水とタンパク質で筋肉量を効果的に増やす方法
トレーニング方法と鍛える部位によって効率的に筋肉量をふやす方法を紹介しましたが、
ここではもう一つ説明してきます。
それは、
水と高タンパク質の食品の摂取によって効率的に筋肉量を増やす方法です。
筋肉量を効果的に増やす別の方法はこちらをご覧ください↓
かんたんトレーニング「有酸素運動の腹筋」でスリムで健康な体を手に入れよう!!⑥~トレーニング方法で効果的に筋肉量を増やす方法~
かんたんトレーニング「有酸素運動の腹筋」でスリムで健康な体を手に入れよう!!⑧~プロテインで効果的に筋肉量を増やす方法~
筋肉量を増やすのに水がなぜ必要か?
まず、人間の体の60%~70%は水分でできています。
食べ物をまったく摂らずに水を飲んでいるだけで1週間や2週間生き延びる事もできます。
人間が生きていくうえで1番大切なものといっても過言ではありません。
その水ですが、筋肉にとっても重要な物質になります。
なぜかと言うと、筋肉の65%が水分だと言われているからです。
これは人間の体全体の水分の割合とほぼ同じになります。
そう考えれば筋肉にとっても水が大切という事はわかると思います。
そのことからも、筋肉量が増せばそれだけ水分も必要になりますし、筋肉を鍛えるには水分摂取重要だという事も自ずとわかってきます。
次に、
水には栄養を効率よく吸収するためには必要不可欠なものだからです。
体の水分が不足すると、血液が粘性を帯び、いわゆるドロドロ血の状態になっていきます。そうすると、せっかく食事やなどで摂取した栄養素もうまく体全体に回らなくなります。
そうなると摂取した栄養素は効率よく使われなくなってしまうのです。
もう一つ、
水分を摂ることで腎臓への負担を減らせます。
次の所でも話しますが、筋肉を効率よく増やすには高タンパクな食事やプロテインの摂取などが有効です。その日常的に摂取する高タンパクな食事やプロテインなどにも十分な水が必要です。なぜなら、高タンパクな食事やプロテインを摂取することで生み出される老廃物を排出する働きを腎臓は持っていますが、水分が不足するとその腎臓に負担をかけてしまうからです。
ご存知の通り腎臓は尿を作り出す器官でもあります。
老廃物や余分な水分、塩分などを尿として排泄することで、体の中の水分量やイオンバランスなどを適正に保ったりして、体内を常に最適な環境にする機能があります。
筋肉を鍛えればそれだけ水分が必要ですし、高タンパクな食事を摂っても老廃物を排出するために水分が不足する事を補わなければ体内を常に最適な環境に保てなくなってしまうわけです。
もちろんですが、水の摂りすぎには注意してください。
運動もしていないのに水だけを取りすぎることは体内の塩分濃度やイオンバランスを崩してしまう恐れもありますので危険です。
ですが、筋トレ中に水分をしっかりとれば筋肉への水分補給や「腎臓」の働きも助ける事になりますので、筋肉量を増やす事にも大切な要素の1つになるわけです。
筋肉量を増やすのに高タンパク質な食品の摂取がなぜ必要か?
筋肉量を増やすのに高タンパク質な食品の摂取がなぜ必要なのかを説明する前に、まず3大栄養素について触れたいと思います。
3大栄養素について
三大栄養素とは炭水化物、脂質、タンパク質です。
それぞれ簡単に説明していきます。
炭水化物
・ 体内で消化されて糖質になります。基礎代謝や体を動かすためのエネルギー源として最も重要な栄養素です。
・ 糖質 1gでエネルギーは4kcal です。
・ 不足するとイライラしたり集中力が低下します。
・ 代表的な食品:ごはん、パン、麺類など
脂質
・ エネルギー源であるだけでなく、細胞膜を作ったり脂溶性ビタミンを運搬したりと様々な役割を担っています。
・脂質 1gで エネルギーは9kcalです 。
・ 過剰に摂取すると肥満や高脂血症の原因になり、不足すると疲れやすくなったり皮膚がカサカサになったりします。
・ 代表的な食品:油、バター、マーガリン、ベーコンなど
タンパク質
・ 体内で分解されてアミノ酸になります。アミノ酸は、筋肉、骨、血液や、酵素、ホルモンなど「体」を作る材料やエネルギー源となります。
・ アミノ酸 1gは エネルギー4kcalです。
・ 不足すると貧血や免疫力の低下などが起こります。
・ 代表的な食品:肉、魚介、卵、大豆、乳製品など
この3つを見ていくとあることに気が付きませんか?
それぞれが人間が生きていくうえで非常に大切な栄養素という事です。
ただ、今の世の中のイメージはどうでしょうか?とくに、ダイエットやトレーニングをするうえでは、炭水化物、脂質は悪者のように言われていないでしょうか?
特に同じ1gのエネルギーは脂質が9kcalで炭水化物、タンパク質が4kcalですから、単純に考えても脂質を摂りすぎると太るという事はわかります。
もちろん、摂りすぎは絶対によくありません。
ですが、同時に人間が普通に生活していくうえでは必要な栄養素だという事もわかると思います。ですのでバランスよく摂取する事が大切です。
話しが脱線しましたので戻します。
3大栄養素のうち筋肉に関わる栄養素はタンパク質だという事もわかります。
タンパク質は筋肉を作る材料になっています。
ですので、筋トレをしつつ、タンパク質を効果的に摂取すれば筋肉量の増加に役立つわけです。
さらに、代表的な食品:肉、魚介、卵、大豆、乳製品の中でもより高タンパクな食材を摂取すれば効果はさらに上がります。
そこで、高タンパク質な食材を紹介します。
高タンパク質な食材
高タンパク質な食材(100g中の含有量)(文部科学省 食品成分データベース参照)
・肉類
生ハム(24.0g)、鶏ささみ(23.0g)、ローストビーフ(21.7g)、牛もも肉(21.2g)、豚ロース(19.3g)、鶏砂肝(18.3g)、ロースハム(16.5g)、ウインナー(13.2g)
・魚介類
イワシ丸干し(32.8g)、いくら(32.6g)、焼きたらこ(28.3g)、するめ(69.2g)、かにかまぼこ(12.1g)、魚肉ソーセージ(11.5g)などがあります。
・卵類
卵黄(16.5g)、ピータン(13.7g)、ゆで卵(12.9g)、ウズラ卵生(12.6g)、生卵(12.3g)、ポーチドエッグ(12.3g)、卵白(11.3g)、ウズラ卵水煮缶(11.0g)です。
・大豆製品
きな粉(35.5g)、油揚げ(18.6g)、納豆(16.5g)、がんもどき(15.3g)、厚揚げ(10.7g)、こしあん(9.8g)、豆腐(6.6g)、豆乳(3.6g)となっています。
・乳製品
パルメザンチーズ(44.0g)、脱脂粉乳(34.0g)、プロセスチーズ(22.7g)、カマンベールチーズ(19.1g)、クリームチーズ(8.2g)、植物性生クリーム(6.8g)、ヨーグルト(4.3g)、牛乳(3.3g)です。
上記の高タンパク食品を上手に活用すれば、
筋肉量を増加させる効果がより上がります。
しかも、できれば低カロリー(低脂肪)な食材にしたいですね。
高カロリー(高脂肪)なものを選んでしまうと、筋肉量が増したとしても余分な脂質なども摂取してしまい、結果的に体重が増えてしまうという事にもなりかねません。
低カロリー高タンパクな食品としてまず思い浮かぶのは、
いわゆる赤身と呼ばれる部位で、タンパク質を効果的に吸収するミネラルも多く含みますのでおすすめです。
牛肉ではランプ・もも、豚肉はもも・ひれ等の部位に多く含まれます。赤身ではありませんが、鶏肉では皮を取り除いたむね肉は高タンパク低カロリー(低脂肪)の代表的な食材です。お魚ではマグロ・カツオ・ブリ・イワシなどの回遊魚が赤身の魚として分類されます。
ただし、100g中の含有量になるため、一度に100g摂取するのが難しい食品もあります。
また、同じタンパク質でも乳製品に含まれるタンパク質、大豆製品に含まれるタンパク質ではそれぞれ働きが違ったりしますので、バランスよく摂取することがおすすめです。
まとめ
ここまで説明した来たように、
基礎代謝を上げるために筋肉量を効果的に増やすには、
水と高タンパクな食品の摂取が有効です。
ただし、水分の摂りすぎには注意して、タンパク質を摂る際には1種類をひたすら摂るのではなく、いくつかの食品を組み合わせて摂るとより効果的です。
ただ、高たんぱくな食材をバランスよく摂取すると言われても、バランスよく摂取するのは難しいですよね?
そんな方にはプロテインもおすすめです。
次の基礎代謝を上げるために筋肉量を効果的に増やす方法は?③ではそのプロテインについて説明します。
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