思い出の重賞2022.03.30~大阪杯(トウカイテイオー)、ダービー卿チェレンジトロフィー(フサイチエアデール)

思い出の名馬、レース

今週はG1大阪杯とダービー卿CTがあります。思い出のレースをそれぞれ紹介します。

大阪杯

古くはG2サンケイ大阪杯として数々の名馬が勝ってきたレースでしたが、2017年からG1に昇格して春の中距離戦線を盛り上げるレースとなっています。そんな歴史ある大阪杯ですが思い出のレースは、、、。

1992年第36回サンケイ大阪杯。勝ち馬はトウカイテイオー

トウカイテイオーはこの思い出の重賞でも出てきていますし、今や説明不要の伝説の名馬です。このレースは前年のダービーを圧勝後に骨折してしまい菊花賞を棒に振っての復帰戦でした。レースとしては大楽勝だったわけですが、メンバーが手薄だったかというとそうではありません。同じ年のクラシック候補で菊花賞でも2着になったイブキマイカグラ、前年の有馬記念でメジロマックイーンを破り波乱を演出したダイユウサク、鉄の女イクノディクタス、芦毛の実力馬ホワイトストーンなど骨っぽいメンバーが出走してきており決して楽ではないレースだったと思います。このメンバーをして大楽勝でしたので骨折明けの心配を吹き飛ばしました。鞍上もこれまでの安田隆行騎手からテイオーの父ルドルフの鞍上だった岡部幸雄騎手に乗り替わってのレースでもありましたが、その岡部騎手をして馬なりのままの大楽勝でも「地の果てまで走りそう」と言わしめました。この勝利で次走の天皇賞(春)での当時現役最強馬メジロマックイーンとの対決にも俄然注目が集まることになりました。天皇賞での結果は皆さんもご存知の通りですが、天皇賞のレース前の盛り上がりは以上ともいえる程だったと未だに記憶しています。そんな盛り上がりを作ったレースをご覧ください。とにかく強いですし走っている姿が華麗でかっこよすぎます。

ダービー卿チャレンジトロフィー

古くは1200m戦でしたが1996年から1600mになって現在に至っています。春の中山1600m戦としておなじみのレースですが、牝馬が意外と勝っていないレースでもあります。そんなダービー卿ですが、思い出のレースは、、、。

2000年第32回ダービー卿チャレンジトロフィー。勝ち馬はフサイチエアデール

フサイチエアデールは重賞4勝でG1でも2着2回の名牝にして母としてもG1馬フサイチリシャ―ルを出している名馬でもあります。そんなフサイチエアデールがこのレースを勝つわけですが、このレースは牝馬があまり勝たないレースでもあります。1600mになってから26回行われていますがそのうち牝馬が勝ったのは3頭。このフサイチエアデールと昨年のテルツェットと6年前のマジックタイムです。最近でこそ牝馬が牡馬混合の重賞を勝つことは珍しくなくなってきましたが、当時は牡馬混合の重賞で牝馬が勝つことは珍しい時代でもありましたので尚更印象に残っています。レースはサンデーサイレンス産駒らしい切れ味を見せて2着のシンコウエドワード、3着のタイキエルドラドをクビ差、クビ差しのいでの勝利でした。その後マジックタイムが勝つまで15年間牝馬が勝っていなかったわけですから貴重な勝利だったといってもいいかもしれません。映像が残っていないので残念ですがフサイチエアデールは間違いなく強い牝馬でした。

今年はそれぞれどんなレースになるか楽しみです。



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