息子の高校野球が終って思った事、感じた事②~高校進学までの半年間の過ごし方と高校野球生活を送る上で大事な事~計画的に甲子園に出場させる事は可能か?

中学野球

2回目は進路が決まってから高校進学までの半年間の過ごし方と進学して高校野球生活を送る上で感じた事や大事だと思った事を書いていきます。

高校進学が決まってから実際に入学するまでの約半年間をどう過ごすのか

中学3年の夏には他県の高校野球強豪校への進学が決まりました。学童から一緒のチームの親友と共に同じ高校への進学となります。中学野球もリーグや地区によっては3年生の夏以降から高校進学までの間は大会もなく、メインのチームも新チームに移行するために3年生はチームの練習を手伝いつつ自主練がメインになってしまうチームが多くあります。実際に息子のチームもそのような状況で3年生の夏以降は高校で野球をする事が決っている選手達は自主練をしながらチームの手伝いをする状態でした。ただ、この状況が高校入学までの半年続くというのが一つの問題となります。中学3年生で高校までの半年の間に試合や大会もほぼ無いのにモチベーションを持たせたまま自主練をさせるという事は非常に難しいですし、なかなかできる事ではありません。ただ、この間の半年をどう過ごすかが高校進学後にすぐに動ける体になっているのか、なかなかついていけない状況になるのかという事が決ってしまうと言っても過言ではありません。
息子の場合はどうしたかと言うと、選択肢は3つありました。

①所属チームでの自主練と練習の手伝い
②所属チームと同じ地区のチームのコーチが集めた期間限定チームで活動する
③関東育成会に参加する

①は先にも説明した通り所属チームの練習日にグラウンドに行き、練習の手伝いをしつつ自主練をする事になります。

②は偶然の縁なのですが、海外遠征で同行した他チームのコーチの方が遠征先での息子の様子や大会での様子を見てくれており声をかけてくれました。そのコーチの方は息子と同じように同じ地区の各チームで目に留まった選手も含めてそのコーチが所属している選手たちを中心に半年間限定のチームを立ち上げて活動するという事でした。

③は私が話を聞いた時には3季目だったと思いますが、比較的新しい組織で、関東の中学3年生で高校で硬式野球をやる選手たちを集めて半年間限定で活動をする組織です。主に基礎と体幹トレーニングが中心ですが試合もあり、元プロ野球選手もコーチとして選手たちを見てくれます。

関東育成会の情報は下記から

https://www.facebook.com/kantoikuseikai/
https://www.instagram.com/kantoikuseikai/

一緒に進学する子ともう一人同じチームで関東の高校に進学する子の3人で行動する事になっていたのですが、息子は②を選び、2人は③を選びました。この時だけは一緒に進学する子と別々に行動する事になりました。

もちろん所属チームには事前に所属チームの活動とは別で動きますという事を伝えて了承をもらって活動する事になりました。(ここは非常に大事なところです。あくまでチームに所属しているので所属チームとは別で行動する場合は必ず所属チームに相談、了承を得てから行動してください)

その半年間の活動を考えると、
②、③共に非常に良い活動ができたと思います。(③に関しては体験会には参加しましたし、その後参加した保護者からも色々と話を聞きました)

②と③の何が良かったかと言うと3つあります。

1.他チームの選手達と交流ができる。
2.高校でも野球をやる事が前提なのでモチベーションを保った選手達と練習、試合ができる。
3.活動の間も運動量も落ちませんし試合もあるので試合勘も保てます。

1は他チームの選手達も色々な都道府県の強豪校へ進学する子達なのでその子達と交流ができ、この時の活動で繋がりができて高校でも情報交換ができるようになったようです。

2は所属チームだと受験のために勉強をしていてその息抜きにチームの練習に参加する選手がいたり、チームの規律も緩くなる部分がどうしてもできてしまうので、自主練と言ってもなかなか身にならない自主練になってしまう事が心配されますが、期間限定のチームや期間限定の活動では高校野球をしっかりやるために活動するわけですからそういった心配がなくなります。

3は高校で進学後にいきなりしっかりと体を動かすという事がなくなるので、練習についていけなくなるという事が少なくなると思います。

しかも、コロナウイルスが日本で蔓延する少し前でしたので、活動の制約もかからず約半年間フルで活動できたのは非常に良い体験でした。

現在では関東育成会もかなり知られるようになっていて、参加者も増えているようですし、各クラブチームも3年生が高校に進学するまでの半年間をどうケアするのかまでを考えて活動する事が増えてきていると思いますが、中学硬式野球のクラブチームに入って高校でも野球を続けるのであれば中学3年生の夏以降の活動の仕方も考えながらチーム選びをするのも一つの方法です。(その時になるまで実感のない話ですが、頭の片隅には入れておいても損はありません)

勿論ここで紹介している事が全て正しいとか、これがじゃなきゃダメだと言っているわけではありませんし、所属チームで3年生の夏以降の半年間もしっかりと面倒を見てくれるのであればそれが一番いい状況ではあります。
ですので所属するチームの事情や各ご家庭の考え方、最後は選手の意思が大事だと思います。

高校に進学してからの約2年半で大事な事は何か

中学を卒業していよいよ高校へ進学しました。
保護者として一番違う所は
保護者の関わり方が全く変わったという事です。
中学までは送り迎えや試合への車だし、審判やグラウンド周りの整備等非常に関わりが深かったですが、高校野球ではそうではありません。あくまで外から応援して見守る立場になります。しかも県外の高校へ進学しての寮生活となれば練習試合や公式戦の観戦以外で関わる事はほとんどなくなります。
しかも入学してからすぐにコロナの影響で緊急事態宣言が発令され、しばらく練習も含めて試合も行われない状況となりました。
ようやく練習試合を見に行けるようになったのは1年時の冬前でした。たまたま比較的関東に近いの場所での遠征があったのでタイミングが良くて応援に行くことができました。

そんなわけで保護者としてできる事は「応援」と「見守る事」になります。

そして選手にとってもっも大事な事は何かと言うと、

●不用意な怪我をしない事

これにつきます。というか、これだけしかないかもしれません。

試合中だったり練習中の避けられない怪我はもちろん仕方がない事ですが、不用意な怪我だけは絶対にしない事です。

息子の進学した高校の選手達を見ても、怪我をしてしまった選手たちはどうしても完治するまでの間の差が中々埋まらない状況になっていました。

勿論避けられない怪我であったとしても怪我をしないに越したことはありません。高校生活は3年あるのですが、高校野球生活は実質2年半もありません。1年で入学して慣れるまでに1,2ヶ月かかるとして、3年生で試合が終わるのが遅くても8月です。そうだとすると実質2年強しかないわけです。その短い2年強の間に怪我で1,2ヶ月もしくはそれより長い期間練習ができないと考えるとやはり怪我をする事がいかに大変かという事です。

勿論怪我をしてしまってもその後の頑張りで取り戻すことは可能なのですが、しないに越したことはないという事です。

選手たちに関してはそれ以外の事はほぼありません。何故かと言うと高校の硬式野球部で野球をやるという事は甲子園を目指して部活動をしているわけで、強豪校ならその意識は尚更強いはずです。ですので、自分たちで考えて自主練もするでしょうし、体のケアもするはずです。ましてや保護者はほとんど関われない状況ですのでそこの部分については選手に任せるしかありません。ただ、怪我に注意する事は可能ですし、保護者も含めて常に心に留めておくことが必要だと思います。





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