないかもしれませんが、とにかく強烈、鮮烈なれーすでした。そんなウオッカのレースをご覧ください。

思い出の京王杯スプリングカップ

京王杯スプリングカップは安田記念の前哨戦として東京1400mで行われており昔はここで勝か好走して安田記念も制する馬が多かったように思うレースでした。そんな京王杯スプリングカップですが、思い出のレースは、、、。

1999年第44回京王杯スプリングカップ。勝ち馬はグラスワンダー

グラスワンダーは有馬記念連覇や宝塚記念、朝日杯を制している名馬ですが、種牡馬としてもスクリーンヒーロー、ゴールドアクターを出しさらにスクリーンヒーローからモーリスが出て父系を繋いでおり、現在の競馬シーンでも重要な役割を担っている存在です。そんなグラスワンダーが勝ったのがこの京王杯スプリングカップですが、東京競馬場では3歳時(旧馬齢)にアイビーステークスと京成杯3歳ステークスを圧勝しているのですが、4歳以降古馬になってからの東京競馬場でのレースは他の競馬場のレースよりもパフォーマンスが少し落ちるのではないかと思っていました。というのもこのレースも余裕をもって買っているように見えますが、2着エアジハードには3/4馬身差の勝利でした。そして続く安田記念ではそのエアジハードにきっちりとハナ差さされて負けてしまっています。エアジハードにとって東京1600mは一番パフォーマンスを発揮できる舞台だったのは確かですが、それにしてもこの京王杯SCと続く安田記念のグラスワンダーのレースぶりは他の競馬場とパフォーマンスが違うと思うようなレースだったと思います。それでもここを勝って安田記念もハナ差の2着ですので強いという事は間違いないのですが、本当に強いグラスワンダーではなかったように思います。そういう意味でも思い出に残っているレースとなっています。そんな辛勝のレースをご覧ください。

今年もそれぞれ良いレースを期待したいです。



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