たてログ競馬:思い出の重賞2023.5.18~オークス、平安ステークス

思い出の名馬、レース

今週はいよいよ牝馬クラシックのオークス来週はダービへと続いていきますが、思い出の重賞はオークスと平安ステークスを紹介します。

思い出のオークス

オークスは説明不要のG1で過去にも名馬中の名馬も勝利しています。距離が2400mという事でこの時期の牝馬にとっては過酷なレースでもあります。そんなオークスですが思い出のレースは、、、。

2007年第67回オークス。勝ち馬はローブデコルテ

この年の牝馬クラシック戦線は超強力な2頭が中心でした。1頭目は阪神JFを勝ったウオッカもう1頭はそのウオッカと常に接戦を演じていて桜花賞ではウオッカを退けて勝利したダイワスカーレットの2頭です。この2頭の後の活躍は言うまでもありませんが、桜花賞が終った時点でオークスもこの2頭のどちらかが勝だろうと思われていました。しかし状況が変わります。まず桜花賞でダイワスカーレットの後塵を拝したウオッカでしたが果敢にもダービー挑戦を表明します(結果は皆さんもご存知の通りダービー馬となります)そうなるとオークスは桜花賞を勝利したダイワスカーレット1強という事になりましたが、、、。なんとそのダイワスカーレットがレース3日前に熱発で出走を断念する事になりました。そうなると混戦必至の状況になり迎えたのがこのオークスでした。1番人気はオークストライアルのフローラステークスを後方から鋭い末脚で勝利したベッラレイア。ナリタトップロード産駒という事も含めて人気になった気がします。2番人気は桜花賞路線ではなく忘れな草賞を勝利した武豊騎手騎乗のザレマ。桜花賞の1,2着馬がいなかったこともあり別路線組で勝利した馬たちが上位人気となっていました。そんな中ローブデコルテは桜花賞4着からの出走で5番人気。コジーン産駒という事で距離もどうかと言われていたと思います。レースはスマートストリームが逃げる展開でしたが後ろから行くと思われていたベッラレイアは先行して6番手位の位置どりでレースを進めます。ローブデコルテはその後ろ7,8番手でレースを進めます。直線に向くと先にベッラレイアが手応え良く抜け出してきます。ローブデコルテは外に持ち出そうとしますが少しごちゃついたので更に外に出して追い出します。追い出しとしてはベッラレイアよりも少し遅く、結果的にはそれが良かったのかもしれません。ローブデコルテはかなり外にいましたがその外から3着になったラブカーナがかなり良い伸び脚でローブデコルテと一緒に伸びてきていました。その後は先に抜け出したベッラレイアにローブデコルテとラブカーナが詰め寄り、ローブデコルテがハナ差差し切った所がゴールでした。2着はベッラレイアでそこから3/4差でラブカーナが入り決着しています。ローブデコルテの鞍上は福永騎手でしたがこの勝利でオークスを3勝目しかもこの4年で3勝という事で「新オークス男」とも言われました。このオークスで思った事は距離適性の不思議です。ローブデコルテはこの勝利以降勝つことなく引退しますが、馬券になったのは1400m戦での3着が2回という事で明らかに短距離志向に距離適性が向いていました。そんなローブデコルテが2400mのオークスを勝つわけですから不思議です。オークスやダービーの時にはいつも話題になるのが距離適性です。特にオークスの場合は桜花賞から一気に800mも距離が延びるので、桜花賞を勝ってもオークスでさっぱりの馬もいます。もちおん桜花賞で惨敗してもオークスで巻き返す馬もいまし、桜花賞もオークスも好走する馬もいますので距離適性を判断するのは本当に難しいものです。ただ長年競馬をやっていて思うのはこの時期の3歳馬であればある程度は距離適性外でも好走できるという事です。そういう経験則があり、距離が持つのではと自信をもって勝ったソダシが負けてしまうなどいまだに難しいのですが、、、。(苦笑)

ここで紹介したオークスが終った時はベッラレイアが後ろから行っていたら、、。とか福永騎手の好騎乗だったと思ったりもしましたが、ローブデコルテにとっては一撃必殺のレースだったと思います。

今年のオークスは絶対的な本命馬がいますがその馬でさえも距離適性云々と話題になっています。だから競馬は難しいですし面白いのですが、、、。

距離適性外でも勝利したローブデコルテのレースをご覧ください。

思い出の平安ステークス

平安ステークスは京都競馬場のダート重賞ですが、古くは冬の京都開催でフェブラリーステークスのステップレースとなっていました。今年は3年振りに京都開催に戻る平安ステークスですが、思い出のレースは、、、。

2005年第12回平安ステークス。勝ち馬はヒシアトラス

ヒシアトラスはティンバーカントリー産駒でダート重賞を3勝して活躍した馬でしたがその初重賞制覇がこの平安ステークスでした。4番人気でしたが道中7,8番手から直線では2着以下を3馬身1/2ちぎっての圧勝。強いの一言でした。ヒシアトラスはこのレースでの強さが印象的だったのですが、次走のフェブラリーステークスでは鞍上だった福永騎手が勝ったメイショウボーラーに騎乗していました。ヒシアトラスは前哨戦のこのレースを圧勝していましたが距離が1600mと短くなるフェブラリーステークスでは6番人気の評価でしたが蛯名騎手を背に3着と健闘して、私も3連複を取って喜んだことを思い出します。その後の重賞2勝も1800mのマーチステークスと1700mのエルムステークスでしたのでやはり適距離は1800mだったのだと思います。それでもフェブラリーステークスで3着に踏ん張ってくれましたので馬券を取ったという事も含めて思い出に残る馬であります。そんなヒシアトラスが圧勝したレースをご覧いただきたいところですが動画はないのですいません。ご了承ください。

今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。


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