思い出の重賞2022.2.22~中山記念、阪急杯:たてログ競馬

思い出の名馬、レース

今週末はサウジアラビアでサウジカップはありますが日本は2重賞。中山記念と阪急杯があります。どちらも伝統のある重賞です。

中山記念

私が競馬を始めたころから2月の中距離重賞として存在感を示しておりそれは現在にも至ります。更に前は春、秋の年2回開催で距離も3200mだったり4000mだったりした事もあったようです。

そんな伝統の中山記念ですが、思い出の中山記念は、、、。

1993年第67回中山記念。勝ち馬はムービースター

ムービースターというとディクタス産駒の重賞を4勝した名馬ですが、何と言ってもトウカイテイオーが1番人気で出走した天皇賞秋でのレッツゴーターキンの2着になったレースは今も語り草になっています。その時点でも重賞を3勝していたのですが、この中山記念は最後の重賞勝利となったレースです。

天皇賞2着後マイルチャンピオンシップ、有馬記念、AJCCと結果が出ず出走したのがこの中山記念です(それしにても当時のローテーションは凄まじいですね)レースは1番人気エルカーサリバー、2番人気ヤマニンゼファー、3番人気シスタートウショウを直線だけでまとめて1馬身4/1差を付けて差し切った豪快なレースで、上りも1頭だけ34.5と34秒台を叩き出しての勝利でした。あの時代に上がり34秒台は中々見る事の出来ない数字ですし、ムービースター自身のハマった時の爆発力を示したレースとなりました。父ディクタスというとサッカーボーイやイクノディクタスが有名ですが、牡馬の直系後はサッカーボーイ以降中々難しい状況ですが母系ではドリームジャーニーやステイゴールドがおり、ステイゴールドからオルフェーブルへと受け継がれまだまだ影響を発揮している血でもあります。ムービースターの子の勝利は旧馬齢で8歳時での勝利ですのでディクタスの血が母系に入ってのステイゴールド産駒のように数をこなしても使いべりせず、力も衰えず逆に使う事によって力を付けて行くところなどは良くあらわれているのではないでしょうか。レース映像がないのが残念です。どこかで見つけたら改めてアップします。

阪急杯

その昔は1800mでおこなわれていた重賞でしたが高松宮杯が高松宮記念となり短距離路線の拡充で1200mとなりましたが、現在は1400mでおこなわれています。そんな阪急杯ですが、思い出の阪急杯は、、、。

1999年第43回阪急杯。勝ち馬はキョウエイマーチ

キョウエイマーチと言えば、、、。昨年来母系の血統として話題になっています。昨年のBCディスタフを勝ったマルシュロレーヌの母の母になります。キョウエイマーチ自体の血統も一流で父は未だに欧州最強馬という人も多いダンシングブレーヴで母系は日本古来から脈々と受け継がれている母系という事でデビュー時から持ち前のスピード能力を発揮して桜花賞を制覇。桜花賞では後にG15勝するメジロドーベルを退けての勝利でした。その年の秋華賞、マイルチャンピオンシップでも2着になり強さを見せていましたがその後8戦は勝利から遠ざかっていました。早熟馬ではないかとも思われていましたが、このレースの前にマイラーズカップに出走、そこで久しぶりの連対を果たして復調の気配を見せつつのレースでした。レースはサウンドワールドが逃げるところを2番手で追走して直線では1番人気ゴールドティアラの追撃を1馬身差振り切っての勝利。ローズステークス以来1年半ぶりの勝利となりました。その後はダート重賞でも活躍しつつ京都金杯でも勝利して早熟馬ではなかった事を完全に証明してその後数戦して引退。母親としては重賞馬は出していませんがオープン馬を輩出、4頭と少ない産駒の中からマルシュロレーヌへ続く血を残しています。



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