たてログ競馬:思い出の重賞2023.9.7~セントウルステークス、京成杯オータムハンデ、紫苑ステークス

思い出の名馬、レース

いよいよ秋競馬開幕となります。土日で3重賞ありますがそれぞれ思い出のレースを紹介します。

思い出のセントウルステークス

秋競馬開幕週の恒例短距離重賞。サマースプリントシリーズの最終戦にしてスプリンターズステークスのステップレースとしてお馴染みのレースです。そんなセントウルステークスですが、思い出のレースは、、、。

2016年第30回セントウルステークス。勝ち馬はビッグアーサー

ビッグアーサーはサクラバクシンオー産駒の快速馬で高松宮記念を勝って種牡馬としても活躍中の名馬です。そんなビッグアーサーが初G1制覇だった高松宮記念後の秋への始動に使ったのがこのレースでした。

レースは最内枠から好スタートを決めて先手を奪い直線に向いても足色は全く衰えず激しく追うところなく1馬身差の圧勝でした。2着にはいつもは逃げるネロが5番手からレースを進めて最後に伸びて2着になり、3番手から抜け出しを図ったラヴァーズポイントが3着となっています。着差は1馬身でしたがビッグアーサーの強さは際立っており、いつもだったらスタートダッシュで軽々と先頭に立てるネロを抑えて逃げられる絶対スピードの高さも含めて前哨戦としては最高のレースになったと思います。このレースを見て次戦のスプリンターズステークスも確勝と思った人も多かったと思いますし、私もその一人でしたが、、、、。そのスプリンターズステークスでは、、、、。誰もが思い出すある意味伝説のどん詰まりを見ることになります、、、。そんなことも含めてビッグアーサーの強さが際立ったこのレースも思い出します。

思い出の京成杯オータムハンデ

京成杯オータムハンデ、、、。我々世代には長らく京王杯オータムハンデとして定着していましたが、当時は中山開催なのに京王杯?、秋の京成杯3歳ステークスが東京開催なのに京成杯?状態だったのを正したのが1998年からで、、、。あれ?そんなに前からもう今のレース名になっていたとは、、、。改めて時の流れの速さに驚いていますが、、、。そんな京成杯オータムハンデですが、思い出のレースは、、、。

2021年第66回京成杯オータムハンデ。勝ち馬はカテドラル

一昨年のレースなのですが、このレースは勝ったカテドラル、2着のコントラチェックと私も会員のキャロットクラブの馬のワンツーだったことと、勝ったカテドラルも紐では買っていましたが本命にはできませんでしたし、2着のコントラチェックはもっと買えないよな~。と当時かなり思いました。が、いま改めてパッっと結果を見てコントラチェックの馬柱を調べてみると、、、。コントラチェックは中山だけで重賞を3勝しているのですがそのどれもが逃げてか2番手からで中山でも揉まれずにレースができれば好走する可能性は高かったと推測はできます。ただ、このレースの前のレースで逃げられずでしたし、このレースでも逃げられる保証はなかったので人気も12番人気と低評価になり、、、。勝ったカテドラルの買い要素も前走の中京記念の2着で復調気配なのかという事ぐらいで中山実績もさっぱりでしたので、、、。ただ、カテドラルのその後の走りを見るとここでも狙えなくはないですし、逆にコントラチェックを本命にする要素はなかったわけではないので本命にして馬連なりを買えば仕留められなくはないと改めて思ったりもします。もちろんその時に思わなければいけないのですが、、、、。中山芝1600mは適正なども問われるレースで荒れる要素満載という事で毎年馬券検討に悩む条件でもあります。そんな条件で勝ち切っているカテドラルと波乱を演出したコントラチェックの逃げをご覧ください。

思い出の紫苑ステークス

紫苑ステークスが今年からG2に格上げという事で、、、。オープン特別の頃から知っているものとしては隔世の感がありますが、ここ数年は秋華賞馬にも直結していますし益々目の離せないレースになっています。そんな紫苑ステークスですが、思い出のレースは、、、。

2021年第6回紫苑ステークス。勝ち馬はファインルージュ

ファインルージュはキズナ産駒で桜花賞3着、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着とG1級の能力がありながらG1制覇ならずでしたが重賞はこの紫苑ステークスとフェアリーステークスと勝っている名馬です。そんなファインルージュがオークス大敗後に出てきたのがこのレースでした。レースは前目6番手から軽々と抜け出して中段と後方から追い込んできたスルーセブンシーズとミスフィガロ以下を1馬身3/4抑えての完勝。ここでもG1級の能力をまざまざと見せつけました。私はというと、、、。オークスでの大敗が気になり、2000mでも長いのでは?と疑っていて、、、。本命にできず、、、、。このレースも改めて見返すと、、、。2着はスルーセブンシーズ、、、。今や宝塚記念でイクイノックスに迫り、凱旋門賞にも挑戦する馬、、、。その他の相手関係を見ても1点で仕留められるレースだなと、、、。出馬表を見返しても1番人気馬が過剰人気だったことも分かりますし、これこそ競馬あるあるなのですが、、、。ただ、このレースでのファインルージュの強さは疑いようがなく、次走秋華賞でも惜しい2着でしたのでG1級の能力があったことは間違いありませんし、早くして引退しているので力を使い果たしていない状況を考えても繁殖牝馬としての期待も高まります。そんなファインルージュが完勝したレースをご覧ください。

今週末はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。



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