たてログ競馬：思い出の重賞2024.4.11～皐月賞、アーリントンカップ、アンタレスステークス

思い出のレースの紹介の前にここ数週間で落馬による痛ましい事故続いて悲報が知らされています。昔のことになりますが、競馬を見始めてすぐの頃にも同様の事故がありそれも思い出しました。改めて危険なスポーツという事を再認識させられますし、そのうえで日々楽しませてもらっているという事を心にとめていきたいと思います。本当に残念でなりませんし、今後は事故が無くなることを祈るとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

今週末は牡馬クラシック第1弾皐月賞です。久しぶりに力のある牝馬が参戦ですし、2歳G1やトライアルの上位組もかなり出走してきますので楽しみなレースとなりそうです。そんな週末３重賞の思い出のレースを紹介します。

思い出の皐月賞
思い出のアーリントンカップ
思い出のアンタレスステークス

思い出の皐月賞

牡馬クラシック第1弾皐月賞ですが、今年紹介する思い出のレースは、、、。

2009年第69回皐月賞。勝ち馬はアンライバルド

アンライバルドは３戦目でダービーを制したフサイチコンコルドの半弟にしてデビュー当時から注目されていた馬でした。皐月賞を勝つまではトライアルのスプリングステークスも勝利しており４戦３勝で皐月賞を迎えています。それでも評価は３番人気でしたが圧巻のレースぶり。個人的には皐月賞の勝ち方の中でも５指、、いや３指に入るインパクトがある勝ち方でした。そのインパクトとは４コーナー手前から馬なりで上がっていき、直線入り口からの加速度がそれこそ他の馬が止まって見える程の加速で一気に突き抜けるというレースぶりだったからです。コース適正もあったのかもしれませんが、あまりに軽やかに加速していって突き抜けましたのでダービーも決まりと思わせてくれる勝ち方でもありました。ところが、、、。この勝利の後ダービーは当然の如く１番人気でしたが超が付くぐらいの不良馬場の中勝ったのは皐月賞で１番人気だったロジユニヴァース。２着は皐月賞で２番人気だったリーチザクラウンでアンライバルドは１２着に惨敗。その後も勝利を収めることなく引退しています。皐月賞までの強さとそれ以後の不振があまりに対照的ですし、私の大好きだったフサイチコンコルドの半弟という事もあり皐月賞の季節になると思い出す馬でもあります。そんなアンライバルドが圧倒的な強さを見せたレースをご覧ください。

思い出のアーリントンカップ

アーリントンカップはNHKマイルカップの前哨戦として定着してきていますが、勝ち馬の中には後にダービーや古馬G1を勝利する馬も数多く出しているレースでもあります。そんなアーリントンカップの紹介するレースは、、、。

2016年第25回アーリントンカップ。勝ち馬はレインボーライン

レインボーラインはステイゴールド産駒で重賞はこのレースも含めて３勝。しかもこのレースの他のでは春の天皇賞と阪神大賞典に勝利しているステイヤーでした。そんなステイヤーのレインボーラインが３歳時に勝利したレースがこのレースでした。レインボーラインは私にとっても縁のある馬です。何故かというとレインボーラインの新馬戦に我が愛馬が出走してしかも勝利したからです。２着がレインボーラインでした。そんな縁もありその後も注目して観ていましたが、このレースでは６着までがハナ、ハナ、クビ、アタマ、クビという大接戦をものにして重賞初制覇を収めています。恐らくですが距離適性としては短い位の距離でのレースでしたがステイゴールド産駒らしい勝負根性を発揮してゴール版手前でハナ差の勝利をもぎ取っています。そんな大接戦をものにしたレースをご覧ください。

思い出のアンタレスステークス

アンタレスステークスは４月のダート重賞としてその昔は京都で開催されていましたが、2012年からは阪神開催となり定着しています。そんなアンタレスステークスですが、思い出のレースは、、、。

2016年第16回アンタレスステークス。勝ち馬はアウォーディー

勝ち馬アウォーディーは牝馬ながらに秋の天皇賞を制したヘヴンリーロマンスを持ち父はジャングルポケットという良血で、血統背景からもデビューから一貫して芝のレースを使われていましたが、1600万下(現在で言う３勝クラス)にいる２７戦目で初めてダートのレースに使うと７番人気の評価を覆しての勝利。そこから快進撃が始まり続くシリウスステークスで重賞初制覇、さらに地方交流の名古屋大賞典も勝利して出走してきたのがこのレースでした。シリウスステークスに勝った時も馬柱で血統を確認したときこの血統でダート？と思いました。それでも重賞２連勝で出てきたこのレースでしたので評価は１番人気。中段からレースを進めて直線では先行して先に抜け出していた２番人気のアスカノロマンをきっちりと差し切ってのゴールでした。まさに横綱相撲というレースぶりでした。この馬の活躍を思うと血統は奥が深くてわからないと思わされました。そんなアウォーディーの強いレースぶりをご覧ください。