たてログ競馬:思い出の重賞2024.11.19~ジャパンカップ、京阪杯、京都2歳ステークス

思い出の名馬、レース

今週の思い出の重賞はジャパンカップも含めた3重賞を紹介します。

思い出のジャパンカップ

ジャパンカップは説明不要の日本における芝の最高峰のG1の一つ。国際招待レースでもありますが、近年は日本馬の独壇場が続いています。ですが、今年は海外から超が付く大物3頭が出走予定で盛り上がりが一段と増しています。そんなジャパンカップですが思い出のレースは、、、。

1996年第16回ジャパンカップ。勝ち馬はシングスピール

シングスピールは海外の馬としてジャパンカップに来日。それまでにも海外G1を勝っていましたがカナディアン国際の一つのみ。このレースの前に出走したブリーダーズカップターフ2着からジャパンカップに出走してきていました。このジャパンカップではデットーリ騎手騎乗で見事に勝つわけですが、人気は4番人気でした。1番人気はというとその年の凱旋門賞を勝利したエリシオ。2番人気は4歳(旧馬齢)にして秋の天皇賞を制覇したバブルガムフェローで3番人気はキングジョージや愛チャンピオンステークスを勝っているペンタイアという中での4番人気でした。日本勢も2番人気のバブルガムフェローを筆頭にオークス馬ダンスパートナーや初代NHKマイルカップ覇者タイキフォーチュン、秋華賞の勝ち馬ファビラスラフインと超豪華メンバーでのレースとなりました。レースは重賞常連馬カネツクロスが逃げてエリシオとファビラスラフインが続く展開でシングスピールは先行勢を見る6番手位でレースを進めました。直線に入ってカネツクロスがいっぱいになったところにファビラスラフインとシングスピール、エリシオなどが襲い掛かり最後はファビラスラフインとシングスピールの壮絶な叩きあいの末シングスピールがハナ差で勝利という結果でした。勝ったシングスピールも強かったのですが、当時4歳(旧馬齢)牝馬のファビラスラフインがシングスピール相手にハナ差まで迫った事も驚きでした。シングスピールはその後ドバイワールドカップも勝ち、芝とダートの両方のG1を制して種牡馬としても日本でローエングリンやアサクサデンエンを輩出。ローエングリンからはロゴタイプが種牡馬として血を繋いでいます。このレースでもう一つ驚いたのがバブルガムフェローの惨敗でした。バブルはこのレース以外では生涯で3着以下になったことがない超堅実派のG1馬でもありました。そのバブルが13着に大敗したという事で、原因は距離だというのがもっぱらでしたが、騎乗した岡部騎手をして「このレースだけ何故か全く走らなかった。距離云々ではなく、、。」的な発言をしていました。秋華賞でも本命にして、このレースでも本命にしたファビラスラフインが2着に頑張って馬券もとれたのとバブルの惨敗も含めて印象に残るレースでもありました。そんなシングスピールとファビラスラフインの叩き合いをご覧ください。

思い出の京阪杯

京阪杯というと昔は中距離重賞でしたが、ここ数年で1200mの重賞として定着してきた気がします。そんな京阪杯ですが、思い出のレースは、、、。

2023年第68回京阪杯。勝ち馬はトウシンマカオ

トウシンマカオは現役バリバリでスプリングステークスでも2着に入った現役屈指のスプリンターですが、このレースも2連覇だったのですが外枠に入った時点で自信の本命にしてしっかりと的中となったレースとしてしっかりと思い出になっています。このレース位まではトウシンマカオは内枠と左回りは不得意で右回りの外枠なら迷わず買いという感じで予想すれば馬券が取れる馬という印象があり、このレースでも強さを見せて今年のスプリングステークスでは敗れたルガルに2馬身差という決定的な差をつけての圧勝となりG1制覇も夢ではないと思わせるレース振りでした。トウシンマカオを好きなもう一つの理由は血統で、サクラユタカオーから続く日本のスピード血統を受け継いでいるという事もあり応援していました。このレースの勝利後は本格化していき、秋はセントウルステークスを豪快に差し切っての勝利で苦手だと思われていたの左回りを克服。続くスプリングステークスでは不得意と言われていた内枠になりましたが僅か差の2着と惜しくもG1制覇とはなりませんでしたが、条件が揃えばいつでもG1が勝てる馬になったことは間違いありません。実際このレースでも後のG1馬を完封していますので悲願のG1制覇を達成してほしいものです。そんなトウシンマカオの完勝のレースをご覧ください。

思い出の京都2歳ステークス

京都2歳ステークスは2歳重賞の中でもクラシックには直結しないレースのイメージがありましたが、、、。紹介するレースは、、、。

2023年第10回京都2歳ステークス。勝ち馬はシンエンペラー

シンエンペラーは現役バリバリで先日も海外遠征で愛チャンピオンステークス3着となり凱旋門賞は残念な結果となりましたが今週のジャパンカップでの走りも注目の馬です。このレースでもモレイラマジックが炸裂して直線苦しい位置から馬郡を縫うように伸びてきての辛勝でした。それでも凱旋門賞馬ソットサスの全弟という事で来年のクラシックを意識させる勝ち方だったと思います。実際に皐月賞5着。日本ダービーでは3着となりましたので、京都2歳ステークスの勝ち馬としては例年にない活躍だったと思います。施行時期を考えてもこの時期の2歳馬の2000mの重賞ですので、今後はもっと重要な位置づけになっていくかもしれないという事を思わせてくれた勝利でもあったと思います。そんなモレイラマジックでの勝利をご覧ください。

ジャパンカップは勿論ですがどのレースも好レースを期待しています。


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