思い出の重賞2021.9.22~神戸新聞杯、オールカマー:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

今週の思い出の重賞レースは神戸新聞杯とオールカマーです。

秋競馬の中でも重要な2重賞ですが、思い出のレース、名馬としてこの2重賞に勝利した馬を紹介したいと思います。

その馬は、ビワハヤヒデです。

ウマ娘のビワハヤヒデはコチラ↓

ビワハヤヒデ

神戸新聞杯

その昔、菊花賞トライアルというと、京都新聞杯、セントライト記念そして神戸新聞杯でした。

菊花賞が11月から10月開催になったことで、京都新聞杯が春のダービーへの最終ステップレースになったことで菊花賞トライアルは神戸新聞杯とセントライト記念になっています。

この神戸新聞杯は私が見始めた頃は阪神芝2000mでおこなわれていました。

その時代に圧倒的な強さを見せつけたのが私の大好きな馬でもあるビワハヤヒデが勝った1993年第41回神戸新聞杯です。

ビワハヤヒデについては説明不要の名馬かもしれませんが、1993年のクラシックをダービー馬ウイニングチケット、皐月賞馬ナリタタイシンと賑わせた3強の一角にして後の菊花賞馬、年度代表馬でもあり、3冠馬ナリタブライアンの1つ上の兄でもあります。競争成績も素晴らしく、16戦10勝2着5回(G13勝)。唯一連対を外したのはレース中の故障のため5着だった天皇賞秋(結果的に引退レースになってしまった)のみと無類の安定感と強さを見せた名馬です。この安定感はスタート後2番手、3番手につけられるスピードと直線での末脚もしっかりしていたためでしたが、3歳時(旧馬齢)から4歳春までは最後が少し足りずに2着になるレースも多くあり、朝日杯、皐月賞、ダービーとG1を3戦連続で2着になってしまうなど勝ちきれないレースが続いていました。

そんな悔しい春でしたが、夏を越し秋競馬の初戦がこの神戸新聞杯でした。

陣営は春の雪辱を期して夏は放牧には出さずに、厩舎において調整するという方法をとりました。

調教も坂路で徹底的に追い込んで鍛え上げるやり方での秋初戦でした。

レースの相手は強力な逃げ馬ネーハイシーザー(後にビワハヤヒデが故障で唯一連対を外した天皇賞での勝ち馬)1頭というメンバー構成。

展開は予想通りネーハイシーザーが逃げてビワハヤヒデはその後ろ。直線でネーハイシーザーに並びかけ軽く仕掛けて1馬身1/2を付けてゴール。全く危なげないレースぶりでした。

ネーハイシーザーとの着差は1馬身1/2でしたが、3着キングファラオにはさらに8馬身、4着、5着、6着、7着にもそれぞれさらに6、7、3馬身、大差という圧倒的なレースでした。2000mのレースだった事を考えても上位2頭の能力が抜けていることがわかると思います。

このレースを危なげなく勝利したことで菊花賞は1番人気で挑み、5馬身差の圧勝で悲願のG1制覇。続く有馬記念ではトウカイテイオーの奇跡の激走の2着になったものの年度代表馬となり3強の中でも1歩抜け出る存在になりました。

レース映像は次のオールカマーの紹介の後にビワハヤヒデの全レースの映像がありますのでそこでご覧ください。

続いてオールカマーです。

オールカマー

オールカマーは秋の古馬G1へ向けての復帰戦としての位置づけのレースで過去にはオグリキャップ(意外と思う人もいるかもしれません)、サクラローレル、メイショウドトウ、バランスオブゲーム、マツリダゴッホ、アーネストリー、ゴールドアクター、レイデオロなどの名馬やイクノディクタス、メジロドーベル、ショウナンパンドラ、ルージュバックなど牡馬顔負けの強さをみせる名牝やツインターボのような個性的な逃げ馬が勝つという印象的なレースが多い重賞でもあります。

ビワハヤヒデが勝った1994年第40回産経賞オールカマーですが、前年の3強の一角であるダービー馬ウイニングチケットが武豊騎手を背に参戦してきており、一騎討のレースと言っても過言ではないメンバーでおこなわれました。

レース展開はロイスアンドロイスが逃げる展開でビワハヤヒデは2番手を追走。その後ろをウイニングチケットが付けてビワハヤヒデを徹底的にマークしています。4コーナーではビワハヤヒデがロイスアンドロイスを交して先頭に立ち、ウイニングチケットもビワハヤヒデをマークしたまま上がっていき直線をむかえます。

直線ではビワハヤヒデが楽な手ごたえで先頭に立ち、ウイニングチケットは必死に追いますが2着まで。2頭の明暗が分かれる直線になりました。

着差以上の圧勝に見え、この年は4戦4勝と圧倒的な強さで次走の天皇賞への期待とさらに兄弟対決へ向けても夢を膨らませる1戦となりました。

その後は先にも書いた通り3冠馬となったナリタブライアンとの夢の兄弟対決は実現せずに引退。種牡馬としても産駒に恵まれなかったですが、私にとっても非常に印象に残っている名馬の1頭です。

今年の神戸新聞杯はダービー馬が出生予定でオールカマーは牝馬の強力なG1馬や国際G1を勝った馬も出生予定です。どんなレースになるか楽しみです。

ビワハヤヒデの全レース映像です。神戸新聞杯は28:07ぐらいから。オールカマーは51:39ぐらいから始まります。ご覧ください



伝説の大川慶次郎予想情報
→無料1点公開←



日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」

Amazonのおすすめのスポーツグッズはこちらから


コメント

タイトルとURLをコピーしました