学童(少年)野球初心者、初級者のための素振りの話~野球の自主練には素振りが最適①~

学童野球

学童野球、中学野球で自主練時には「素振りは絶対にした方が良い」とよく言われます。保護者の方々も良く聞く話だと思います。ご自身が野球経験者であれば「素振り」の自主練は当然と思っていらっしゃるでしょうが、野球をやったことのない保護者の方々はどう思っているのでしょうか。私もきちんと野球をやったことはありませんでしたが、「素振り」の自主練は当然するものだと思っていました。何故かというと、プロ野球の有名選手達のバッティングの話では必ずと言っていいほど通常練習とは別に「素振り」をおこなっていたと聞きます。プロになっても行う練習なのですから必要なのは間違いないと思っていましたので、息子が学童で野球を始めてからも上手くなりたい、打ちたいなら自主練で「素振り」をやった方が良いと話しました。ただ、何故「素振り」が必要なのか、本当に素振りが必要なのかという事をしっかりと考えた事もなく子供に伝えていましたので、学童(小学生)に進んで「素振り」をやらせるのは難しい事だったかもしれません。そこで、まず素振りは必要か、そして素振りにはどんな効果があるのかを考えてみました。

そもそも自主練は必要か?

素振りの話をするその前に、そもそも自主練は必要か?という所から話したいと思います。
小学生や中学生が自主的に練習をやるようになる事は余程の事がない限り難しい事だと思います。余程の事というのは、その時点ですでに習っているスポーツに相当魅力を感じていたり、上手くなって手ごたえを感じ始めていたりしない限りは自主的に練習をするようになる事はあまりないと思います。ぞれは何故か、

1.毎日の自主練はめんどくさい
2.通常の練習も辛いのに、家に帰ってまで練習するのはいやだ
3.家では勉強や他に遊びたいこともあるので時間がない
4.そもそも自主練をやる目的や意味を理解していないので練習する意味を見出せない

だいたいこの4つぐらいが当てはまるのではないでしょうか。
ただし、小学生でも中学生でも野球に限らず自分が好きなものや上手にできる事に関して色々と自主的にやったりしているのではないでしょうか。野球も多分に漏れずそうです。息子も高校野球まで野球をやっていましたが、小学校の高学年位からは言われなくても自主練をやるようになっていました。
プロ野球選手はもちろん、高校位まで野球をしっかりとやっていた選手の中で自主練をやらずにきた選手はいないと思いますし、通常の練習だけでは足りない部分を補う意味でも自主練は必要なのだと思います。

学童(少年野球)でも毎日練習があるチームはほとんどありません。週末と祝日に練習するチームが圧倒的です。限られた中で練習や試合をしますので、バッティングや守備練習など1つの事だけに時間をかけるのにも限界があります。そんな状況を補うためにも自主練は必要なのだと思います。
勿論、自主練が必要ないと思われているご家庭であれば自主練は必要ないと思います。
しかし、ご家庭でお子さんが試合で打てるようになって欲しいと思っていたり、また選手本人が打てるようになりたいと思っているの出れば自主練をやっていただく事をおすすめします。

そうなると大事なのはその自主練を自主的にやるようになる程そのスポーツをより上手くなりたいと思い、読んで字のごとく自主的に練習をするようになるまで導けるかどうかが大切なのだと思います。

お子さんに「何で自主練が必用なのか?」と問いかけられた時にしっかりとした答えを説明できるようにしておくことも大切です。

何故自主練は必要なのか?→→→通常の練習だけでは足りない部分を補うため

その自主練ですが、野球自主練の中で最もポピュラーなのが「素振り」ではないでしょうか。
なぜポピューラーかと言うと、バット1本と少しのスペースがあればどこでも可能です。家の中でも外でも周りに注意を払はなければなりませんが何処でもおこなえます。
そんな手軽にできる自主練「素振り」ですが、選手のレベルに合わせて目的ややり方が違ってくる練習でもあります。

レベルに合わせて目的をきちんと説明してあげれば自分のお子さんや選手たちもその目的、目標に向かって「素振り」をして、その目標がクリアできればさらに次のステップへレベルアップしていくという事になるわけです。

学童野球での野球初心者のための「素振り」


学童野球で野球を始めたばかりの選手がまず一番楽しいと思えることはヒットを打つことではないでしょうか。投手が投げるボールに対してバットを振ってボールに当ててその結果がヒットになる。これがまず1番の楽しみになると思います。
いきなりヒットを打てる選手もいるかもしれませんが、最初はバットがボールになかなか当たらなかったり、自分では打てたと思っても打球が全然飛ばなかったりすると思います。そんな初心者、初級者がする「素振り」の目的は何かというと、、、、。
力強くバットを振れるようになる事、自分の思っている所にしっかりと振れるようになる事」です。

小学生にとって野球のバットは軽くはありませんし短くもありません。特に低学年や3,4年生だと尚更ですし、5,6年生でも初心者の選手はしっかりと振る事が出来ないのが普通です。そんなバットを最初から思い通りに振る事ができる選手はほとんどいないと思います。それは何故かと言うと、打とうとしているボールに対してバットを振るわけですが、自分が当たると思っている所に振っているつもりでもバットの重さや長さに負けて自分が思っている所に振る事が出来ないのでボールに当たらなかったり、当たったとしてもヒットにならなかったりするわけです(学童野球では当たり損ねでもヒットなる事も多々ありますが、、。)。

もう1つはピッチャーが投げるボールに打ち負けてしまうという事です。力強くバットを振る事が出来ないという事はピッチャーの投げたボールに力負けしてしまいます。そうなるとたとえバットがボールに当たったとしても遠くへ飛ばす事はできませんし、鋭い打球を打つこともできません。その結果は先程の場合と同じでそもそもバットに当たらなかったり、当たったとしてもヒットになる確率は極端に低くなってしまいます。

そんな初心者、初級者の選手にはまず、
バットをしっかりと力強く振れるようになる」事が目標となます。
その先の目的地は「ピッチャーが投げるボールを打ち返してヒットを打つ」事となるわけです。

学童(少年野球)の初心者、初級者の「素振り」の意味

「バットをしっかりと力強く振れるようになる」→「ピーチャーが投げるボールを打ち返してヒットを打つ」

次はバットをしっかりと力強く振れるようになったあとの素振りの目的を書きたいと思います。

下記はバッティング関連で参考になるサイトと練習道具を紹介しています。
参考にご覧ください。

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