思い出の重賞2022.2.8~京都記念(ワコーチカコ)、共同通信杯(エルコンドルパサー)、クイーンカップ(ダイワエルシエーロ):たてログ競馬

思い出の名馬、レース

今週は土日で3重賞あります。しかも古馬伝統の重賞、3歳馬のクラッシックへの登竜門ということで楽しみです。そんな3重賞の思い出のレースを紹介します。

京都記念

伝統の重賞で過去には目黒記念とならんで春と秋の年2回行われていました。

古馬の有力どころが集まるレースで、過去の勝ち馬にはG1馬も多数名を連ねている伝統のレースです。

そんな京都記念ですが、思い出のレースは、、、。

1995第88回京都記念。勝ち馬はワコーチカコ

ワコーチカコはリヴリア産駒の牝馬です。3歳時(旧馬齢)にはエリカ賞も後のジャパンカップ場マーベラスクラウンを2着に退けての勝利。クラシックも期待された馬でしたが、その後骨折でクラシックはオークスのみ出走でベガの9着と敗れています。でがそその後本格化、この京都記念勝利までに重賞勝ち3勝をしており、京都記念も含めて重賞4勝すべてが古馬混合レースでの勝利というまさに男勝りな牝馬でした。

この京都記念も強い競馬で3番手からあのナイスネイチャを1馬身1/4つけて勝ってて、そのほかの出走馬も豪華で、天皇賞馬ライスシャワーやオークス馬チョウカイキャロル、阪神大賞典などを買っているムッシュシェクルもいた実力場揃いのレースでの勝利でした。結果的にはこのレースが現役最後のレースとなり重賞4勝という立派な成績で引退しています。当時は牡馬相手に引けを取らない勝負ができる数少ない牝馬の1頭でしたので非常に印象に残っています。

共同通信杯

共同通信杯は冬の東京1800mで行われる春のクラシックを占う重要なレースです。過去の勝ち馬にはG1馬が枚挙にいとまがないぐらいのレースです。そんな共同通信杯ですが、思い出のレースは、、、。

1998年第32回共同通信杯。勝ち馬はエルコンドルパサー

エルコンドルパサーはこのブログでも何度も登場しているので説明不要かと思いますが、このレースがなぜ印象に残ったのかというと、この年は今年のように寒い年で関東でも雪が良く降った年でした。エルコンドルパサーの新馬戦勝ち後の500万下のレース時もダート競馬だったのですが競馬場には雪が残っている状況でのレースでした。そのレースで2着に1.5秒をつける大差勝ちをしてダートで2戦とも圧勝とかなり話題になっていました。そんなダートで圧勝したマル外馬が次に選んだレースがこの共同通信杯でした。もちろん芝1800mで行われるはずでしたが、、、、。前日からの雪で、、、。な、なんとダートに変更して行われることに、、、。今でこそダート変更ということはほとんど行われていませんが、当時は雪の日などに全レースダートに変更して開催してしまうというケースがあったと思います。今では開催自体を延期する事が普通になったのですが時代といえば時代ですが、今考えるとびっくりするような条件変更でのレースとなりました。レース自体はダートで圧勝してきたエルコンドルパサーにはこのレースで勝つことはそんなに難しいことではなく、2馬身差の完勝でレースを終えています。このレースがなぜ思い出とかというと、エルコンドルパサーが芝でどれだけ強いかを見られるレースだと思っていましたので、このレースがダート1600mに変わってしまったのでその判断が持ち越されることになったためです。同世代のマル外では朝日杯をレコードで勝ったグラスワンダーがいて、グラスワンダーの評価が圧倒的だったのですが、エルコンドルパサーの新馬からの2連勝が圧勝でもう1頭怪物が現れたというような感じになっており、この共同通信杯の芝でのレースでどのぐらい強いのかを判断することがファンの関心でもありました。結局この後のニュージーランドT4歳ステークスを初芝レースでも2着に0.3差をつけて勝利して芝でも強いことを示しました。ただ、このNZTも重馬場でのレースだったので「軽い芝ではどうか?」と言っている人もいましたが、、、。この時点でも怪物の片鱗を見せつけるレースだったということです。エルコンドルパサーの全レース動画がありましたのでそちらを埋め込んでいますが、共同通信杯は1分42秒ぐらいのところから始まります。新馬戦、500万下の圧勝も含めてご覧ください。

クイーンカップ

クイーンカップも冬の東京開催の名物レースで、過去の勝ち馬にはG1馬が多数います。イメージとしては桜花賞よりもオークスに関連が深いレースと感じています。今回紹介する馬もここを勝って桜花賞に挑みましたが、桜花賞は負けてしまい、オークスでは勝利しています。そのレースは、、、。

2004年第39回クイーンカップ。勝ち馬はダイワエルシエーロ

ダイワエルシエーロは桜花賞2着のロンドンブリッジの子供でデビュー前から話題になっていました。新馬戦勝利後、紅梅Sに出走しますが2着。そのあとに格上挑戦でしたがこのレースに挑みました。それでも1番人気での出走で。レースは後方11番手から1頭だけ上がり34秒台の34.9の末脚を使って2着に1馬身1/4をつけて豪快に差し切ったレースでした。このレース自体も強いレースだったのですが、ダイワエルシエーロはこのレースのあとオークスを含めて重賞を3勝するのですが、後の3勝は逃げるか又は4コーナーでは先頭での勝利となっており、後方から差し切っての重賞勝利はこのレースが唯一となっています。このレース含めて桜花賞までとオークス後のレースぶりが全く変わってしまった馬なので今となってはこのレースの末脚での勝利が非常に印象に残っています。

レース映像がないのが残念ですがご了承ください。

今週末も寒くなりそうですが、どんな3重賞ともレースになるか楽しみです。



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