思い出の重賞2021.12.8①~阪神ジュベナイルフィリーズ、中日新聞杯、カペラステークス~ニシノフラワー、トゥザグローリー、シルクフォーチュン:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

今週の思い出の重賞ですが、週末に香港国際競争があります。国際G1が4レースあるのですがそちらの思い出のレースも書きたいと思いますので今週は2回に分けて書きます。先ずは日本の重賞から。

阪神ジュベナイルフィリーズ

元々は阪神3歳ステークス(旧馬齢)として牡馬、牝馬混合レースでした。
レース体形の拡充と3歳馬の牡馬と牝馬のチャンピオンを決めるレースをそれぞれ作るという事で1991年からは牡馬は朝日杯3歳ステークス、牝馬は阪神3歳牝馬ステークスとしてそれぞれ12月に行われるよいになり、現在までに数多の名馬を送り出しています。
そんなレースですが、思い出のレースは、、、。

1991年第43回阪神3歳牝馬ステークス。勝ち馬はニシノフラワー

3歳の牝馬限定レースとなって1回目のレースの勝ち馬です。西山牧場の生産馬ですが、海外から繁殖牝馬を買ってきた時に受胎していたので当時は持ち込み馬の扱いでマル外にはならず、クラシックへの出走も可能な馬でした。
デビュー戦はダートで圧勝。札幌3歳ステークス(当時は芝1200m)も圧勝してデイリー杯3歳ステークスも圧勝。それぞれ0.6以上の差をつけており1番人気に押されます。
レースは1コーナーまでは8番手でしたがそこから3番てまで押し上げて、直線ではサンエイサンキュウ、シンコウラブリーらの追撃を凌いで1着でゴール。そのほかの出走馬もディスコホールやコガネテスコなど粒ぞろいのメンバーの中で勝ちきったレースでした。ニシノフラワーは次の年には桜花賞と暮れのスプリンターズステークスも勝利してG1を3勝した名牝です。
スプリンターズステークスでは牡馬相手に勝っているわけですからマイル以下の距離では相当な能力だったと思います。繁殖に上がってからは1600万下のクラスまでの子供は出しましたが、重賞を勝子供を出せなかったのは残念ではあります。しかし、当時牡馬相手でも引けを取らないレースができた数少ない名牝の1頭です。

中日新聞杯

中日新聞杯は今では暮れの中京開催の重賞として定着していますが、その昔は春の開催と暮れの開催と開催時期が変わっていたこともありますし距離も最初はダート開催でその後芝1800mの時期が続き、現在の芝2000mになっています。さらに内国産馬種牡馬奨励施策の一環で1981年から2007年までは内国産限定の重賞でもありました。現在では外国産馬、地方馬、外国馬も出走可能なレースです。そんな中日新聞杯ですが、思い出のレースは、、、。

2010年第46回中日新聞杯。勝ち馬はトゥザグローリー

トゥザグローリーは名牝トゥザビクトリーの子供という事でデビュー前から注目を浴びていました。私はキャロットクラブで1口馬主をやっており、このトゥザグローリーも出資検討には入っていましたが諸々の理由で応募はできませんでした。ただ、デビューから気にしていた馬でした。良血馬の通り、デビュー2連勝でダービートライアルの青葉賞に出走。2番人気で2着になりダービーにも出走します。しかし、ダービーでは7着。その後はオープン特別は勝ったものの重賞やG1ではワンパンチ足りない状況での出走でした。レースはコスモファントムが逃げる展開で、トゥザグローリースタートは五分に出て道中は中段やや後ろの位置取り最内を全く動かず3コーナー手前から手応え良く上がっていき、4コーナーではすでに3番手。そこから直線では逃げたコスモファントムを楽々ととらえて1馬身1/2を付けてのゴール。まさに良血開花を思わせる完勝でした。

その後も重賞4勝と一線級の活躍をしますがG1ではもう少しで有馬記念では2年連続3着などの成績を残しましたが、G1制覇は叶わず引退となりました。
種牡馬としては当初はあまりぱっとしませんでしたが、今年の春に産駒のカラテが連勝で重賞を勝利して話題になり、今後の種牡馬としての活躍にも期待したいです。

カペラステークス

暮れの中山のダート短距離重賞として定着してきていますが、歴史は浅くその昔は1月開催のダート重賞だったガーネットステークスからを汲むレースです。

そんなカペラステークスですが、思い出のレースは、、、。

2012年第5回カペラステークス。勝ち馬はシルクフォーチュン

このレースはシルクフォーチュンの勝ち方も鮮やかだったのですが、2着3着になった馬も後方の位置取りの馬が来ていたので印象に残っています。
ダート重賞というと、先行馬が粘って粘っての粘り勝負のようなレースが多いですが、2012年のカペラステークスは違っていました。逃げ先行馬が総崩れで1着から3着までが後方グループにいた馬で決着したレースでした。
追い込み馬が1,2頭差し込んできて、先行馬が1頭、2頭粘るレースは多いかもしれませんが、1着~3着の馬が全て後方からの馬で決まるダートのレースはそんなにないと思います。そんなレースだったので印象に残っています。直線の入り口とゴール前で各馬の位置がガラリと変わるレースをご覧ください。

過去のカペラステークスを集めたレース映像です。シルクフォーチュンが勝ったレースは3:53秒位から始まります。

今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。

さらに、今週は香港国際競争もありますので、その思い出のレースも書きます。



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