今週は土日で歴史ある3重賞です。それぞれの思い出のレースを紹介します。
思い出の京都記念
京都記念はJRAの重賞レースの中でも古く昔は春、秋と開催されていた伝統のG2です。数々の名馬が走ったレースですが思い出のレースは、、。
1994年第84回京都記念。勝ち馬はビワハヤヒデ
ビワハヤヒデはG13勝で故障発生で5着に敗れたラストレースの天皇賞(秋)以外では生涯で連対を外さなっかった名馬中の名馬です。弟はご存じの3冠馬ナリタブライアンです。そんなビワハヤヒデが前年の菊花賞で悲願のG1制覇を成し遂げた後の復帰レースがこの京都記念でした。G2レースで独走や強い勝ち方をした馬はG1馬だったりG1級の能力がある事を証明していると思います。昨年このレースを勝ったドウデュースもそれにあたると思いますが、このビワハヤヒデの勝ち方もまさに能力を証明するようなレース振りでした。レース自体は説明不要で逃げたルーブルアクトの2番手から直線は他馬を離す一方。しかもほぼ持ったままで7馬身差の圧勝でした。前年の菊花賞5馬身の勝利が伊達ではない事を証明したレースとなりました。この後は阪神大賞典、天皇賞、宝塚記念、オールカマーと連勝して挑んだ天皇賞(秋)で屈腱炎を発症して無念の引退となりました。4歳時のビワハヤヒデは兎に角強さが際立っていました。1つ下の弟ナリタブライアンの強さとはまた違った強さだっただけに直接対決をしたらどちらが強かったのかは今考えても面白いですし実現しなかったのは本当に残念だったと今でも思います。そんなビワハヤヒデの圧倒的な力をご覧ください。
思い出の共同通信杯
共同通信杯は東京芝1800mで行われる伝統のG3で後のクラシックホースが多く誕生しているレースとしても有名なレースです。以前はダービーに直結すると言われていましたが、近年はなぜかここを買って皐月賞を制する馬が多く誕生しています。そんな共同通信杯ですが、思い出のレースは、、、。
ジャングルポケットは最強世代と言われている世代のダービー馬にしてジャパンカップを勝ち種牡馬としても活躍、さらにはお笑い芸人のトリオ名にもなっている名馬です。ジャングルポケットといえば東京競馬場というイメージもあると思いますが、このレースでもその東京巧者を遺憾なく発揮して勝利しています。道中は5番手で進み4コーナーでは2番手まで上がって直線では余裕の手応えで200m付近まで持ったまま。鞍上が左右を確認する余裕もありそのあと追い出されて瞬時に加速。上り最速を叩き出してムチを使わずあっさりと2馬身差の圧勝となっています。続く皐月賞はこの勝ち方でも2番人気でした。というのもその前のラジオたんぱ杯でジャングルポケットを負かした馬がいました。アグネスタキオンです。結局皐月賞では後塵を拝し3着。アグネスタキオンが引退したダービーで世代の頂点に立っています。その後もジャパンカップを勝ち東京巧者として名を馳せました。この時期の東京1800mをムチを使わず楽勝するような馬はG1級の能力がある事というのを証明した馬でもありました。そんな圧勝をご覧ください。
思い出のクイーンカップ
クイーンカップは冬の牝馬重賞として定着していますが、このレースも後のG1馬が数多く勝利しています。それでも何故か桜花賞とは相性が良くなく、後のオークス馬やマイルカップを勝つ馬が多く誕生しています。そんなクイーンカップですが思い出のレースは、、、。
2011年第46回クイーンカップ。勝ち馬はホエールキャプチャ
ホエールキャプチャは桜花賞2着で後にビクトリアマイルを勝ち牡馬相手でもG12着や重賞を勝っている名牝ですがこのレースでもその強さを発揮します。着差は3/4馬身でしたが6番手からの先行抜け出しでの横綱相撲での勝利。着差以上に強さを感じさせるレースでした。その後はビクトリアマイルを勝ち牡馬相手の重賞も勝利する名馬となっています。そんなホエールキャプチャの横綱相撲なレースをご覧ください。
今年もそれぞれ熱戦を期待しています。
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